マレーシア
電話番号がブロックされないようにするには、SMSメッセージ内に掲載するURLや電話番号をZendeskカスタマーサポートのチケットにあらかじめ登録しておく必要があります。URLと電話番号の登録には、最長で3営業日かかります。ただし、1つのカスタマーサポートチケットに複数のURLと電話番号を登録することは可能です。
URLを含むSMS番号の送信
- "Malaysia URL registration"の情報であることを明記してください。
- Zendeskサブドメイン
- URLドメインに関連する会社名
- メッセージ本文の例
- 正確なURLリンクと、そのURLが動的か静的かを明記してください。
- 登録するURLドメイン
電話番号を含むSMS電話番号の送信
- "Malaysia phone number registration"の情報であることを明記してください。
- Zendeskサブドメイン
- 電話番号に関連する会社名
- メッセージ本文の例
- 登録する電話番号
- 登録希望の電話番号が記載された請求書
シンガポール
情報通信メディア開発庁(IMDA)は、「完全なSMS送信者ID登録制度(SSIR)」を実施します。この決定はシンガポールのすべてのA2Pメッセージングサービスプロバイダーに影響を及ぼし、送信者はIMDAに送信者IDを登録する必要があります。携帯電話番号または国際番号からシンガポールに送信されるテキストメッセージは、以下のように動作します。
- 2023年1月30日から約6か月間の移行期間中、登録を行っていない送信者のIDはデフォルトで「likely-SCAM」になります。
- この移行期間が終了すると、未登録の送信者IDからのメッセージはすべて永続的にブロックされ、配信されなくなります。
送信者IDの登録の準備
IMDAの規定により、SSIRポータルで送信者IDを登録するには、シンガポールの企業登録番号(UEN:Unique Entity Number)が必要です。UENを取得しているかどうかは、Bizfile+のWebサイトで確認することができます。
シンガポールで設立されていない会社の場合は、ACRA (Accounting and Corporate Regulatory Authority)に登録してシンガポールのUENを取得するか、UENを取得済みの関連会社を使って、SSIRポータルでシンガポールの携帯電話番号を登録するか、いずれかを選択できます。
SSIRポータルでシンガポールの携帯電話番号を登録する場合は、以下の2つの書状を提出します。
- TwilioのキャリアパートナーからTwilioへの委任状。こちらからダウンロードできます。
- Twilioからの委任状。こちらのフォームから請求することができます。
SGNICポータルへの登録方法について質問がある場合は、シンガポールネットワーク情報センター(SGNIC)(smsregistry@sgnic.sg)に連絡するか、SGNICのWebサイトをご覧ください。
送信者IDの登録
SSIRポータルでの送信者IDの登録が完了したら、英数字の送信者IDをシンガポールの通信事業者に登録する必要があります。
英数字の送信者IDを登録するには
- 必要なフォーム(Singapore_SenderID_Files.zip)をダウンロードします。
- ダウンロードしたファイルを解凍します。Zipフォルダの中は、以下のようなファイル構成になっています。
- Letter of Authorization(LOA)(委任状)を1つ記入します。委任状のタイトルを参考に、状況に応じた委任状を選び、必要な書類をそれぞれのフォルダに追加します。
- ACRA Bizfileレポートに記載されている、発行から3か月以内のUEN。
- SSIRへの登録証明書
- SGNICに英数字の送信者IDを登録するために使用したシンガポールのUEN
メモ:4番目の手順の送信者ID登録フォームを提出する人が、ACRA Bizfileレポートに記載された取締役でない場合は、以下の条件が必要になります。- 委任状として指定され、ACRA Bizfileレポートに記載された取締役の署名があること。
- 委任状の書面で指名され、ACRA Bizfileレポートに記載された取締役の署名があること。
- 必要なフォームや書類をPDFに変換し、1個のZipフォルダに圧縮してください。ファイルのサイズは3MB以内とします。
- 送信者ID登録フォームに必要事項を入力します。
- 以上の手順がすべて完了したら、Zendeskカスタマーサポートに連絡してデータを処理してもらいます。リクエストメールにZipフォルダを添付し、Zendeskのサブドメインを記載します。
台湾
電話番号がブロックされないようにするには、SMSメッセージ内に掲載するURLや電話番号をZendeskカスタマーサポートのチケットにあらかじめ登録しておく必要があります。URLの登録には最大3営業日かかります。ただし、1つのサポートチケットで複数のURLを登録することは可能です。
- 台湾の電話番号にSMSを送信する場合、短縮URLは使用しないでください。
- Zendeskカスタマーサポートに連絡して、メッセージの本文に含める完全URLを登録してください。チケットには、以下の情報を含めてください。
- "Taiwan URL registration"の情報であることを明記してください。
- Zendeskサブドメイン
- URLドメインに関連する会社名
- メッセージ本文の例
- 登録する完全URL
- URLに関連するユースケースと影響
米国
米国(US)の電話通信事業者は、A2P 10DLC用の市内電話番号、およびすべての無料通話番号の登録を義務付ける新しい規制を実施しました。
市内電話番号の登録
A2P 10DLCの概要
これまで企業で広く使用されていた米国のロングコードは、個人間(P2P)通信専用に設計されていました。そのため、ボリュームスループットが低く、必要なセキュリティ基準がないため、多くのスパムメールが顧客に送信されていました。通信事業者は、ロングコードをビジネスメールのための非公認ルートとみなしています。このため、メッセージはしばしば、ブロックおよびスロットリングの対象となります。
