ターゲットのWebhookへの変換について
ターゲットを変換する際には、以下の点を考慮してください。
- 変換ツールで変換するのはHTTPターゲットのみです。
- 変換するターゲットはアクティブである必要があります。無効にされたターゲットや非アクティブにされたターゲットは変換されません。
- WebhookはHTTP認証をサポートしていません。認証を使用しているターゲットは、変換する前にHTTPSを使用するように変更する必要があります。
- 対象となるすべてのターゲットが変換されます。一度に1つのターゲットだけを変換することはできません。
- ターゲットは、正常に変換されるかHTTPターゲットが非推奨にされるまでは、アクティブのままです。
- 変換の一部が失敗した場合、失敗したターゲットに関連するすべてがロールバックされます。変換に失敗しても、既存のトリガやビジネスルールの設定に影響を与えることはありません。
- 変換は、HTTPターゲットが非推奨にされるまでは、完全に元に戻すことができます。何らかの理由で変換したターゲットを元に戻したい場合は、元のターゲットに戻すことができます。
HTTPターゲットの変換の準備をする
ターゲットが変換できない場合、次の2つのシナリオがあります。
- ターゲットでHTTPSではなくHTTPを使用していて、基本認証が有効になっている
- ターゲットが非アクティブである
ほとんどの場合、簡単な方法でターゲットを変更して、変換の対象とすることができます。
HTTPからHTTPSへの変更
変換プロセスでは、「非セキュアなターゲットをセキュアなWebhook(HTTPS)に変換する」か、「スキップする」かを選択できます。非セキュアターゲットを変換することを選択した場合、事前に解決するためのアクションは要求されません。
HTTPを使用している一部のターゲットだけを変換したい場合は、それらのターゲットだけのURLを手動で更新し、変換プロセス中に「非セキュアなターゲットを変換しない」を選択することができます。
ターゲットのURLをHTTPからHTTPSに変更するには
- 管理センターで、サイドバーにあるアプリおよびインテグレーションアイコン(
)をクリックし、「ターゲット」>「ターゲット」を選択します。
- リストの中からターゲットを見つけ、「編集」をクリックします。
- URLの値を、httpsを使用するように更新します。
- ドロップダウンから「ターゲットの更新」を選択し、「送信」をクリックします。
ターゲットがアクティブであることの確認
変換の対象となるのは、アクティブなHTTPターゲットのみです。
ターゲットをアクティブにするには
- 管理センターで、サイドバーにあるアプリおよびインテグレーションアイコン(
)をクリックし、「ターゲット」>「ターゲット」を選択します。
- 「非アクティブなターゲット」リストの中から再アクティブ化したいターゲットを見つけ、「アクティブにする」をクリックします。
管理センターでHTTPターゲットをWebhookに変換する
変換プロセスでは、まず既存のターゲットをすべて複製します。ターゲットの代わりにWebhookを使用するようビジネスルールが変更されます。最終ステップでは、ターゲットを非アクティブにし、Webhookをアクティブにします。
変換に成功すると、HTTPターゲットは非アクティブとなり、Webhookがアクティブになり、ほぼ同時にビジネスルールが更新されます。
ターゲットの変換が失敗した場合、ターゲットと対応するトリガはアクティブなまま残り、変更されません。
HTTPターゲットをWebhookに変換するには
- 管理センターで、サイドバーにあるアプリおよびインテグレーションアイコン(
)をクリックし、「Webhook」>「Webhook」を選択します。
- 「はじめましょう」をクリックします。
変換対象となるターゲットがある場合は、変換プロセスの手順が表示されます。
- 「ターゲットの管理」をクリックして、ターゲットが変換のために準備されていることを確認し、「次へ」をクリックします。
- 変換可能なターゲットの概要を確認し、「ターゲットを変換する」をクリックします。
- 非セキュアな(HTTP)ターゲットが検出された場合、「非セキュアなターゲットをセキュアなWebhook(HTTPS)に変換する」または「非セキュアターゲットを変換しない」を選択できます。
