EnterpriseおよびEliteプランの場合、チーム構造(ユーザー階層)を作成して、さまざまな階層レベルの従業員を含んだ拡張チーム構造を管理できます。
ユーザー階層を作成するには管理者権限が必要です。
ユーザー階層を作成する
ユーザー階層は、組織内のユーザーをツリー状に階層化したものであり、チームとグループに分けられます。ユーザー階層は、社内のユーザーにデータへのアクセス権限を付与する仕組として使われます。
ユーザー階層を作成するには
- 設定アイコン()をクリックし、「管理」>「ユーザー」を選択します。
- 「ユーザー階層」をクリックし、「アクティブにする」をクリックして、アカウントの基本的なユーザー階層を有効にします。
デフォルトでは、アカウントオーナーは「最上位マネージャー」として階層ツリーの最上位に配置され、他のユーザーは最上位マネージャーへ直接レポートします。最上位のマネージャーを変更する必要がある場合は、「最上位のマネージャーを変更する」を参照してください。チームの構造を構築するために、最上位のマネージャーの上下にユーザーを追加できます。ユーザーが管理センターで作成された場合、管理者は階層と権限を確認するためにSellでプロセスを完了する必要があります。
- ユーザーをマネージャーとして追加するには、既存のユーザーの左側にあるユーザーを追加()をクリックします。
- ユーザーを部下として追加するには、既存のユーザーの右側にあるユーザーを追加アイコン()をクリックします(新規ユーザーの追加については「Sellでのユーザーの作成」を参照)。
「レポート先」フィールドには、マネージャーが自動的に入力されます。または、「レポート先」フィールドに、レポート先となるマネージャーを指定します。新規ユーザーがユーザー階層に表示されます。
- 階層内で、既存のユーザーの位置を変更するには、編集するユーザーを選択し、鉛筆のアイコンをクリックします。
ユーザーを検索するには、検索バーにユーザーの名前の一部を入力します。
「レポート先」フィールドでマネージャーを変更し、「保存」をクリックします。新しいマネージャーの部下になるユーザーがユーザー階層内を移動します。
ツリー構造にチームの複数のブランチを作成するには、同じ階層レベルにピアマネージャーを追加し、その配下の従業員を追加します。
- ユーザーを最上位マネージャーにするには、ユーザーの編集中に「最上位マネージャーにする」をクリックします。最上位のマネージャーになれるのは、レポート先のないユーザーだけです。
- マネージャーを選択し、鉛筆のアイコンをクリックしてチームに名前を付けます。
「チーム名」フィールドを編集して、「保存」をクリックします。作成したチーム名は、ユーザー階層のマネージャー名の下に表示されます。
このフィールドは、ユーザーにレポート先がある場合にのみ表示されます。そのマネージャーにレポートするユーザーは全員、チームの一員です。チーム名を使ってレポートをフィルタリングすることで、データをカスタマイズして組織の営業パフォーマンスを分析できます。
- 組織全体のユーザーを含むグループを1つ以上作成します。これはレポートをセグメント化し、フィルタリングする際に役立ちます。
グループに含めるユーザーごとに、ユーザーを選択して鉛筆アイコンをクリックします。「グループ」フィールドでエントリを選択(または新規グループを作成)して、「保存」をクリックします。ユーザー階層のユーザー名の下に作成したグループの名前が表示されます。
- 各ユーザーをツリーに追加するときに各ユーザーのデータアクセス権限を設定するか、組織階層を構築した後で戻ってきます。
Sellのさまざまなユーザーロールと権限については、「ユーザー権限の管理」をご覧ください。
- ユーザー階層でユーザーの名前をクリックして、ユーザーのデータアクセス権限を確認します。
「権限の表示」バーを切り替えて、リード、取引先、見込みとカスタマー、および取引についてそのユーザーが持っている権限を表示します。権限の種類ごとに、ユーザーの階層ボックスに緑色の枠線が表示され、同じかまたはそれ以下のデータアクセス権限を持つ他のすべてのユーザーの周囲に緑色の枠線が表示されます。
たとえば、ユーザーが取引先のマネージャーと同じ権限を持っている場合、マネージャーとユーザーボックスの両方に緑色の枠線が表示されます。ユーザーが自分の取引のみを表示する権限を持っている場合、緑の枠線はユーザーの階層ボックスに表示されますが、マネージャーの階層ボックスには表示されません。