最終更新日:2016年7月13日(パッケージ4.7.1)
SalesforceからZendeskへの一方向の継続的な同期を設定できます。Salesforceの取引先責任者/リードおよび取引先を、それぞれZendeskのユーザーおよび組織と同期させることができます。Zendeskと同期させる取引先責任者/リードおよび取引先を絞り込むことができます。
Zendesk for Salesforce機能の詳細については、「Zendesk for Salesforceの機能の選択」を参照してください。
同期機能の制限について
- ユーザーの同期機能はSalesforceの個人取引先をサポートしていないため、個人取引先はすべてZendeskではユーザーではなく組織として扱われます。組織の同期機能はSalesforceの親取引先をサポートしていないため、取引先はすべてZendeskでは組織として扱われます。
同期処理を準備する(Professionalエディションのみ)
Professionalエディションを使用している場合は、同期処理を開始する前に、この手順を完了しておく必要があります。
- 次のZendeskパッケージのフィールドを、すべてSalesforceの取引先の管理者のページレイアウトに追加します。
- createdUpdatedFlag
- Domain_Mapping
- Last Sync Date
- Last Sync Status
- Notes
- Tags
- Zendesk_oldTags
- Zendesk_OutofSync
- Zendesk_Organization
- Zendesk_Organization_Id
- Zendesk_Result
- 次のZendeskパッケージのフィールドを、すべてSalesforceの取引先責任者の管理者のページレイアウトに追加します。
- isCreatedUpdatedFlag
- Notes
- Tags
- Zendesk_oldTags
- Zendesk_OutofSync
- Zendesk_Result
- Zendesk_User_Id
- 次のZendeskパッケージのフィールドを、すべてSalesforceのリードの管理者のページレイアウトに追加します。
- isCreatedUpdatedFlag
- Notes
- Organization
- Tags
- Zendesk_oldTags
- Zendesk_OutofSync
- Zendesk_Result
- Zendesk_User_Id
同期の設定を始める前にこれらのフィールドをレイアウトに追加しなかった場合、設定ページの「Objects and field permissions」というセクションに、これらのフィールドすべてがアクセス許可のないフィールドとしてリストアップされます。このアクセス許可の問題を解決するには、フィールドをレイアウトに追加する必要があります。
(オプション)ログ収集レベルを設定する
ログを収集するかどうか、また収集するタイミングを指定できます。ログは、Integration Logsというパッケージに含まれるカスタムオブジェクトに保存されます。
- Salesforceで、Zendesk for Salesforceアプリの「Zendesk」タブをクリックします。
- 「Logging level」セクションを見つけます。
- 「Logging level」ドロップダウンからオプションを選択します。
- 「None」を選択するとログは作成されません。
- 「Error」を選択するとエラーの発生時にのみログが作成されます。
- 「Debug」を選択すると常にログが作成されます。
- 「Weeks to retain logs」のオプションを選択します。
- 「Save Logging Level」をクリックします。
Zendeskの組織およびユーザーとの継続的な同期を設定する
継続的な同期を設定することで、Salesforceで取引先が作成または更新されるとすぐにZendeskで組織が自動的に作成または更新されるようにできます。同様に、Salesforceで取引先責任者またはリードが作成または更新されるとすぐにZendeskでユーザーが自動的に作成または更新されるようにすることもできます。
データの同期はSalesforceからZendeskへの一方向のみであり、Zendesk側で加えた変更はSalesforceには反映されません。
同期を有効にして設定するには、「User and Organization Sync Settings」ページでいくつかの設定を更新する必要があります。
まず「User and Organization Sync Settings」ページを開き、一般設定を確認します。
- Salesforceで、Zendesk for Salesforceアプリの「Zendesk」タブをクリックします。
- 「User and Organization Sync Settings」セクションで、「Go to Mappings」をクリックします。「Sync Settings」ページが開きます。
- 「Sync Pairing」ドロップダウンメニューを使用して、「Accounts - Organizations」を選択します(選択していない場合)。
- 「General Options」セクションで、「Enable Updates」ドロップダウンメニューを使用して「Yes」を選択します(選択していない場合)。
次に、同期フィルターを設定し、使用するレコードタイプとフィールド値を選択する必要があります。
同期フィルターを更新するには
- 「Sync Settings」ページで、「Filters」セクションを見つけます。
- 「Filter by Picklist Field」ドロップダウンメニューを使用して、同期をフィルタリングするさいの基準となるフィルターを選択します。メニューの下に、選択可能なフィールド値を含むピックリストが表示されます。
