サポートチームが多様なタイプの問題に関する質問に対応するために、どれくらいのコストがかかりますか。また、さまざまなお客様に対してどのくらいの時間を費やしていますか。
このレポートでは、Zendeskのタイムトラッキングアプリで収集したデータを使用して、レポートで使用できるサービスコストの測定基準を作成します。
重要: この計算によって算出される値は概算値であり、サポート料金のヒントとなる情報にすぎません。この記事は説明のみを目的として提供されています。問題があれば、下のコメント欄に投稿してください。
この記事では、次のトピックについて説明します。
必要条件
スキルレベル:中
所要時間:20分
- Zendesk Explore Professional
- 編集者または管理者のアクセス権限(「Exploreへのユーザーの追加」を参照)
- Zendesk Supportのチケットデータ
- Zendeskのタイムトラッキングアプリをインストール済みであり、すでに収集したデータがあること。
メモ: タイムトラッキングアプリは、Exploreと同期されるカスタム数値フィールドにデータを保存します。タイムトラッキングアプリを直前にインストールした場合は、必要な計算済み基準の構築に必要なデータがExploreと同期されていない可能性があります。この同期は1時間に1回行われます。
サービスコストの測定基準を作成する
タイムトラッキングアプリは、さまざまなチケットの解決にエージェントが費やした時間を記録します。タイムトラッキングアプリは、この数値を秒単位でレポートしますが、このレシピでは新しい計算済み基準を作成して時間に換算します。
- Exploreで、クエリアイコン()をクリックします。
- クエリライブラリで、「新規クエリ」をクリックします。
- 「データセットの選択」ページで、「Support:チケット」データセットです。このデータセットは、タイムトラッキングアプリに保存されていた履歴カスタムフィールドデータです。
- クエリビルダーで、計算メニュー()を開き、「標準計算済み基準」をクリックします。
- 新しい基準に「サービスコスト測定基準」と名前を付けます。
- 式ウィンドウに、以下の式を入力します。
VALUE(合計経過時間 (秒))/3600*(時間給)
- たとえば、時給が$15.99の場合には「VALUE(合計経過時間 (秒))/3600*15.99」と入力します。
- 操作を完了したら、「保存」をクリックします。
サービスコストの測定基準を使用する
作成した測定基準は、「Support: チケット」データセットを使用する任意のレポートで使用できます。
サービスコスト測定基準をレポートで使用するには
- Exploreで、「Support: チケット」データセットを使用して新しいクエリを開きます。
- 「測定基準」パネルで、「追加」をクリックします。
- 測定基準のリストから「計算済み基準」>「サービスコスト測定基準」を選択し、「適用」をクリックします。
Exploreは、チケットの処理に費やされた全記録時間について、サービスの総コストを表示します。
「列」パネルまたは「行」パネルに属性を追加して、このコストデータをニーズに合わせてスライスできるようになりました。たとえば、各チケットのコストを表示するには「チケットID」属性を追加し、各担当者のコストを表示するには「担当者名」属性を追加します。
次のステップ
グラフ設定メニュー()の表示形式ページで、この測定基準の金額の表示形式を円表示に変更できます。この測定基準をさまざまな属性でスライスすることにより、組織のさまざまな部分の詳細なコストの見積もりを作成できます。
詳細については、「クエリの作成」を参照してください。