また、これらのすべてのプランで、営業担当者またはZendeskカスタマサポートに連絡して、追加のPremiumサンドボックスインスタンスを購入することもできます。
Premiumサンドボックスは、Zendesk Supportの本番インスタンスまたはZendesk Suiteのヘルプデスク機能を構成および(場合によっては)データにミラーリングするテスト環境を提供します。これにより、ワークフローの更新を正確にテストしたり、インテグレーションを実験したり、本番環境とよく似た環境で新人エージェントのトレーニングを行ったりすることができます。
この記事では、次のトピックについて説明します。
Premiumサンドボックス設定の選択肢
Premiumサンドボックスでは、設定およびチケットを本番環境からコピーできます。また、一度に複数のサンドボックスを作成して実行することができます。
Premiumサンドボックスを作成する際には、Metadata、Partial、Productionの設定オプションから選択することができます。すべてのレベルでコピーされたコンテンツには次のものが含まれます。
- ブランド
- 動的コンテンツ
- チケットフィールド
- チケットフォーム
- ユーザーフィールド
- 組織フィールド
- ターゲット
- グループ
- カスタムロール
- 共有ビュー
- 共有マクロ
- トリガ
- 自動化
- エージェントレベルのユーザー
- グループメンバーシップ
PremiumサンドボックスのPartial版を設定した場合、次のオブジェクトを最大10,000個までコピーすることができます。
- エンドユーザー
- 組織
- チケット
- エンドユーザー
- 組織
- チケット
Premiumサンドボックスの作成と管理について詳しくは、「Premiumサンドボックスの管理」を参照してください。
レプリケーションとは
管理センターでサンドボックスを作成すると、自動的にレプリケーションが行なわれます。レプリケーションは本番インスタンスのデータを取り込み、サンドボックス内に構成とコンテンツを作成するとともに、新しいサブドメインを作成します。このプロセスは本番インスタンスのパフォーマンスには影響しません。データは本番インスタンスから取得されるだけです。本番インスタンス内でデータが追加、更新、削除はされることはありません。サンドボックスインスタンスの設定は、レプリケーションが行われている間に目まぐるしく変化するため、プロセス中は使用しないことをお勧めします。
レプリケーションが完了するまでの時間は、コピーするコンテンツの量によって異なります。フィールドとビジネスルールが少量含まれるだけのシンプルなメタデータのコピーでは、時間をかけずに済みます。10万件のチケットとそれに関連するユーザーや組織の完全なコピーでは、完了するまで1週間以上かかることがあります。レプリケーションが完了すると、サンドボックスのステータスが「アクティブ」に変わります。
レプリケーションを完了させるために、いったんZendeskの内部に移行するデータのコピーが作成されます。移行が完了すると、このコピーは削除されます。削除されたPremiumサンドボックスは復元できません。
選択したサンドボックスの種類によって、1か月に実行できるレプリケーションの最大回数と、長期間使用しないサンドボックスとそのデータの保持期間が決まります。30日間または90日間継続してサンドボックスを使用しない場合、サンドボックスとそのデータは削除されます。
次の表に、サンドボックスで1か月に実行できるレプリケーションの最大数と、サンドボックスが維持される期間を示します。
Standard | Premium -Metadataコピー | Premium - Partialコピー | Premium - Productionコピー | |
---|---|---|---|---|
1か月に実行できるレプリケーション数 | 1 | 5 | 10 | 15 |
サンドボックスデータが維持される期間 | 30日 | 30日 | 90日 | 90日 |
データの複製に関する制限事項
レプリケーションは、本番インスタンスのできるだけ正確なコピーとなります。ただし、以下の点については、正確なコピーが作成されない場合もあります。
- サンドボックスのテスト環境は、Zendesk Supportと、Zendesk Suiteのヘルプセンター機能にのみに適用され、Guideやヘルプセンターのコンテンツなどは含まれません。
- ブランドは複製されますが、ブランド名はすべてのZendeskインスタンスにわたって一意である必要があるため、正確に一致させることはできません。ブランド名は一意の文字列を含むように変更されます。
- ユーザーのメールアドレスが、@example.comドメインを使用してサンドボックスインスタンスに追加される前に無効化されます。これは、誤ってユーザーにメールが送信されるのを防ぐためです。CCには、エージェントとエンドユーザーの両方を含めることができます。管理者は、ユーザーのメールアドレスを編集して、テスト用の無効なメールアドレスを取り消すことができます。
- APIは有効ですが、APIトークンを再作成する必要があります。
- アプリとEAPの機能はサンドボックス内では無効にされます。
- オープンチケットは移行されますが、アーカイブされた終了チケット、リンクされた事象チケット、およびチケット共有契約は移行されません。
- パスワードが必要なターゲットは複製されますが、資格情報が無効になり、無効な状態になります。
- 実稼働中に壊れたオブジェクトは複製されません。たとえば、存在しなくなった組織を参照する条件を持つトリガは、サンドボックスに複製されません。
- 外部のメールアドレスはサンドボックスにはコピーされません。
- Premiumサンドボックス内で変更した設定は、本番アカウントに自動的にコピーされるわけではなく、本番アカウント内でもう一度手動で行なう必要があります。
- この記事で説明した項目のみが複製されます。
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