会社やチームの組織を階層化したビューを作成すると、多くの理由で役に立ちます。また、より複雑な階層を作成し、より深い階層を含めることで、たとえば、親会社の子会社ごとに紐付けられた取引の金額や数量を把握することができます。このような階層の全容を見られるようにするには、SellスマートリストまたはExploreのいずれかを使用してビューを作成する必要があります。どちらも、カスタマイズされた情報にアクセスするのに最適な方法です。
この記事では、次のトピックについて説明します。
Sellスマートリストを使用して階層ビューを作成する
チームビューや企業の親子ビューなどの基本的な階層を作成する場合は、Sellスマートリストを使用するのが最良の方法です。Sellスマートリストは、保存されたデータのビューです。フィルターを使ってビューを繰り返しカスタマイズしたり、特定のリードや取引先、取引を選択したりすることなく、いつでも簡単にアクセスできます。
たとえば、親会社の所有権が同じ子会社をすべて表示したい場合や、親子関係にある会社のリストを1つのビューで表示したい場合は、次の手順で階層ビューを作成することができます。
- Sellで新しいスマートリストを作成します。
- 「親会社」フィールドを追加します。
- ドロップダウンメニューから、目的の親会社を選択します。
- 子会社の詳細情報(所有権など)を入力するために必要な追加フィールドを追加します。
Exploreを使用して階層ビューを作成する
より複雑な階層を作成する場合は、Exploreの「レポートと分析」ソリューションを使用します。たとえば、親会社の各子会社に紐付けられた取引の金額や数量を把握したい場合です。このような場合、取引先や取引のカスタムフィールドを使用することで、深い階層を維持することができます。
Exploreを使用して階層ビューを作成するには
- Exploreを開きます。
- 「レポートの作成」の手順に従って、データセット(売上データセットなど)を作成します。
- 「行」パネルに次の属性を追加します。
- 取引先名
- 取引先オーナー
- 親会社を検索するには、フィルターとして「取引先の親会社」属性を追加します。
- Sellのレポートを複製するには、次の3つのユーザー定義メトリックを作成します。
- SUM(成約取引)
- SUM(アクティブな取引)
- COUNT_D(損失または不適格とされた取引)
(成約取引)の計算式を作成する場合
IF [取引ステージタイプ] = "WON"
THEN SUM(取引金額)
ENDIF
(アクティブな取引)の計算式を作成する場合
IF ([取引ステージタイプ] = "INCOMING" OR [取引ステージタイプ] = "IN_PROGRESS")
THEN SUM(取引金額)
ENDIF
(損失または不適格とされた取引)の計算式を作成する場合
IF ([取引ステージタイプ] = "LOST" OR [取引ステージタイプ] = "UNQUALIFIED")
THEN [取引ID]
ENDIF
たとえば、カスタムフィールドを使用して行や列を追加していくことで、必要な情報の深さを増やしていくことができます。