現在どのような処理が行われていますか?
UltimateGPTは、会話を自動化するためにカスタマーサポートの会話ログを処理します。これらの会話ログには、エンドユーザーに関する個人を特定できる情報(PII)が含まれる可能性があります。
誰が関与していますか?
UltimateGPTの機能を実現する大規模言語モデル(LLM)を提供するために、当社はOpenAIをサブプロセッサーとして利用しています。
何が共有されますか?
GPTの機能を提供するために、すべての会話内容(プロンプトを含む)を当社でサニタイズ処理を施したうえでOpenAIのサービスに提供し、エンドユーザーのPIIが転送されてしまうのをできるだけ少なく抑えています。OpenAIのAPIによってこの会話内容が共有されます。
データはどこに送信されますか?
AIエージェント - AdvancedおよびOpenAIのサービスインフラストラクチャは、いずれも欧州連合(EU)内に設置されています。
どのような安全措置が講じられていますか?
当社独自の技術的および組織的な対策に加え、データ転送に関連して、以下のような追加の保護措置を講じています。
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データが他のモデルのトレーニングに使用されることはない。OpenAIのサービスでは、API経由で転送されたデータをモデルのトレーニングや改良に使用することはありません。
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データ処理契約(DPA)および標準契約条項(SCC)の締結。PIIの転送に関して、OpenAIとデータ処理契約(DPA)を締結しており、あわせて最新のEU標準契約条項(SCC)にも合意しています。
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SOC 2 Type 2への準拠。当社自身のSOC 2準拠に加え、OpenAIも各種の主要なセキュリティ基準や管理体制を導入しています。詳細については、OpenAIで採用されているMicrosoft Azureのセキュリティおよびプライバシーに関するページをご覧ください。
- 暗号化。データはAzure Storageに保存され、Microsoft Managed Keyによって同一リージョン内で暗号化され、論理的に隔離されています。
- サニタイズ処理。OpenAIサービスにデータを送信する前に、すべての会話内容に対して当社独自のサニタイズ処理(後述)を実施しています。
サニタイズ処理はどのように行われますか?
当社の機械学習および人工知能システムは、学習や分類のために個人情報(PII)を必要としません。そのため、お客様に提供するサービスの品質を損なうことなく、メッセージ内の個人情報を匿名化することが可能です。
メッセージの匿名化は、メッセージ内に含まれるさまざまなカテゴリの個人情報を検出し、それぞれに対応する匿名ラベルへ置き換える方法で行われます。置き換えにはコンテンツエンティティを使用します。たとえば、メッセージ内に含まれたメールアドレスは<EMAIL>ラベルに、銀行口座番号は<IBAN>ラベルに置き換えられます。<EMAIL>や<IBAN>といったプレースホルダは、当社でデフォルト設定され、事前に定義されたコンテンツエンティティの一例です。よく使われるコンテンツエンティティのリストについては、こちらをご覧ください。
他に注意すべきことはありますか?
上記のセーフガードに加え、AIエージェントの最初の挨拶メッセージに、会話中に個人情報(PII)を送信しないようにエンドユーザーに注意を喚起する文言を追加することもできます。
関連情報
関連情報へのリンクを以下に示します。