Zendesk SellとZendesk Chatの両方を使用している場合は、Sell-Chatインテグレーションを設定して、Sell内でChatにアクセスし、ChatインターフェイスからSellデータを表示できます。また、Sellのアクティビティフィードで取引先、リード、取引のチャット履歴を見ることができ、Chatの会話から新しいSellリードを作成することができます。
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前提条件
- SellアカウントがZendeskアカウントであること。旧バージョンのSellプランをご利用の場合は、インテグレーションを有効にする前に、Zendesk Sellアカウントに移行する必要があります(「旧バージョンのSellアカウントからのZendeskプラットフォームへの接続」を参照)。
- Teamプラン以上のZendesk Chatフェーズ3またはフェーズ4のアカウント。
- SellアカウントとChatアカウントが同じZendeskサブドメインにあること。
- Sellの管理者権限。
- Chatフェーズ3のアカウント:ChatとSupportそれぞれの管理者権限。
- Chatフェーズ4のアカウント:Chatの アカウントオーナー権限。
メモ:Chatフェーズ4の(アカウントオーナー権限ではなく)管理者権限ではChatでSellアプリをインストールすることはできず、Zendeskアプリマーケットプレイスでエラーメッセージが表示されます。
設定が完了したら、SellとChatの連携を開始できるよう「Zendesk Chatを使用してセールスパイプラインを改善する方法」を参照してください。
Sell-Chatインテグレーションを有効にする
SellでChatアプリを有効にする場合は、Sell >「設定」でインテグレーションを有効にする必要があります。アプリマーケットプレイスから直接アプリをインストールする場合は、Sellに誘導されてインテグレーションを完了します。
Sell-Chatインテグレーションを有効にするには
- 設定アイコン()をクリックし、「インテグレーション」>「インテグレーション」を選択します。
- Zendesk Chatインテグレーションにアクセスし、「有効にする」をクリックします。
- ChatのSellアプリについては、「詳細を表示してインストール」をクリックします。Zendeskマーケットプレイスへのリンクが表示されます。
- 「インストール」をクリックして、Chat用のSellアプリをインストールします。
- Chatのサブドメインを確認または入力し、「インストール」をクリックします。
これにより、SellアプリのインストールページがChatに表示されます。
- 「OAuth認証」で 「Chat用Zendesk Sellにサインイン」をクリックします。「アプリケーションを承認」ダイアログで、「承認する」をクリックします。これは、Sellのデータにアクセスする権限をChatエージェントに与えることを意味し、共有されているリードと取引先の情報をChatで表示できるようになります。
- 「インストール」をクリックします。
Chatの「アプリ」タブにインストールされたSellアプリが表示されます。今後は、訪問者とのアクティブなチャット中にSellアプリが表示されるようになります。
- SellのChatアプリの場合は、「インテグレーション」>「インテグレーション」に戻ります。
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Zendesk Chatで「設定」をクリックし、SellのChatアプリで「詳細を確認してインストールします」をクリックします。
これにより、Zendeskマーケットプレイスに移動します。
- 「インストール」をクリックして、Sell用のChatアプリをインストールします。
- サブドメインを確認または入力し、「インストール」をクリックします。
Sellの「設定」>「アプリ」ページにリダイレクトされます。
- 営業担当がSellへサインインするときに、自動的にChatにもサインインするようにしたい場合は、「読み込み時にサインイン」をチェックします。
- 「インストール」をクリックします。
インストールしたChatアプリは「設定」>「インテグレーション」>「アプリ」>「マイアプリ」に表示されます。
今後は、Sellリボンの右上にあるChatアプリにアクセスできます。
- Sellで過去のチャットの表示を有効にするには、「インテグレーション」>「インテグレーション」の順に選択します。
- Zendesk Chatインテグレーションの「Sellで過去のチャットを表示」で、「有効にする」をクリックします。
