UltimateGPTとは?
UltimateGPTは、OpenAIのChatGPTにも使われているGPT(Generative Pre-Trained Transformer)アーキテクチャを含む、大規模言語モデルを活用した生成AIを搭載したカスタマーサービスエージェントです。
UltimateGPTは、ヘルプセンター内の情報をもとに学習し、人間のように会話をやりとりしてカスタマーサポートへの問い合わせに答えることができます。UltimateGPTは事前のトレーニングなしで利用でき、ヘルプセンターに接続するだけで、数分以内にカスタマーからの問い合わせにリアルタイムで対応できるようになります。
全体として、UltimateGPTは、100以上の言語に対応し、24時間365日いつでもカスタマーをサポートできる応答性の高い親身なAIエージェントを提供することで、カスタマーエクスペリエンスの向上を目指しています。
UltimateGPTはどのチャネルで使用できますか?
UltimateGPTは、チャットやメッセージングにおいて、ナレッジベースや顧客管理システムの情報を活用し、人間がするような自然な会話を自動で行うことができます。
チケット対応においては、UltimateGPTはCRM内の問い合わせに対して返信の候補文を生成し、エージェントはその内容を編集して送信できます。
UltimateGPTのサポートを利用するには、一定数の問い合わせが必要ですか?
いいえ、利用に最低限の問い合わせ件数は必要ありません。UltimateGPTを使い始めるには、GPTが学習できる十分な内容のナレッジベースがあればそれで十分です。生成AI対応のためのナレッジベースを準備するためのヒントについては、こちらの記事を参照してください。
UltimateGPTは何語で使えますか?
UltimateGPTは100以上の言語に対応しており、さまざまな言語でスムーズに会話できます。また、あらゆる言語で書かれたヘルプセンターコンテンツを読み取ることもできます。
UltimateGPTの対話機能は、ワークフローとどのように連携しますか?
UltimateGPTは、ヘルプセンター内の情報をもとに、すべての応答を自動で生成します。トピックによっては、AIエージェントの動作をより細かくコントロールしたい場合もあります。以下はその例です。
- AIエージェントにアクション(タグの追加、ルーティング、フィールドの更新など)を実行させたい場合
- 社内システムにある顧客データを使って、パーソナライズされた応答を行いたい場合
- 会話にインタラクティブなリッチメディア(ボタン、フォーム、カルーセルなど)を使用したい場合
このようなトピックには、AIエージェントがそのとおりに動けるように、スクリプト形式の対話やワークフローをあらかじめ作成しておきます。それ以外のトピックについては、これまで通りUltimateGPTが応答を行います。将来的には、対話の中に生成AIの要素を取り入れることで、より自然でスムーズな会話ができるようになります。
UltimateGPTは複数のヘルプセンターに接続できますか?
はい、UltimateGPTは複数のヘルプセンターに接続可能です。これにより、さまざまな分野のナレッジベースを一元化したり、特定のルールに基づいて応答に使うヘルプセンターを切り替えたりできます。たとえば、カスタマーがアメリカ在住の場合は、北米向けのヘルプセンターを使って対応するといった設定が可能です。
AIエージェントの話し方のスタイルやトーンを調整することは可能ですか?
UltimateGPTには現在、4つの話し方のスタイル(トーン)と、2種類の回答の長さが用意されています。2024年第3四半期のロードマップでは、AIの声のトーンや回答の長さなどをユーザーが調整できる「カスタムインストラクション」機能の導入が予定されています。
GPTの利用を始めるまでに、どれくらい時間がかかりますか?
Zendeskをヘルプセンターとして使用している場合、UltimateGPTは、数分でセットアップが完了し、すぐに利用を開始できます。必要なのはヘルプセンターのURLだけです。それ以外のヘルプセンターシステムをご利用の場合は、ヘルプセンターの情報を正しく取り込むために、24〜48時間を要します。
UltimateGPTの利用を開始するために必要なものは何ですか?
公開されているヘルプセンターのコンテンツ(言語は問いません)をAIに学習させる必要があります。ヘルプセンターのコンテンツが充実しているほど、より良い結果が得られます。Zendeskのヘルプセンターをご利用の場合はURLを、それ以外のヘルプセンターの場合はインポートしたCSVファイルを使うことで、UltimateGPTを数分でヘルプセンターと接続させ、カスタマーからの問い合わせに対してすぐに自然な応答を自動的に始められます。