監査ログには、Zendeskアカウントの作成後にアカウントに加えられたさまざまな変更が記録されています。これらの変更の記録は無期限に保存され、すべての変更履歴を確認することができます。監査ログは、管理センターの中で、またはSupport API経由で表示できます。
この記事では、以下のトピックについて説明します。
監査ログの変更について
監査ログについて理解しておくべき重要な点は、キャプチャされた変更の種類と、各ログエントリに提供される情報の2つです。
監査ログに記録される変更
監査ログは、エージェントや管理者がZendeskアカウントに対して行った変更を追跡します。エンドユーザーのアクティビティは記録されません。
監査ログには、以下の領域に対する変更が表示されます。
- アカウント情報と設定
- ユーザー(既存ユーザーのみの更新。新規ユーザーの作成に関するアクティビティは記録されない)
- アプリ
- Web Widget
- ビジネスルール
- チケットの設定
- 組織
- カスタムオブジェクト
監査ログのエントリ
監査ログの各エントリには、以下の情報が含まれます。
列 | 説明 |
---|---|
時間 | イベントの発生日時 |
アクター | イベントを発生させたユーザーまたはシステム |
IPアドレス | イベントを発生させたユーザーのIPアドレス |
アイテム | アクターによって変更された対象 |
アクティビティタイプ | イベントのアクションタイプ(作成、更新、削除、エクスポート、サインイン) |
アクティビティ | イベントに関する詳細 |
Zendesk APIおよびZendesk Supportでは、監査ログのタイムスタンプは協定世界時(UTC)で表示されます。管理センターでは、監査ログのタイムスタンプはアカウントのタイムゾーンで表示されます。「Zendesk Supportのタイムゾーンとフォーマットを設定する」を参照してください。監査ログで使用されているタイムゾーンが不明な場合、「時間」列の見出しにあるiアイコンにマウスのカーソルを合わせてみてください。
監査ログを管理センターで表示する
監査ログをフィルターする
多くの場合、監査ログにアクセスしても、全体のごく一部しか表示されません。たとえば、変更日時はわかるけれど何が変更されたかはわからない、変更を行ったユーザーはわかるけれど変更日時はわからない、というようなこともあります。監査ログには大量のイベントが含まれるため、フィルタリングを使用することで、探しているものを簡単に見つけやすくなります。
上位の監査イベントはフィルターとして使用できますが、すべてのイベントタイプをフィルタリングできるわけではありません。さらに多くの監査イベントが今後追加される予定です。
監査ログをフィルターするには
- 管理センターで、サイドバーの「 アカウント」をクリックし、「監査ログ」>「監査ログ」を選択します。
- 「時間」列をクリックして、エントリを日付で並べ替えます。
- ほかのフィルターを使用するには、「フィルター」をクリックします。
その他のフィルターがサイドパネルに表示されます。
- 特定の日付範囲内のエントリを検索するには、開始日と終了日を入力します。
-
「アクター」フィールドに名前を入力し、アクティビティを実行したメンバーまたはシステムでフィルタリングします。
- アクティビティタイプを選択すると、アクションタイプ(作成、更新、削除、エクスポート、サインイン)でエントリをフィルタリングできます。
- 項目セクションのフィルターを使用して、変更が行われた設定、ユーザー、またはビジネスルールでフィルタリングします。
- 「タイプ」フィールドで、フィルタリングする一般的な項目タイプ(「トリガ」など)を選択するか検索します。
- 「名前」フィールドで、フィルリングする特定の項目(「担当者への通知 - コメント更新」という名前のトリガなど)を選択するか検索します。
- 「フィルターを適用」をクリックします。
監査ログをエクスポートする
監査ログのコピーをCSV形式でエクスポートすることができます。エクスポートを開始する前にリストをフィルタリングした場合、CSVファイルも同じフィルタリング結果になります。エクスポートされたコピーは、Zendeskのメインメールアドレスにメールで送られます。
監査ログのコピーをエクスポートするには
- 管理センターで、サイドバーの「 アカウント」をクリックし、「監査ログ」>「監査ログ」を選択します。
- 必要に応じて、監査ログをフィルターします。
- 「CSVをメール送信」をクリックします。