- ダイアログで「有効にする」をもう一度クリックして、この機能を使用することを確定します。
メモ:チャット履歴の表示を有効にすると、Sellのアクティビティフィードに表示されるすべてのデータが、Sellへのアクセス権を持つすべてのChatエージェントに表示されます(Chatデータへのアクセス設定に関係なく)。
インテグレーションがインストールされます。
- 「インテグレーション」>「インテグレーション」で、インテグレーションが有効になっているか確認できます(有効になっているすべての要素に緑色のステータスシンボルが表示されます)。
ChatエージェントのSellデータへのアクセスを設定する
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Sellのユーザーのみアクセス可能:つまり、SellにアクセスできるChatエージェントだけが、ChatでSell情報を参照できます。Sellでは、Chatエージェントはすでにアクセス権を持っているデータのみを参照することができます。
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すべてのエージェントがアクセス可能:つまり、(Sellへのアクセス権があるかどうかに関係なく)すべてのChatエージェントが、Sellのリード、取引先、および取引のデータをChat内のSellアプリで参照できます。
リードステータスフィールドを割り当てる
ChatのSellアプリでリードが作成されたときに割り当てられたリードのステータスを設定することができます。
リードステータスフィールドを割り当てるには
- 設定アイコン()をクリックし、「インテグレーション」>「インテグレーション」を選択します。
- Zendesk Chatで、「設定」をクリックします。
- 「ChatのSellアプリ - インストール済み」の「ステータスの割り当て」で、ドロップダウンメニューからステータスを割り当てます。アプリでリードが作成されたときに設定するリードのステータスを、Chatで選択することができます。デフォルトのステータスを変更する必要がある場合は、「リードステータス」で設定できます。
リードソースフィールドを割り当てる
アカウントにリードソースを設定している場合に、Chatでリードを作成するときに設定するリードソースを選択できます。
リードソースフィールドを割り当てるには
- 設定アイコン()をクリックして、「インテグレーション」>「インテグレーション」を選択します。
- Zendesk Chatで、「設定」をクリックします。
- 「ChatのSellアプリ - インストール済み」で、「ソースを割り当てる」をクリックします。
- Chatで作成したときに、リードカードに表示するリードソースフィールドをクリックして選択します。また、ドロップダウンメニューの入力フィールドに名前を入力して、新しいリードソースを作成することもできます。
変更した内容は自動的に保存されます。
特定のオーナーや振り分けプールにリードを割り当てる
Sellユーザー、または振り分けプール(利用可能な場合)を選択することができます。エージェントは、リードを作成する際にSellアプリでこれらを選択できます。
組織内の任意のオーナーにリードを割り当てることができます。また、複数のオーナー、振り分けプール、またはその両方の組み合わせを指定することもできます。リードの作成時に、エージェントはリードの割り当て先を選択するよう求められます。
Chatアプリでエージェントがリードの割り当てを完全に管理できるようにするには、「エージェントに任意のオーナーの割り当てを許可する」チェックボックスをオンにします。これにより、エージェントはChatアプリ内で、利用可能なすべてのSellユーザーと振り分けのリストを持ち、リードを割り当てることができるようになります。
「オーナー」フィールドを空のままにしておくと、「エージェントに任意のオーナーの割り当てを許可する」チェックボックスが選択されるまで、リードのオーナーシップは、SellデータにアクセスするためのChatエージェントの設定方法に依存します。以下に具体例を示します。
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「Sellのユーザーのみアクセス可能」を選択した場合、リードは、リードを作成したユーザーに割り当てられます。
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「すべてのエージェントがアクセス可能」を選択した場合、リードは最上位のマネージャーに割り当てられます(設定にマネージャーの名前が表示されます)。
- 設定アイコン()をクリックして、「インテグレーション」>「インテグレーション」を選択します。
