大量のデータ(4GB以上)をJSONおよびCSVファイルにエクスポートできるよう、機能改善を行います。この記事では、この変更について説明し、変更によって起こりうる影響と、変更前に行うべきことについて説明します。
データエクスポート機能を有効にする方法や、Zendeskアカウントからデータをエクスポートする方法については、「JSON、CSV、またはXMLファイルへのデータのエクスポート」を参照してください。
このお知らせには以下のトピックが含まれています。
概要
2021年11月1日から2021年11月5日までの間に、データエクスポート機能の変更を実施します。この変更がお客様のアカウントにロールアウトされた後、データをJSONまたはCSVファイルにエクスポートすると、作成されるZIPファイルはZIP32ではなくZIP64タイプのファイルになります。この機能変更を行うのは、JSONやCSVファイルへのエクスポートで、4GB以上のデータセットを効率的にエクスポートできるようにするためです。
これは、ファイルの拡張子(.zip)には影響しませんし、XMLのエクスポートにも変化はありません。XMLにエクスポートした場合、作成されるZIPファイルのタイプは変わらず、ZIP32のままです。
変更内容
データエクスポート機能は、フェッチするジョブをキューに追加し、要求されたデータ(チケット、ユーザー、組織など)をアーカイブします。これまでは、データエクスポートで作成されるアーカイブファイルは、ZIPファイル(拡張子名.zip)でした。今後は代わりに、JSONおよびCSVデータのエクスポートはZIP64ファイルに出力されます。ほとんどのアーカイブ抽出ソフトウェアはZIP64をサポートしているため、ほとんどのユーザーにはこの変更は意識されません。ただし、古いOSをお使いのお客様やカスタムインテグレーションをご利用のお客様は、ツールのアップデートが必要になる場合があります(「変更が行われる前に」を参照)。
変更が行われる前に
この変更が行われるまでは、エクスポート時に日付の範囲指定を小さくすることで、JSONおよびCSVデータのエクスポートサイズを制限することができます。
大量のデータセット(4GB以上)をJSONまたはCSVファイルにエクスポートした場合、作成されたZIPファイルを開く前に、データが壊れていないかどうか確認してください。データに破損があるファイルは開けません。
ほとんどのOSには、ファイルを抽出する際にアーカイブデータの破損を確認できる既存のツールがあります。Windowsでは、デフォルトでアーカイブデータの整合性が検証されます。macOSでは、ターミナルアプリでunzip -t
を実行して、ZIPアーカイブの整合性を確認できます。また、ファイルアーカイブツールをダウンロードして、これらのZIPファイルを開くこともできます。フリーウェアであるUnarchiverをご利用いただけますが、Zendeskとは一切関係がなく、Zendeskではサポートも動作の保証もいたしません。
また、お使いのオペレーティングシステムがZIP64をサポートしているかどうか確認することをお勧めします。またZIP64をサポートするために、ツールのアップデートが必要になることもありおます。以下はその例です。
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Windows XP以前のバージョンの場合、管理者はツールを必ず更新してください。
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古いバージョンのmacOSの場合も、管理者はツールを必ず更新してください。macOSをお使いの方は、ターミナルアプリを開いて
`zip -v`
を実行することで、ZIP64に対応しているかどうかを確認できます。ZIP64がサポートされている場合は、ZIP64_SUPPORT
が返されます。
変更が行われた後に
古いOSを使用している場合やカスタムインテグレーションを使用している場合は、「変更が行われる前に」のセクションで説明したように、ツールの動作を確認し、まだ更新していない場合は更新してください。その他の対応は必要ありません。
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