
シングルサインオン(SSO)は、Zendesk SellアカウントのすべてのSellプランで利用できます。SSOは、Eliteプランの旧バージョンのSellアカウントでのみ使用できます。お使いのSellアカウントが2020年1月7日以降に作成されたか、Zendeskに移行済みである場合は、そのアカウントはZendesk Sellアカウントです。お使いのSellアカウントが2020年1月7日より前に作成され、まだZendeskに移行していない場合は、旧バージョンのSellアカウントです。
この記事では、次のトピックについて説明します。
Zendesk Sellアカウント用にSSOを設定する
Zendeskアカウントの場合、SSOの設定はすべてZendesk管理センターで行います。
Zendesk Sellアカウント用にSSOを設定するには
- 複数のZendesk製品をお持ちの場合は、製品トレイから管理センターに直接アクセスすることができます。
または、Sellで設定アイコン(
)をクリックし、「インテグレーション」>「シングルサインオン」を選択します。
- 「設定」をクリックします。
Zendesk管理センターが新しいウィンドウで開きます。
- 「SAML SSOを有効にする」の手順に従ってSSOを設定してください。
詳細については、「管理センターのセキュリティ設定の管理」を参照してください。
旧バージョンのSellアカウント用にSSOを設定する
旧バージョンのSellアカウント用にSSOを設定するには
- Sellで設定アイコン(
)をクリックし、「インテグレーション」>「シングルサインオン」を選択します。
- 「設定」をクリックします。
このページには、Zendesk SellアカウントのUUID、サービスプロバイダーの発行者ID、およびサービスプロバイダーアサーションコンシューマーサービスURL情報が表示されます。これらの情報をIDプロバイダーに提供する必要があります。
- 「自動セットアップ」または「手動セットアップ」を選択します。
- 「自動セットアップ」を選択した場合は、IDプロバイダーのメタデータURLを入力します。
ほとんどのIDプロバイダーからは、この情報を転送するためのURLが1つ提供されます。
- IDプロバイダーから設定用のURLが一切提供されない場合は、「手動セットアップ」を選択し、以下の情報を入力します。
- IDプロバイダーの発行元ID(例:http://yourdomain/adfs/services/trust)
- IDプロバイダーのSSO URL(例:https://yourdomain/adfs/ls)
- IDプロバイダーの証明フィンガープリント。これは、ADFSインスタンスにインストールされているトークン署名証明書のSHA-1フィンガープリントです。
- 「保存」をクリックします。
これでSSOの設定が完了しました。
次の表に、パラメータ名、パラメータ値、および各SSO設定に関するコメントを示します。
パラメータ名 | パラメータ値 | コメント |
Single Sign On URL | Zendesk Sell設定のサービスプロバイダーアサーションコンシューマサービスURL値 |
これは、SSOの設定時に生成されたUUIDに基づく、各Zendesk SellアカウントのカスタムURLです。 受信者URLと宛先URLが個別に定義されている場合は、同じ値を使用する必要があります。 |
Audience Restriction | Zendesk Sell設定のサービスプロバイダーの発行者ID値 | これは、SSOの設定時に生成されたUUIDに基づく、各Zendesk SellアカウントのカスタムURLです。 |
NameID Format | メールアドレス | |
Application Username | メールアドレス | |
Response | 署名 | |
Assertion | 署名および暗号化 | |
Signature Algorithm | RSA-SHA1 | |
Digest Algorithm | SHA1 | |
Single Log Out URL | サポートされていないため、空のままにします。 | |
Default RelayState | サポートされていないため、空のままにします。 |
SSOを有効にしてZendesk Sellにログインする
SSOを有効にすると、ユーザーは常にデフォルトのログインページからZendesk Sellにログインできます。ログイン時には、Sellに登録したメールアドレス(ログインメール内のメールアドレス)を入力する必要があります。
Zendesk Sellは、そのメールアドレスでIDプロバイダーにログインしているかどうかを自動的に検証します。すでにIDプロバイダーにログインしている場合は、自動的にSellにログインします。
IDプロバイダーにまだログインしていない場合は、ログイン情報の入力を求めるログインページにリダイレクトされます。入力したログイン情報が認証されるとすぐに、自動的にZendesk Sellにログインします。
Sellモバイルアプリからログインしている場合は、Zendesk Sellのメールアドレスを入力すると、デバイスへのサインインプロセスが開始されます。デバイスに応じて、ブラウザにリダイレクトされるか、IDプロバイダーのアプリにリダイレクトされるので、そこでサインインを行います。
自分がZendesk Sellアカウントの管理者である場合は、ログインページでメールアドレスとパスワードでログインするオプションを選択できます。管理者以外のすべてのユーザーは、SSOを使用してログインする必要があります。
Sellの登録メールアドレスを変更するには、管理者権限が必要です。管理者以外のアカウントでは、ログインに使用するメールアドレスを変更できません。
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