- Zendesk Chatで、「設定」をクリックします。
- 「ChatのSellアプリ - インストール済み」の「オーナーの割り当て」で、ドロップダウンメニューからオーナーを割り当てます。
- ChatのSellアプリを使って作成されたすべてのリードのオーナーになるメンバーを選択します。
ChatのSellフィールド表示をカスタマイズする
Sellインテグレーションを設定することで、Chatエージェントに関連性の高い営業情報を表示します。エージェントはSellのデータを使用することで、カスタマーとの会話を充実させることができます。Sellのリード、個人の取引先、会社の取引先の各フィールドを設定することができます。
フィールドを設定すると、すべてのエージェントに、関連する情報がすぐに表示されます。
ChatでSellフィールドをカスタマイズするには
- 設定アイコン()をクリックして、「インテグレーション」>「インテグレーション」を選択します。
- Zendesk Chatで、「設定」をクリックします。
- 「ChatのSellアプリ - インストール済み」セクションの下部にある「フィールド設定」をクリックします。
- リード、個人(取引先)、または企業(取引先)のいずれかのウィジェットで「編集」を選択して、設定を開始します。
リード、個人取引先、企業取引先ごとに異なるカスタムフィールドがある可能性が高いため、設定プロセスには3つのオプションがあります。Sellのカスタムフィールドに情報が追加されていて、意味のある情報がChatに取得されていることを確認してください。
以前にウィジェットを編集したことがある場合は、リードウィジェット、顧客情報ウィジェット、または企業情報ウィジェットが最後に編集された日時が表示されます。
- 検索ボックスを使用して利用可能なフィールドを見つけ、フィールドをクリックして左から右へドラッグするか、フィールドの横にある「+」アイコンをクリックして、フィールドをウィジェットに追加します。
フィールドをクリックして右から左にドラッグすると、ウィジェットから削除することができます。また、リスト内のフィールドをクリックして上下にドラッグ&ドロップすることで、ウィジェット内のフィールドを並べ替えることもできます。
- 「確認」をクリックして、ChatのSellウィジェットでの情報の表示を確認します。
表示されているデータはサンプルです。
- 「公開」をクリックして、エージェント用にカスタマイズしたウィジェットを有効にします。
変更内容はすぐにChatに反映されます。特定のカスタマーに関する営業情報が表示されない場合は、Sellのリード、取引先、または会社の情報と一致する情報がないことを意味します。
- これらの手順を繰り返して、他のウィジェットを設定します。
Sell-Chatインテグレーションを無効にする
インテグレーションの3つの要素は、どれでも無効にすることができます。たとえば、アプリを無効にしても、Chat履歴はSellに保存されます。
Sell-Chatインテグレーションを無効にするには
- SellでChatアプリを無効にするには、設定アイコン()をクリックし、「インテグレーション」>「アプリ」に移動します。設定アイコンをクリックし、アプリを「無効」に切り替えます。
- ChatでSellアプリを無効にするには、「マイアプリ」でアプリを無効にします(「「マイアプリ」ページからインストール済みのChatアプリを管理する方法」を参照)。
- Sellでチャット履歴を無効にするには、設定アイコン()をクリックし、「インテグレーション」>「インテグレーション」に移動します。
- Zendesk Chatインテグレーションを選択し、「設定」をクリックします。
- Sellのチャット履歴を表示するオプションで「無効」をクリックします。
メモ:チャット履歴を無効にすると、Sellのリードと取引先のアクティビティフィードにチャット履歴が表示されなくなります。チャット履歴を表示するには、直接Chatアカウントにアクセスする必要があります。
「インテグレーション」>「インテグレーション」で、無効にしたインテグレーションの各要素に、緑色のステータスシンボルではなく赤色のステータスシンボルが表示されていることを確認できます。無効にされている要素はいつでも再度有効にできます。
Sellアプリに関する一般的な問題をChatで解決する
エージェントがアプリでリードや取引先のデータを見ることができない、またはリードを作成できない場合、Sell情報へのアクセスが許可されていないことを意味します。Sell情報へのアクセス権を持たないChatエージェントにSell情報へのアクセス権を付与する方法については、「ChatエージェントのSellデータへのアクセスを設定する」を参照してください。