質問
集計のオプションとしてCOUNTとD_COUNTの両方が表示されます。どちらを使用すればよいですか?
回答
COUNTとD_COUNT(distinct counts)はデータを集約する方法です。データ集計は、項目のリストを1つのデータポイントに結合するプロセスです。たとえば、SUMは、リストされた値が加算される集計です。
COUNTは、集計される項目の数をカウントします。D_COUNTは、集計される一意の項目の数をカウントします。以下のリストで考えてみましょう。
- 猫
- 猫
- 犬
- 鳥
上記のリストをCOUNTで集計すると、項目が4つあるため、リストには「4」という結果が表示されます。同じリストをD_COUNTで集計すると、リスト内の2つの項目が同じであるため、「3」という結果が返されます。ExploreでCOUNTとD_COUNTを最も多く使用するのは、チケットIDを集計する場合です。各チケットを1回だけ表示する場合はD_COUNTを使用し、1つのチケットを複数回カウントする場合はCOUNTを使用します。
行または列に属性が含まれているレポートの場合、レポート全体ではなく各セル内でCOUNTとD_COUNTが集計されます。上記の例では、「猫」、「犬」、「鳥」というタグがあって、それぞれが3つのチケットに配置されているとします。
- チケット1:猫
- チケット2:猫、犬
-
チケット3:鳥
この場合、チケットが3つ存在するため、COUNTとD_COUNTの両方で「3」が返されます。ただし、タグが行の下に追加された場合、合計は次のように変わります。
- 猫:2チケット
- 犬:1チケット
- 鳥:1チケット
チケットは3つしかありませんが、合計は4です。その理由は、2つの一意のチケットに「猫」タグが付いているからです。レポートに複数の行または列がある場合、D_COUNTの合計値が、行または列がないD_COUNTの合計値よりも大きくなる可能性があります。
さまざまなExplore集計方法の詳細については、次の記事を参照してください:「メトリックの集計方法の選択」。