このExploreレシピでは、Exploreの(メトリックとして保存される)カスタム数値フィールドを属性に変換し、これを使用して別のメトリックをスライスする方法を学習します。これとは逆に、テキストフィールドの属性をメトリックに変換する方法も学習します。
カスタムフィールドの詳細については、「チケットおよびサポートリクエストフォームへのカスタムフィールドの追加」および「カスタムフィールドを使用したレポーティング」を参照してください。
このレシピは、次のセクションに分かれています。
必要条件
スキルレベル: 中級者
所要時間: 15分
- Zendesk Explore ProfessionalまたはEnterprise
- 編集者または管理者レベルの権限(「エージェントにExploreへのアクセスを許可する方法」を参照)
- Zendesk Supportのチケットデータ
- Exploreでのレポート作成経験
- 1つ以上のカスタム数値チケットフィールド(「チケットおよびサポートにカスタムフィールドを追加する方法」を参照)
数値フィールドのメトリックを属性に変換する方法
この1つ目の例では、関連製品の数値コード値が含まれた製品コードという名前のカスタム数値チケットフィールドをSupportに設定しました。Exploreは、これを製品コードという名前のメトリックとして保存します。すべてのチケットとチケットに関連する製品コードを表示するレポートを生成するとします。製品コードとチケット数はどちらもメトリックとして保存されるため、追加の作業が必要になります。この例では、必要な目標を達成するために使用できるいくつかの計算済み属性を作成します。
製品コードメトリックを使用して標準ユーザー定義属性を作成するには
- 以下の式を使用し、Exploreで標準ユーザー定義属性を作成します。
VALUE(Product code)
ヒント: 英語以外の言語で作業している場合は、こちらの記事を参照して、自分の言語でExploreの式を入力する際の参考にしてください。 - 属性に製品コード属性という名前を付けて保存します。
この属性を使用し、Exploreレポートで製品コードの値をテストできるようになりました。この例では、各チケットに関連付けられている製品コードの数を縦棒グラフで示します。
さらに標準ユーザー定義属性の式を修正し、製品コードの結果を絞り込むことができます(たとえば属性をフィルターとして使用できます)。この式は、次のいずれかの値を返します。
- >500:製品コードが500より大きい場合
- 300~500:製品コードが300~500の場合
- 0~300:製品コードが0~300の場合
IF VALUE([Product code])>500 THEN ">500"
ELIF VALUE([Product code])<=500 AND VALUE([Product code])>300 THEN "300-500"
ELSE "0-300"
ENDIF
数値フィールド属性をメトリックに変換する方法
この例では、カスタマーのNPSを入力するネットプロモータースコアという名前のカスタムユーザーのドロップダウンチケットフィールドをSupportに作成しました。Exploreはこの値を属性として保存します。次に組織の平均スコアを確認します。これを行うには、ネットプロモータースコア属性から標準ユーザー定義メトリックを作成します。
ネットプロモータースコア属性を使用して標準ユーザー定義メトリックを作成するには
- 以下の式を使用し、Exploreで標準ユーザー定義メトリックを作成します。
NUMBER([Net Promoter Score])
- メトリックに「ネットプロモータースコア」という名前を付けて保存します。
このカスタムメトリックを平均(AVG)集計方法を使用してメトリックパネルに追加し、平均ネットプロモータースコアを確認できるようになりました。チケットステータス、チケット担当者など、他の属性を使用して、このメトリックをスライスすることができます。