Iframeアプリを使用して、エージェントは、Zendeskのエージェントインターフェイスから追加の情報にアクセスできます。この記事では、アプリの概要とインストール方法を説明します。

Iframeアプリを使用する

iframeは、1つのWebページを別のWebページに埋め込むことができるHTMLエレメントです。Iframeアイコンアプリは、ZendeskのエージェントがエージェントインターフェイスからすばやくWebページに移動し、ワークフローを中断せずに再びチケットに戻ることができるようにします。この機能は、エージェントが注文などの他のデータを照会するページを使用する場合に特に便利です。

Zendeskエージェントインターフェイス内のさまざまなWebページをIframeアプリに埋め込むことができます。ただし、すべてのページが正しく表示されるとは限りません。また、表示されるものの、挙動がおかしくなるページもあるかもしれません。経験からいうと、できるだけシンプルなWebページを選択するといいようです。

また、サイトによっては、この種の他サイトからの読み取りを積極的に阻止している場合があります。そういった対策が講じられているのはセキュリティ上の理由からで、ハッカーの成りすましを防ぐためです。その場合、Iframeアプリは表示されますが、クリックしても何のコンテンツも表示されません。

重要:最新版のFirefoxまたはChromeのブラウザでは、ZendeskへのWebページの読み込みがブロックされる可能性があります。ページを表示するには、ブラウザのアドレスバーの盾アイコンをクリックして、安全でないスクリプトの読み込みに同意するか(Chrome)、ページの保護を無効にします(Firefox)。

理由:これらのブラウザは、ZendeskなどのセキュアHTTPS接続から非セキュアHTTPページをリクエストされると、そのリクエストを検知してブロックします。ブラウザがページをブロックする理由は、ページがHTTPS経由で提供されるとしても、攻撃者によって読み取られ、改変されるおそれがあるためです。詳細については、FirefoxのWebサイトのこの記事およびGoogle Chromeのフォーラムのこの投稿を参照してください。

Iframeアプリをエージェントインターフェイスに追加するには

  1. 管理センターで、サイドバーの「 アプリおよびインテグレーション」をクリックし、「アプリ」>「チャネルアプリ」を選択します。
  2. 「Zendeskマーケットプレイス」をクリックし、「Iframe」を検索します。
  3. Iframeアプリのアイコンをクリックします。

  4. ページの右上で「アプリのインストール」をクリックします。
  5. アプリで次の設定を行います。
    • Iframe URL:必須入力。エージェントがIframeアプリをクリックしたときに表示されるページへのリンクを入力します。
    • 非アクティブなアイコンのURL:アプリを操作していないときに表示される画像。見やすいように、Zendeskパネルのグレーの色に対して目立つ配色の画像を選んでください。
    • ホバーアイコンのURL:エージェントが画像の上にマウスを置いたままで、クリックせず操作を何も行っていない状態のときに元の画像に替わって表示される画像。
    • 選択したアイコンのURL:Iframeアプリをクリックしてアクティブ化したときに表示される画像。
    • タイトル:必須入力。他のアプリと区別できるよう、わかりやすいタイトルを付けます。
  6. 「インストール」をクリックします。

例

あなたの会社ではX(旧Twitter)を重視していますか。XのステータスページをZendeskに埋め込むことができます。以下は、Xのステータスページ用のIframeアプリの設定です。 

  • タイトル:Xのステータス
  • Iframe URL:https://api.twitterstat.us
  • 非操作時アイコンのURL:https://twitter.com/images/resources/twitter-bird-light-bgs.png
  • ホバーアイコンのURL:https://twitter.com/images/resources/twitter-bird-dark-bgs.png
  • 選択したアイコンのURL:https://twitter.com/images/resources/twitter-bird-light-bgs.png

エージェントが、ブラウザでのページ読み込みを許可するための設定を理解しているか確認してください。詳細については、前述の「重要」を参照してください。

以下に、このほかにIframeアプリに読み込むことのできるWebページの例を以下に示します。

  • Twilioのステータス:http://status.twilio.com/
  • Salesforce.comのステータス:http://trust.salesforce.com/trust/status/
  • Googleアプリのエンジン:http://code.google.com/status/appengine
  • Skype:http://heartbeat.skype.com
  • Googleアナリティクス:http://www.google.com/analytics/status#hl=en

包括的なSaaSダッシュボードのリストについては、http://www.transparentuptime.com/2009/01/comprehensive-list-of-saas-public.htmlをご覧ください。Zendeskのダッシュボードは、http://www.zendesk.com/support/system-statusでご利用いただけます。

コミュニティのヒント(投稿者:クリス):試行錯誤の結果、20x20ピクセルのグリフの35x35ピクセルの文書が、現在サイドバーに表示されるアイコンにぴったり合うことがわかりました。

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