メモ:非セキュアターゲットをセキュアなWebhookに変換すると、サーバーがHTTPSをサポートしていない場合、ワークフローが壊れることがあります。
- 「ターゲット変換ログを表示する」をクリックすると、変換に成功したターゲットと失敗したターゲットが表示されます。
変換中にスキップされるターゲット
- Salesforceなどのインテグレーションから作成されたターゲット
変換ログを確認する
変換プロセスの最後には、変換ログを表示するプロンプトが表示されます。また、「Webhook」ページからいつでもアクセスすることができます。変換ログを表示するには、ページの上部にある 「アクション」をクリックし、「ターゲット変換ログを表示する」をクリックします。
- 「変換中」タブは、変換処理中にのみターゲットが存在し、ほとんどの時間は、空になっています。
- 「変換済み」タブには、変換に成功したすべてのWebhookの記録が表示されます。このタブでは、Webhookの詳細を確認したり、Webhookをターゲットに戻したり、指定したWebhookの変換IDを確認することができます。
- 「変換できませんでした」タブには、正常に変換されなかった各ターゲットの記録が表示されます。このタブで、変換に失敗した理由の詳細を確認し、各ターゲットの変換を再試行することができます。
変換を再試行する
変換ログでどのターゲットが変換に失敗したかを確認し、変換を再試行することができます。
ターゲットの変換を再試行するには
- 管理センターで、サイドバーにあるアプリおよびインテグレーションアイコン(
)をクリックし、「Webhook」>「Webhook」を選択します。
- ページ上部の「アクション」をクリックし、「ターゲット変換ログを表示する」をクリックします。
- 「変換できませんでした」タブをクリックし、再試行するターゲットを見つけます。
- そのターゲットのエラーを解決します。
- ターゲットの行にあるオプションアイコン(
)をクリックし、「変換を再試行」をクリックします。
再試行した変換が完了するまで、ターゲットは「変換中」タブに表示されます。変換の再試行が完了すると、ターゲットは「変換済み」タブに移動するか、または「変換できませんでした」タブのテーブルの一番上に移動します(その場合は、ターゲットの変換失敗に関する情報が更新されます)。
変換エラーの解決
エラー | 理由 | 解決方法 |
---|---|---|
トリガの更新に失敗 | Webhookを呼び出しているトリガを更新できませんでした。多くの場合、これは変換処理とは関係なく、トリガの設定が無効であることが原因です。 | トリガを見直し、変更して保存できることを確認してから変換を再試行してください。 |
ターゲットの更新に失敗 | HTTPターゲットを無効にできませんでした。これは、無効なターゲットURLなど、無効なターゲットの設定が主な原因です。 | HTTPターゲットを見直して、ターゲットが変更および保存できることを確認してから変換を再試行してください。 |
Webhookの更新に失敗 | 検証に問題があり、Webhookが作成されなかった。 | HTTPターゲットを見直して、適切に変換の準備が行行われてることを確認してから変換を再試行してください。 |
変換したWebhookをターゲットに戻す
Webhookをターゲットに戻すには
- 管理センターで、サイドバーにあるアプリおよびインテグレーションアイコン(
)をクリックし、「Webhook」>「Webhook」を選択します。
- ページ上部の「アクション」をクリックし、「ターゲット変換ログを表示する」をクリックします。
- 「変換済み」タブをクリックし、元のターゲットに戻すターゲットを見つけます。
- アクションメニューアイコン(
)をクリックし、「ターゲットに戻す」をクリックします。
ターゲットに戻されたWebhookが「変換済み」タブのリストから削除されます。
1 コメント
何度再試行しても変換出来ない場合はどうしたら良いでしょうか。
変換出来ないものは、そのままターゲットのままでも問題ないのでしょうか。
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