ダッシュボードのブックマークの使用

Suite Professional、Enterprise、Enterprise Plus

Exploreのダッシュボードは、情報を整理して共有するための場所で、カスタマイズもできます。ダッシュボードは、主にZendeskに保存されているビジネスデータに関するレポートで構成されていますが、ロゴやテキスト、図形などの要素を追加することもできます。ダッシュボードの一般的な使い方としては、フィルターを追加して、ダッシュボードを共有するユーザーに、レポートの日付、グループ、ユーザーなど、さまざまな表示項目を変更できるようにします。ダッシュボードフィルターの例については、「Exploreのレシピ：ダッシュボードフィルターについて」を参照してください。

複数のメンバーが共有ダッシュボードを異なるフィルター設定で使用する場合、問題が発生することがあります。たとえば、ドキュメンテーショングループが発行した問題チケットを見たいメンバーと、経理チームのタスクチケットを見たいメンバーがいる場合、各メンバーはそれぞれのダッシュボードの状態をブックマークしておけば、ワンクリックでそれの状態に戻すことができます。ダッシュボードを表示するたびに必要なフィルターを設定する必要がありません。

この記事では、Exploreダッシュボードでブックマークを作成して使用する方法をご紹介します。また、ダッシュボードユーザーからよく尋ねられる質問についてもご紹介します。

この記事では、次のトピックについて説明します。

ブックマークを設定する
複数のダッシュボードのタブでブックマークを使用する
さらに詳しく

ブックマークを設定する

ここで説明するシンプルなダッシュボードの例では、担当者名でフィルターしたレポートで、解決済みのチケットを表示します。ダッシュボードには次の2つのフィルターが追加されています。

レポート対象期間を指定できる時間フィルター
解決済みチケットメトリックを、未解決のチケット、オープンチケット、または保留中チケットのメトリックに変更するためのメトリック変更フィルター

ダッシュボードフィルターの詳細については、「インタラクティブなダッシュボードウィジェットの追加」を参照してください。

このダッシュボードを社内の次の2つの部門と共有しているとします。

部門1：昨日解決したチケットの数を今すぐ見たい
部門2：各担当者の現在の未解決チケットの合計数を今すぐ確認したい

ダッシュボードが最初に開かれたとき、デフォルトで部門1の設定が表示されるようにします。

このようにするには、ダッシュボードにブックマークを追加し、ダッシュボードを部門1または部門2用に設定するためのボタンを追加します。

ダッシュボードにブックマークを追加するには

まず、部門1の設定が表示されるようにダッシュボードのフィルターを設定します。時間フィルターを「昨日」に、メトリック変更フィルターを「解決済みチケット」に設定します。
「追加」メニューで、「ブックマーク」をクリックします。
「ブックマーク」パネルで、「現在の状態からブックマークを作成」をクリックします。
名前フィールドにブックマークの名前「部門1」を入力します。ピンアイコン（）をクリックして、部門1をデフォルトの表示に設定します。
操作を完了したら、「閉じる」をクリックします。部門1の新しいブックマークがダッシュボードに表示されます。ブックマークは必要に応じて移動やサイズ変更が可能です。
次に、部門2のダッシュボードを設定します。時間フィルターを「すべての履歴」に、メトリック変更フィルターを「未解決チケット」に設定します。
先に追加したブックマークで「編集」をクリックします。
「ブックマーク」パネルで、「現在の状態からブックマークを作成」をクリックします。
名前フィールドに、ブックマークの名前「部門2」を入力します。
ブックマークの「リセット」ボタンをクリックすると、ブックマークが固定された状態（この例では「部門1」）に戻ります。ユーザーにこのオプションを提供したくない場合は、「リセットボタンを非表示にする」を有効にしてください。
操作を完了したら、「閉じる」をクリックします。部門2が既存のブックマークに追加されました。各部門をクリックすると、それぞれに関連付けられた設定が表示されるようになりました。