仮定変数は、レポートで、さまざまな状況を想定して結果を計算するときに使用します。仮定変数を追加すると、レポートとともにスライダーが表示されます。スライダーを調整することで、閲覧者は指定した範囲内で変数の値を動的に変更し、結果に与える影響を確認できます。
ユーザー定義メトリックを作成するときに、仮定変数をプレースホルダ値として含めることができます。閲覧者が変数値を変更すると、式が再計算されます。
Exploreでユーザー定義メトリックを作成する方法については、「基本的なユーザー定義メトリックと属性の作成」および「式記述のリソース」を参照してください。
仮定変数を作成する
仮定分析を構築するための最初のステップは、仮定変数を作成することです。仮定変数は、レポートビルダーのメトリックパネル、行パネル、または列パネルに直接追加することはできません。代わりに、仮定変数をユーザー定義メトリックの式で使用し、そのユーザー定義メトリックをレポートパネルに追加します。
- レポートビルダーの右側のサイドバーで、計算アイコン(
)をクリックします。
- 「属性」で、「仮定変数」をクリックします。
- 変数の名前を入力します。
- 以下の値を設定します。
- 最大値:ユーザーが選択できる仮定変数の上限値。
- 最小値:ユーザーが選択できる仮定変数の下限値。
- デフォルト値:仮定変数のデフォルト値。
- 操作を完了したら、「保存」をクリックします。
これで、仮定変数をユーザー定義メトリックに追加することができます。
ユーザー定義メトリックに仮定変数を追加する
仮定変数をレポートに使用するには、標準のユーザー定義メトリックで使用する必要があります。仮定変数は、ユーザー定義メトリックの式でプレースホルダとして機能します。閲覧者が変数の値を変更すると、ユーザー定義メトリックは変更後の値に基づいて再計算されます。
- 右側のサイドバーの「計算」メニュー(
)で、「標準ユーザー定義メトリック」または「固定ユーザー定義メトリック」をクリックします。これらのユーザー定義メトリックについて詳しくは、「ユーザー定義メトリックおよび属性のリファレンス」を参照してください。
- 「フィールドを選択」ドロップダウンリストから、作成した仮定変数を選択します。
- 式を入力します。仮定変数は、代入する値のプレースホルダとして機能します。
この例では、現在のチケット数と仮定変数の値の差を割合で測定します。式は以下のようになります。
(VAR(Example what if variable)-COUNT(Tickets))/(COUNT(Tickets)*100)
- 操作を完了したら、「保存」をクリックします。
- ユーザー定義メトリックをレポートの「メトリック」パネルに追加します。
レポートにメトリックを追加したら、レポートとダッシュボードで仮定変数の値を変更できます。
仮定変数の値を変更する
ユーザー定義メトリックを作成してレポートに追加したら、仮定変数の値を変更できます。仮定変数の値は、レポート内、またはダッシュボードで変更できます。
- 右のサイドバーにある「結果操作」メニュー(
)で、「仮定変数」をクリックします。
- 円を左右にドラッグして仮定変数の値を変更するか、番号行の下のテキストボックスに直接値を入力します。
- 「適用」をクリックします。
仮定変数が更新されます。ユーザー定義メトリックで使用した式は、仮定変数値を使用して計算するように再調整されます。
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