ベライゾンは2019年にA2P 10DLCメッセージングを導入した米国の最初の通信事業者です。正当なユースケースにおける高スループットのテキストメッセージングへの需要の高まりが、T-MobileやAT&Tなどの他の通信事業者の刺激となり、両社は2021年に10DLCの独自バージョンを発表しました。
A2P 10DLCの登録要件
Zendesk Textのさまざまなユースケースの概要
A2P 10DLCの登録が必要な場合は、Zendesk Textを使用する具体的なユースケースをお知らせください。以下の表に、各ユースケースの違いを示します。
ユースケース | 説明 |
2要素認証(2FA) | ワンタイムパスワード(OTP)などの認証やアカウント確認。 |
アカウント通知 | アカウントのステータスに関する通知、またはアカウントの一部であることに関連する通知。 |
カスタマーケア | サポートやアカウント管理、カスタマーとのその他のやりとり。 |
配送に関する通知 | 配送状況に関する情報。 |
詐欺に関するアラートメッセージ | 詐欺の可能性がある行為に関するメッセージ(支払いアラートなど) |
高等教育 | 大学、その他の教育機関からのメッセージキャンペーン。 |
マーケティング | セールや期間限定などのプロモーションコンテンツ。 |
混合 | カスタマーケアや配送に関する通知など、複数のユースケースをカバーするキャンペーン。 |
世論調査と投票 | 顧客アンケートなど、世論調査や投票の実施。政治的な利用には適しません。 |
公共サービス広告(PSA) | 特定のトピックに対する視聴者の意識を高めるPSA |
セキュリティアラート | 侵害されたシステム(ソフトウェアまたはハードウェア関連)の通知。 |
無料通話番号の登録
米国(US)の携帯通信通信は、すべての無料通話番号(TFN)を規制機関を通じて登録することを義務付ける新しい規制を実施しました。
2024年1月31日をもって、未確認の(制限付きまたは保留中の)無料通話番号から送信されるSMSメッセージはブロックされます。メッセージを送信できるのは、完全に確認された無料通話番号からのみです。
2023年4月1日以降、各携帯電話会社は、未登録の無料通話番号(認証待ちの無料通話番号を含む)で送信されるメッセージングについて、以下の業界の基準値を採用しています。
未登録の無料通話番号
- 1日の上限:500
- 1週間の上限:1,000
- ひと月の上限:2,000
認証待ちの無料通話番号
- 1日の上限:2,000
- 1週間の上限:6,000
- ひと月の上限:10,000
米国
A2P 10DLC(Application-to-Person 10-Digit Long Code)は、米国(US)のローカルの10DLC番号から企業がテキストメッセージを送信できるメッセージングソリューションとして設計されました。A2P 10DLCはビジネス用メッセージングとして設計および認可されており、企業やその利用者に、強化された安定性、配信の信頼性、安全性を提供します。また、多くの企業が必要とするメッセージングのスループット量にも対応しています。
ここでは、以下のトピックについて説明します。
A2P 10DLCの概要
これまで企業で広く使用されていた米国のロングコードは、個人間(P2P)通信専用に設計されていました。そのため、ボリュームスループットが低く、必要なセキュリティ基準がないため、多くのスパムメールが顧客に送信されていました。通信事業者は、ロングコードをビジネスメールのための非公認ルートとみなしています。このため、メッセージはしばしば、ブロックおよびスロットリングの対象となります。
ベライゾンは2019年にA2P 10DLCメッセージングを導入した米国の最初の通信事業者です。正当なユースケースにおける高スループットのテキストメッセージングへの需要の高まりが、T-MobileやAT&Tなどの他の通信事業者の刺激となり、両社は2021年に10DLCの独自バージョンを発表しました。
登録(A2P 10DLCの要件)
米国の通信事業者はA2P 10DLCを導入しているため、Zendeskを使用して米国に拠点を置く顧客とテキストメッセージングでやりとりする企業は、通信事業者のフィルタリングを回避するために、ビジネス情報とユースケースを登録する必要があります。登録するには、Zendesk Text A2P 10DLC登録フォームに入力してください。
Zendesk Textのさまざまなユースケースの概要
A2P 10DLCの登録が必要な場合は、Zendesk Textを使用する具体的なユースケースをお知らせください。次の表に、ユースケースのさまざまなシナリオを示します。
ユースケース | 説明 |
2要素認証(2FA) | ワンタイムパスワード(OTP)などの認証やアカウント確認。 |
アカウント通知 | アカウントのステータスに関する通知、またはアカウントの一部であることに関連する通知。 |
カスタマーケア | サポートやアカウント管理、カスタマーとのその他のやりとり。 |
配送に関する通知 | 配送状況に関する情報。 |
詐欺に関するアラートメッセージ | 詐欺の可能性がある行為に関するメッセージ(支払いアラートなど) |
高等教育 | 大学、その他の教育機関からのメッセージキャンペーン。 |
マーケティング | セールや期間限定などのプロモーションコンテンツ。 |
混合 | カスタマーケアや配送に関する通知など、複数のユースケースをカバーするキャンペーン。 |
世論調査と投票 | 顧客アンケートなど、世論調査や投票の実施。政治的な利用には適しません。 |
公共サービス広告(PSA) | 特定のトピックに対する視聴者の意識を高めるPSA |
セキュリティアラート | 侵害されたシステム(ソフトウェアまたはハードウェア関連)の通知。 |