ユーザーの言語を検出し、設定するにはいくつかのやり方があります。その1つとして、Zendesk Supportに送信されたメールメッセージからエンドユーザーの言語を自動的に検出する方法があります。自動検出は、未登録(新規)ユーザーからのリクエストと、言語設定が現在選択されていないユーザーからのリクエストのみを対象とします。
メールから言語を検出する方法は、カスタマーサポートをメールのみで提供する場合に便利です。この場合、ユーザーはヘルプセンターを使用せず、ログインを行うことがないので、使用言語を設定できないからです。メール専用エンドユーザーの言語を処理する他の唯一の方法は、これらのユーザーに言語固有のメールアドレス(german@support.myaccount.comなど)にメールサポートリクエストを送信してもらうことです。
この記事では、次のトピックについて説明します。
動作のしくみ
Zendeskアカウントが複数の言語に対応している場合には、メールから使用言語を検出する機能が自動的に有効になります。
まず、受信したメールメッセージを解析して、ユーザーの言語を検出します。
- Accept-Languageメールヘッダーで言語が宣言されている場合、その言語がユーザーの言語として設定されます。
 - ヘッダーで言語が宣言されていない場合、メールのテキストスキャンで言語の検出を試みます。メールメッセージの長さは、言語解析に影響を与えることがあります。この長さがあれば必ず言語が検出されるという保証はできませんが、メッセージが長いほどより良い結果が得られます。
 - テキストスキャンで言語が検出できない場合(たとえば、メッセージが短すぎて言語が判別できないなど)、言語は検出されません。
 
言語処理の分析が完了すると、サポートされている言語に基づいて、以下のようにユーザーの言語が設定されます。
- 検出された言語がサポートされている言語の1つである場合は、その言語がユーザーの言語として設定されます。
 - メールの本文またはヘッダーを分析して言語を検出できない場合、ユーザーの言語はZendeskアカウントのデフォルト言語に設定されます。
 
メモ:「ユーザーに登録を求める」設定が有効な場合、エンドユーザーの最初のチケットが一時停止されるため、この機能ではエンドユーザーの言語が設定されません。この場合、エンドユーザーがプロフィールを作成するとき、または一時停止されたチケットを回復させるためにエージェントがプロフィールを作成するときに、言語が設定されます。
サポートされている言語
メールによる言語の検出機能では、現在以下の言語がサポートされています。
- アラビア語
 - 中国語
 - デンマーク語
 - オランダ語
 - 英語
 - フィンランド語
 - フランス語
 - ドイツ語
 - ギリシャ語
 - ヘブライ語
 - イタリア語
 - 日本語
 - 韓国語
 - ノルウェー語
 - ポーランド語
 - ポルトガル語
 - ロシア語
 - スペイン語
 - スウェーデン語
 - タイ語