2021年4月26日 セキュリティ対策のアドバイス
Zendeskは、Zendeskが開発したインテグレーションにセキュリティ上の脆弱性があることを確認し、これに対処しました。Microsoft Teams、Microsoft Outlook、HubSpotの3つです。これらのインテグレーションを使用していない場合は、この記事を無視してかまいません。
この脆弱性により、お客様のアカウントで新しい認証トークンの生成に使用される内部インテグレーション(OAuth)トークンが開示される可能性があります。この脆弱性を悪用した悪質な事例は確認されていません。
この脆弱性は修正されていますが、慎重を期して、これらのインテグレーションを使用しているアカウントは、以前アクティブだったトークンをローテーションさせるため、2021年4月28日(水)午後10時(UTC)までに、これらのインテグレーションについて再認証を行ってください。この作業を行わない場合、再認証されるまでインテグレーションの機能は停止します。
この記事では、これらのインテグレーションを再認証するための手順を説明します。
セキュリティ対策のアドバイスメールを受け取った場合は、そのメールに返信することで、お客様のアカウントに以前にインストールされたインテグレーションをお知らせいたします。インテグレーションは、「Zendesk」>「管理者」>「アプリ」>「管理」パネルには表示されません。アカウントにまだインテグレーションがインストールされている場合は、以下のように外部アプリ内で見つけることができます。
- HubSpot:HubSpotのコンタクトタイムラインで確認できます
- Microsoft Teams:Microsoft TeamsインテグレーションのZendeskタブで確認できます
- Microsoft Outlook:OutlookのZendeskアドインで確認できます
- Discord: Discordのbotで確認できます
インテグレーションが見つからない場合は、そのインテグレーションが以前に削除またはアンインストールされていることを意味します。
Microsoft Teams
手順の概要
Microsoft Teamsインテグレーションの再認証は、次のような手順で行います。
- ブラウザからMicrosoft TeamsのCookieを消去する。
- Microsoft Teamsをブラウザに読み込み、Teams内の「Zendesk Support」タブに移動する。
- 「Zendeskで認証」をクリックし、画面の指示に従ってZendeskアカウントの情報を入力する。
メモ:再認証を行うには、ZendeskとMicrosoft Teamsの両方の管理者である必要があります。
以下に、手順の詳細と画面のスクリーンショットを示します。
再認証の手順
-
ブラウザからMicrosoft TeamsのCookieを消去する。
各ブラウザでのCookieの消去方法については、以下のそれぞれのリンクをクリックしてください。 -
Microsoft Teamsアカウントにログインします。デスクトップアプリではなくWebアプリを使用します。
デスクトップアプリではCookieを消去することはできません。
- Teams内で「Zendesk Support」タブに移動します。
- 「Authenticate with Zendesk」をクリックします。
- Zendeskサブドメインを入力して、「Authenticate」をクリックします。
- Zendeskのアカウント情報を入力します。
- 「Allow」をクリックします。
再認証が完了し、Teams内にZendeskのビューが表示されるようになります。
Microsoft Outlook
手順の概要
Microsoft Outlookインテグレーションの再認証は、次のような手順で行います。
- このページでインテグレーションを無効にする。
- Outlookでインテグレーションを使用してチケットを作成すると、エラーメッセージが表示される。
- 「Setup now」リンクをクリックし、画面の指示に従ってZendeskアカウントの情報を入力する。
メモ:再認証を行うには、ZendeskとMicrosoft Outlookの両方の管理者である必要があります。
以下に、手順の詳細と画面のスクリーンショットを示します。
再認証の手順
- このページで、Zendeskサブドメインを入力し、「Delete」をクリックします。
- 「Allow」をクリックして、インテグレーションを無効にします。
- Microsoft OutlookでZendeskアプリを開き、「Create ticket」をクリックします。
- エラーメッセージが表示されたら、「Setup now」リンクをクリックします。
- 自社のZendeskのサブドメインを入力します。
- 「Allow」をクリックします。
再認証が完了し、Outlook内でチケットが作成されるようになります。
HubSpot
手順の概要
HubSpotインテグレーションの再認証は、次のような手順で行います。
- このページでインテグレーションを再認証する。
- 画面の指示に従って、Zendeskアカウントの情報を入力する。
メモ:再認証を行うには、ZendeskとHubSpotの両方の管理者である必要があります。
再認証の手順
- このページにアクセスして、Zendeskのサブドメインを入力します。
- アカウント情報を入力して、Zendeskにサインインします。
- 「Allow」をクリックします。
- 「Authorize」をクリックします。
- 接続先のHubSpotアカウントを選択します。
- 再認証を完了します。
Discord
手順の概要
Discordインテグレーションの再認証は、次のような手順で行います。
- DiscordサーバーからDiscord Botを削除する(オプション)
- このページでインテグレーションを再認証する。
- 画面の指示に従って、ZendeskおよびDiscordのアカウントの情報を入力する。
以下の点に注意してください。
- 再認証を行うには、ZendeskとDiscordの両方の管理者である必要があります。
-
再認証すると、Discord内のボットの設定がリセットされます。
再認証が完了したら、APIを使用してAPI制限、フォーム、Answer Botを再設定する必要があります。/set editコマンドを入力し、プロンプトに従ってください。
再認証の手順
- (オプション)Discordサーバーからボットを削除する。
この手順はオプションであり、インテグレーションを完全に削除する場合にのみ必要です。
a)「サーバー設定」>「メンバー」に移動します。
b)ボットユーザーの横にある3つの点の付いたアイコンをクリックし、「Kick Support Bot by Zendesk」をクリックします。
c)「Kick」クリックして操作を確定します。
-
このページにアクセスし、「Login through Discord」をクリックします。
-
アカウント情報を入力して、Discordにサインインします。
- サーバーを選択し、「Continue」をクリックしてボットに権限を付与します。
- Zendeskサブドメインを入力して、「Submit」をクリックします。
-
「Authorize」を選択し、プロンプトが表示されたらアプリを確定します。
再認証が完了しました。通常どおりZendeskのDiscord Botをご利用いただけるようになりました。
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