この記事では、SharePoint Framework(SPFx)拡張機能を使用して、Microsoft SharePointサイトにZendesk Web Widgetを埋め込む方法を説明します。以下の手順を実行すると、記事の検索やエージェントとのチャットなど、ウィジェットの機能を取り込んでSharePointサイトを拡張することができます。この例の手順を実行するには、ZendeskとSharePointの両方の管理者である必要があります。また、この記事の説明はSharePointの使用経験があることを前提としています。SharePointが不明な場合は、「SharePointのヘルプとラーニング」を参照してください。
Web WidgetをSharePointサイトに追加するには、以下の手順に従います。
ステップ1:使用する拡張機能を決定し、パッケージ化する
拡張機能を新規開発する場合でも、既存の拡張機能を使用する場合でも、拡張機能を正しくパッケージングする必要があります。
- Microsoftコミュニティが管理するGitHubリポジトリから既存のSPFx拡張機能を選ぶか、自分で開発するかを選択します。このリポジトリには、Microsoft社の開発者によって開発されたさまざまな拡張機能があります。自分で拡張機能を開発したい場合は、チュートリアルやガイドなどが提供されています。この例では、Script Editor Web Part for Modern Pages拡張機能を使用します。
- 拡張機能をパッケージ化するには、WebパーツのGitHubページにある説明に従ってください。パッケージングの詳細については、「Deploy your client-side web part to a SharePoint page」を参照してください。
パッケージ化が完了すると、拡張子.sppkgのファイルが作成されます。
ステップ2:拡張機能をSharePointの管理センターにアップロードする
拡張機能のパッケージ化が完了したら、以下の手順に従ってSharePointサイトにアップロードします。
拡張機能をアップロードするには
- SharePoint管理センターにアクセスします。これは、SharePointサイトのURLに/adminを追加することで実行できます。
- 拡張子.sppkgのパッケージがある「Manage apps」ページに移動します。パッケージの状態が「Enabled」に設定されていることを確認します。アップロード後、この確認を求めるプロンプトが表示されます。
これで、拡張機能がSharePointサイトにアップロードされました。パッケージのアップロード方法に不明な点がある場合は、「Deploy your client-side web part to a SharePoint page」を参照してください。
ステップ3:SharePointサイトで拡張機能をアクティブにする
以下の手順に従って、サイトレベルで拡張機能をアクティブにします。
拡張機能をアクティブにするには
- SharePointサイトで、「Site Settings」ページに移動します。
- 「サイト設定」ページで歯車アイコンをクリックし、「Add an app」をクリックします。
- アプリを選択し、「追加」をクリックします。
「My apps」ページの「Added apps」に、以前追加したパッケージが表示されます。
ステップ4:Web Widgetを埋め込む
拡張機能がアクティブ化されたので、Web Widgetをページに埋め込むことができます。
Web Widgetを埋め込むには
- Web Widgetを埋め込むSharePointページを開きます。
- 「Edit」をクリックします。
- ページ上部のWebパーツセクションをクリックし、追加した拡張機能を選択します。
- 「Edit markup」をクリックし、「Edit HTML Code」をクリックします。
- スクリプトエディタで、図のようにウィジェットスクリプトを追加します。
ウィジェットスクリプトの生成について詳しくは、「Zendesk ChatウィジェットのWebサイトへの追加」を参照してください。
これで、SharePointページでWeb Widgetが利用できるようになります。
関連情報
- SPFxチュートリアル
- SPFx Extension - モダンページのためのスクリプトエディタWebパーツ
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