Zendesk Chatウィジェットは、さまざまな要件に合わせてカスタマイズできます。たとえば、部門のドロップダウンメニューを非表示にすることも可能です。この記事では、その設定方法と必要なスニペットをご紹介します。
より詳しい情報や高度な設定方法については、以下の2つの記事が参考になります。
この記事では、以下のトピックについて説明します。
部門を非表示にする理由
これは、エンドユーザーに先入観を与えないようにするための配慮です。プリチャットフォームでドロップダウンメニューを非表示にすることで、AIエージェントか人間の担当部門かを選べないようにしています。以下に、スニペットありとなしの表示例を示します。
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部門ドロップダウンあり: |
部門ドロップダウンなし: |
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部門ドロップダウンメニューを非表示にする方法
次の2ステップの簡単な手順で非表示にできます。
ステップ1:スニペットを編集する
以下のスニペットを編集し、BOT_DEPARTMENTとHUMAN_DEPARTMENTをZendesk Chat/Support内の部門/グループの名前に置き換えます。
ウィジェットの動作
- AIエージェントがオンラインの場合 --> AIエージェントの部門を選択
- AIエージェントがオフラインの場合 --> 人間のエージェントの部門を選択
<script>
zE('webWidget:on', 'chat:departmentStatus', function(dept) {
if (dept.name === 'BOT_DEPARTMENT' && dept.status === 'online') {
zE('webWidget', 'updateSettings', {
webWidget: {
chat: {
departments: {
enabled: [''],
select: 'BOT_DEPARTMENT'
},
}
}
});
} else if (dept.name === 'BOT_DEPARTMENT' && dept.status !== 'online') {
zE('webWidget', 'updateSettings', {
webWidget: {
chat: {
departments: {
enabled: [''],
select: 'HUMAN_DEPARTMENT'
},
}
}
});
}
});
</script>
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❗ カスタムスクリプトのスニペットでできることはたくさんあります。部門ドロップダウンメニューを非表示にすることは、重要かつ最も一般的に利用されている設定のひとつです。 |
ステップ2:Webサイトまたはヘルプセンターに追加する
WebサイトまたはヘルプセンターのZendesk Chatウィジェットスニペットのすぐ下にこのスニペットを挿入することで、部門メニューを非表示にすることができます。
Webサイト上のウィジェットの位置がわからない場合は、Webサイトの開発者に問い合わせてください。
ヘルプセンター(Zendesk Guide)でZendesk Chatウィジェットを見つける
「Zendesk Support」>「ウィジェット」でウィジェットを有効にして、ヘルプセンターに正しく追加されていることを確認します。

これにより、Web Widgetがヘルプセンターのヘッダーdocument_head.hbs に追加され、ヘルプセンターのすべてのページにウィジェットが表示されるようになります。
追加が完了すると、Zendesk Guide >「ナレッジベース管理者」>「デザインをカスタマイズ」>「カスタマイズ」>「コードを編集」> document_head.hbs 内で確認できます。場所がわかりにくい場合は、以下のスクリーンショットをご確認ください。




