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アドオン AIエージェント - Advanced

カルーセルは、高度なAIエージェントの対話内で使用されるリッチメッセージングブロックの一種です。最大10個の選択肢を、カードと呼ばれる視覚的な要素で表示できます。カルーセルは、AIエージェントが提示する選択肢の中から、カスタマーが視覚的にわかりやすく楽しく選べるようにするための手段です。

この記事では、次のトピックについて説明します。
  • カルーセルブロックについて
  • CRM固有の要件と制限
  • APIインテグレーションによるカルーセルカードの設定

カルーセルブロックについて

対話にカルーセルブロックを追加すると、設定用に2つの子ブロックが表示されます。
  • カードブロック:カルーセル内の最初のカードを表します。画像URL、カードタイトル、説明のフィールドが含まれています。

  • カードボタンブロック:関連カードのボタン要素を表します。各ボタンは、標準ボタンと外部リンク付きボタンの2種類のいずれかになります。

各カードにボタンを追加できます(ただし、一部のCRMにはボタンの数に制限があります)。カルーセル内の合計カードは10枚までです。

「詳細」ウィンドウの「フォールバック」トグルを使用して、カルーセルを操作しないユーザーのフォールバックを追加できます。対話フロー内にフォールバックブロックが表示され、代替の分岐として設定できます。

カルーセルブロックは、メッセージングAIエージェントと特定のCRMでのみ使用できます。CRMは、カルーセルに対して特定の要件や制限を設けている場合があります。

CRM固有の要件と制限

CRMインテグレーションにカルーセルを追加する場合、以下のような特別な要件と制限が適用されます。
  • Sunshine Conversationsでのカルーセルの使用
  • Zendesk Chatでのカルーセルの使用
  • Freshchatでのカルーセルの使用
  • Salesforceでのカルーセルの使用

Sunshine Conversationsでのカルーセルの使用

Sunshine Conversationsでは、リッチフォーマットメッセージングをサポートする際に、以下の要件および制限があります。

ブロックのタイプ コンポーネント Sunshine Conversationsの制限
カード すべてのフィールド
  • 特に指定がない限り、すべてのフィールドは必須です。
  カード枚数
  • カルーセル1個につき最大10枚
  画像
  • URLは最大2048文字まで
  • httpまたはhttpsの有効なURL
  カードタイトル
  • 最大128文字まで
  説明
  • 最大128文字まで
  • 改行は使用不可
カードボタン ボタンの数
  • カード1枚につき最大3個
  ボタンのテキスト
  • 必須
  • 最大35文字
  外部リンク付きのボタン
  • URLは最大2048文字まで
  • httpまたはhttpsの有効なURL
  • ここで対話を終了する必要がある

Zendesk Chatでのカルーセルの使用

Zendesk Chatでは、リッチフォーマットメッセージングをサポートする際に、以下の要件および制限があります。

ブロックのタイプ コンポーネント Zendesk Chatの制限事項
カード すべてのフィールド
  • すべてのフィールドが必須
  • 少なくとも1文字を含むこと(スペースはカウントしない)
  カード枚数
  • カルーセル1個につき最大10枚
  画像
  • PNG、JPEG、GIF
  • 最大20MB
  • 長方形にレンダリングする(横の辺が最長)
  • 中央から自動的に2:1(幅:高さ)の比率にトリミングされる
  • URLは最大2000文字まで
  • httpまたはhttpsの有効なURL
  カードタイトル
  • 最大150文字
  • 引用符(")は使用不可
  説明
  • 最大150文字
  • 改行は使用不可
  • 引用符(")は使用不可
カードボタン ボタンの数
  • カード1枚につき最大3個
  ボタンのテキスト
  • 必須
  • 最大20文字
  外部リンク付きのボタン
  • ここで対話を終了する必要がある
  • URLは最大2000文字まで
  • httpまたはhttpsの有効なURL

Freshchatでのカルーセルの使用

Freshchatでは、リッチフォーマットメッセージングをサポートする際に、以下の要件および制限があります。

ブロックのタイプ コンポーネント Freshchatの制限事項
カード すべてのフィールド
  • すべてのフィールドが必須
  • 後続のAIエージェントメッセージが必要
  カード枚数
  • 最低2枚
  画像
  • JPEG、PNG、GIF
  • 最大2MB
  • httpまたはhttpsの有効なURL
  カードタイトル
  • 最大128文字まで
  説明
  • 最大70文字
カードボタン ボタンの数
  • 最大2個
  • 各タイプから1つずつ必要
    • ボタン
    • 外部リンク付きのボタン
  ボタンのテキスト
  • 必須
  • 最大33文字
  外部リンク付きのボタン
  • ここで対話を終了する必要がある
  • URLは最大2000文字まで
  • httpまたはhttpsの有効なURL

Salesforceでのカルーセルの使用

カルーセルを使用する前に、Salesforceでリッチメッセージングを有効にする最新のスクリプトを実装する必要があります。

操作性を向上させるには、カードごとのボタンを3個以下にすることをお勧めします。

ブロックのタイプ コンポーネント Salesforceの制限事項
カード 画像
  • httpまたはhttpsの有効な画像URL
  • 画像サイズは5MB以内
  • Salesforceでサポートされているファイルタイプであること
カードボタン 外部リンク付きのボタン
  • ここで対話を終了する必要がある
  • 外部リンクがhttpまたはhttpsの有効なURLであること

APIインテグレーションによるカルーセルカードの設定

カルーセルはデフォルトでは静的ですが、既存のカスタムAPIインテグレーションから取得したコンテンツを使って、動的に表示させることも可能です。動的カルーセルでは、カードブロックおよびカードボタンブロックは、動的コンテンツを含むテンプレートです。

動的コンテンツを含むカルーセルを対話に追加するには
  1. 対話ビルダーでプラス(+)アイコンをクリックし、カルーセルブロックを追加します。

    動的カルーセルブロックが、最初のテンプレートカードブロック、フォールバックブロック、および「詳細」ウィンドウと共に表示されます。

  2. フォールバックを削除するには(オプション)、「詳細」ウィンドウで「フォールバック」の選択を解除します。

    あるいは、フォールバックを代替の分岐として設定することもできます。

  3. 「詳細」ウィンドウで、「動的コンテンツに変換」をクリックし、配列タイプパラメータとして「dataSources」と入力します。
  4. テンプレートカードブロックで、テキストまたはパラメータ(%imageurl、%title、%description)をそれぞれのフィールドに入力します。
  5. テンプレートカードボタンブロックで、テキストまたは「%buttontext」などのパラメータを入力します。

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