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独自のモバイルアプリでZendesk Chatを提供している場合は、プッシュ通知を有効にして、カスタマーにチャットの応答や更新を通知することができます。

有料プランのZendesk Chatアカウントでは、プッシュ通知を設定することで、モバイルデバイス上でアプリがバックグラウンドになっている場合でも、ユーザーに通知することができます。必要に応じて、これらの通知は、複数のモバイルアプリについて有効にすることができます。

この記事では、管理者がモバイルアプリ用のChatプッシュ通知を有効にするために必要なタスクについて説明します。

  • アプリの追加の準備をする
  • モバイルアプリでプッシュ通知を有効にする
  • アプリの情報を編集する
  • アプリのプッシュ通知を無効にする
  • プッシュ通知をテストする
  • ChatモバイルSDK V1を以前使っていた方への注意
メモ:複数のモバイルアプリでZendesk Chatのプッシュ通知を有効にするには、ChatモバイルSDK V2以降を使用している必要があります。

アプリの追加の準備をする

開発者がプッシュ通知を有効にできるようにするには、あらかじめChat管理者がChatアカウントにFCMサーバーの資格情報(Android用)またはPEM証明書(iOS用)をアップロードする必要があります。

開発者はFCMサーバーの資格情報またはPEM証明書ファイルを提供する必要があります。開発者からの質問がある場合は、Zendeskの開発者ポータルの以下のドキュメントを参照してもらってください。

  • https://developer.zendesk.com/embeddables/docs/chat-sdk-v-2-for-ios/push_notifications
  • https://developer.zendesk.com/embeddables/docs/chat-sdk-v-2-for-android/introduction

モバイルアプリでプッシュ通知を有効にする

メモ:Googleは2024年6月にFCM XMPPおよびHTTPのレガシーAPIを廃止いたします。AndroidでChat SDKを使用している既存のお客様は、最新の形式で資格情報を再アップロードする必要があります。詳しくは「以前のFCM APIからHTTP v1に移行する」を参照してください。

プッシュ通知を有効にするには管理者がモバイルアプリを、ChatダッシュボードからアクセスできるモバイルSDKリストに追加する必要があります。アプリがこのリストに追加されると、アプリIDが生成され、モバイル開発者チームと共有されます。

アプリをモバイルSDKリストに追加するには

  1. Chatダッシュボードで、「設定」>「アカウント」>「APIおよびSDK」に移動します。
  2. 「モバイルSDK」セクションで、「アプリを追加」をクリックします。

  3. 「アプリを追加」ページで、以下のようなアプリの情報を入力します。
    • 名前:開発者や他の管理者が識別しやすいアプリ名。
    • 説明:アプリの機能に関する簡単な説明。
    • (Androidの場合)Firebaseコンソールで「Generate New Private Key」をクリックして、プライベートな資格情報、クライアントのメールアドレス(「サービスアカウントのメールアドレス」とも呼ばれる)、プロジェクトIDを含むサービスアカウントのプライベートキーをアップロードします。詳しくは「Initialize the SDK in non-Google environments」を参照してください。また、google-services.jsonをAndroidプロジェクトに追加する必要があります。詳しくは「プッシュ通知」を参照してください。

      ほとんどの移行シナリオでは、Firebase Cloud Messaging (FCM) v1 APIはデフォルトで有効になっています。エンドポイントに接続しようとしてエラーが発生した場合は、Google CloudコンソールのAPIとサービスのリストでFirebase Cloud Messaging APIが有効になっていることを確認してください。

    • (iOSの場合)PEM証明書をアップロードします。
  4. 「変更を保存」をクリックします。

アプリが作成され、アプリIDが割り当てられました。

開発チームに資格情報または証明書がアップロードされたことを知らせます。この確認メッセージを受け取ったあと、プッシュ通知を有効にするにはアプリコードを変更する必要があります。詳細については、前述の開発者ドキュメントへのリンクを参照してください。

アプリの情報を編集する

前述の「モバイルアプリでプッシュ通知を有効にする」で説明したように、モバイルアプリに割り当てられた名前と説明を編集することができます。

既存のアプリの設定を編集するには

  1. ダッシュボードで、「設定」>「アカウント」>「APIおよびSDK」に移動します。
  2. 「モバイルSDK」セクションで、編集するアプリをクリックします。
  3. 「アプリの編集」ページで変更を行い、「変更を保存」をクリックします。

アプリのプッシュ通知を無効にする

モバイルアプリにChatのプッシュ通知を提供する必要がなくなった場合は、モバイルSDKリストからモバイルアプリを削除することができます。

アプリが削除されると、このアプリIDを使用している訪問者は、あなたのサービスからのプッシュ通知が届かなくなります。なお、同じアプリIDで別のモバイルSDKアプリを作成することはできず、いったん削除したアプリは元に戻せません。

アプリを削除するには

  1. ダッシュボードで、「設定」>「アカウント」>「APIおよびSDK」に移動します。
  2. 「モバイルSDK」セクションで、削除するアプリを選択します。
  3. 「選択項目を削除」をクリックします。

プッシュ通知をテストする

アプリがiOSデバイスで利用可能な場合は、アクティブなアプリで利用可能にする前にプッシュ通知をテストすることができます。

テスト環境にプッシュ通知を送信するには(iOSのみ)

  1. ダッシュボードで、「設定」>「アカウント」>「APIおよびSDK」に移動します。
  2. 「モバイルSDK」セクションで、テスト環境にプッシュ通知を送信したいアプリをクリックします。
  3. 「iOS」セクションで、「APNサンドボックスの場合」を選択します。
  4. 「変更を保存」ボタンをクリックします。

ChatモバイルSDK V1を以前使っていた方への注意

以前にChatモバイルSDK V1を使用していた場合、アカウントから「アプリ1」というアプリを削除できない場合があります。

旧モバイルSDKの設定で作成されたモバイルSDK V1を使用しているアプリがある場合、それらの既存のアプリは新しいエクスペリエンスに移行されました。これらの既存のアプリは、事前に割り当てられた名前「アプリ1」(アプリの設定で変更できます)を検索すると、簡単に見つけることができます。

このアプリは古いバージョンのモバイルSDKを使用しているため、誤って削除すると新しいアプリとして追加できなくなるため、ダッシュボードからの削除を無効にしてあります。

このアプリを非アクティブにするには:

  1. 「モバイルSDK」セクションで、「アプリ1」をクリックします。
  2. 「アプリを編集」をクリックします。
  3. FCMサーバーキーまたはPEMファイルを削除します。
  4. 「変更を保存」をクリックします。
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