ラベルを使用して、オートリプライのトリガとなる記事の検索結果を絞り込むことができます。トリガへのラベルの追加は必須ではありません。ラベルを使用すると、推奨記事を提示する際に検索したい記事を絞り込むサブセットを指定できます。
ラベルがない場合、オートリプライはすべての記事のタイトルとコンテンツを検索し、提案する記事を特定します。トリガにラベルを追加することで、検索結果をラベルを含む記事のみに絞り込むことができます。
トリガで複数のラベルを使用する場合、各ラベルはORロジックを使用して個別に処理され、それに基づいてコンテンツが提案されます。
この記事では、トリガでラベルを使用して、記事付きのオートリプライで提案する記事をより適切に絞り込むための3つのシナリオについて説明しますWeb Widget(従来版)で自オートリプライラベルを使用する方法については、「APIを使用してWeb Widget(従来版)内にオートリプライを設定する方法」の「推奨記事の提示をラベルでフィルタリングする」を参照してください。
シナリオ1:ターゲットとするカスタマーセグメント
トリガでラベルを使用する最も一般的なシナリオは、異なるカスタマーセグメントがあり、各セグメントに関連する記事のみを表示したい場合です。たとえば、あなたがモバイルゲームの開発者で、AndroidとiOSの両方のプラットフォームをサポートしていて、Androidを使用しているカスタマーからリクエストがあった場合にAndroid関連の記事だけを表示したいとします。
これを行うには、カスタムフィールド「プラットフォーム = Android」に基づいた条件を持つ「Android」オートリプライトリガを作成します。そして、「android」ラベルを含む記事のみを表示するように、ラベルを使ってトリガを設定します。
同様に、iOSプラットフォームとラベル用のトリガも設定します。
シナリオ2: ヘルプセンターの「ノイズ記事」を減らす
あなたのヘルプセンターには、多くの記事が含まれているかもしれませんが、その多くは、カスタマーにお勧めできません。
そのような場合は、記事を見直して、精査した200~300本の記事だけに「use_for_autoreply」というラベルを付けます。これにより、オートリプライは有用な記事だけを提案できるようになります。
シナリオ3: 特定の問い合わせに対してターゲットを絞ったテストを行うこと
慎重に扱うべきなのでお勧めはしませんが、「パスワードリセット」のような特定のタイプの問い合わせに絞り、オートリプライを活用しているお客様もいます。
その場合は、件名や説明文の中から特定の単語を探すトリガを作成します。そして、ラベルを使用して、提案する記事を絞り込むことで、試験運用を制限し、より広いロールアウトをサポートするための定量的なデータを得ることができます。