- (Salesforce Enterpriseエディションのみ)ピックリストを使用して左側のウィンドウでフィールドをクリックし、矢印を使用して右側のウィンドウに移動することによって、同期するレコードタイプを選択します。このオプションは、レコードタイプを使用している場合のみ表示されます。
- 右端の矢印を使用して、レコードタイプの順序を変更します。右のウィンドウの先頭にあるレコードタイプが、一括同期中にZendeskから作成された新規取引先のデフォルトのレコードタイプになります。
- 「保存」をクリックします。
次に、Zendeskのフィールドを、設定するSalesforceの項目にマッピングする必要があります。
ZendeskのフィールドをSalesforceの項目にマッピングするには
- 「Sync Settings」ページで、「Tag Mapping」セクションを見つけます。
- (オプション)「Zendesk Domain Names」ドロップダウンメニューを使用して、「Domain Names」フィールドにマッピングするSalesforceの項目を選択し、「Notes」ドロップダウンメニューを使用してZendeskの組織プロフィールの「Notes」フィールドを選択します。
- 「Zendesk Tags」ピックリストを使用してタグとして使用するSalesforceの項目を選択します。それには、左側のウィンドウでフィールドをクリックし、矢印を使用して右側のウィンドウに移動します。
フィールドをドメイン名にマッピングすると、Zendeskの組織に対するユーザーマッピングが有効になります。ユーザーマッピングでは、Zendeskにユーザーが作成されたときに、メールドメインに基づいてそのユーザーを自動的に組織に追加します。ユーザーマッピングを有効にする場合は、まず、組織のメールドメインを含むフィールドをアカウント上に設定する必要があります(ドメインが複数ある場合はスペースで区切る)。
- 「保存」をクリックします。
最後に、カスタムフィールドのマッピングを設定し、必要に応じて選択リストの値を割り当てます。
カスタムフィールドのマッピングを設定し、選択リストの値を割り当てるには
- 「Sync Settings」ページで、「Field Mapping」セクションを見つけます。
- 「Salesforce Field」ドロップダウンメニューを使用してSalesforceの項目を選択し、選択可能なZendeskのフィールドの新しいドロップダウンリストを表示します。
- 「Zendesk Fields」ドロップダウンを使用してZendeskカスタム組織フィールドを選択し、「Add」をクリックします。
マッピングされたフィールドは、継続的な同期または一括同期の実行時に更新されます。「Zendesk Field」のドロップダウンオプションは、「Salesforce Field」ドロップダウンで選択した項目のデータ型によって変わります。Salesforceの項目で選択したものと同じタイプのZendeskのフィールドのみが表示されます(「Zendeskフィールドのマッピングで使用可能なSalesforce項目のデータ型」を参照)。
- Salesforceの選択リスト項目をZendeskのドロップダウンフィールドにマッピングした場合、各フィールドの隣にある「Map」をクリックし、各選択リストの値についてドロップダウンの値を選択して、「Add」を選択します。
また、取引先責任者とユーザーの間、およびリードとユーザー間の同期を設定することもできます。
取引先責任者とユーザーの間、およびリードとユーザーの間に同期を設定するには
- 「User and Organization Sync Settings」ページの上部にある「Sync Pairing」ドロップダウンメニューを使用して、「Contacts - Users」または「Leads - Users」を選択します。
- 「General Options」セクションで、「Enable Updates」ドロップダウンメニューを使用して「Yes」を選択します(選択していない場合)。
- 前述の手順に従って、「Filters」、「Tag Mapping」、および「Field Mapping」の各セクションを更新します。
Zendeskフィールドのマッピングで使用可能なSalesforce項目のデータ型
次の表に、サポートされるSalesforce項目のデータ型と、それに対応する許可されたZendeskフィールドのデータ型を示します。
サポートされるSalesforce項目のデータ型 | ドロップダウン | テキスト | 複数行テキスト | 数値 | 小数 | チェックボックス | 日付 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
自動採番 | ○ | ○ | |||||
チェックボックス | ○ | ||||||
通貨 | ○ | ||||||
日付 | ○ | ||||||
日付/時間 | ○ | ○ | ○ | ||||
メール | ○ | ||||||
地理位置情報 | ○ | ○ | |||||
番号 | ○(小数フィールドがない場合) | ○ | |||||
パーセント | ○ | ||||||
電話 | ○ | ○ | |||||
選択リスト | ○ | ||||||
テキスト | ○ | ○ | |||||
テキストエリア | ○ | ○ | |||||
ロングテキストエリア | ○ | ○ | |||||
テキストエリア(リッチ) | ○ | ○ | |||||
テキスト(暗号化) | ○ | ○ | |||||
URL | ○ | ○ |
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