Exploreのロールが閲覧者以上の場合は、インタラクティブウィジェットを使用して、既定のダッシュボードと共有ダッシュボードの両方に表示する情報を変更できます。
既定のダッシュボードには、使用可能なインタラクティブウィジェットがいくつか含まれています。インタラクティブ性を追加するには、編集者が新しいカスタムダッシュボードを作成するか(「インタラクティブなダッシュボードウィジェットの追加」を参照)、既定のダッシュボードの複製を作成する必要があります(「ダッシュボードの複製」を参照)。
データ値と結果でフィルタリングする
ダッシュボードに表示されるデータを特定の値に絞り込む場合は、フィルターを使用します。既定のダッシュボード(および多くのカスタムダッシュボード)では、フィルターはダッシュボードの上部に配置されています。
フィルターをクリックすると、値のドロップダウンリストが表示され、そこからダッシュボードのレポート結果に含めるまたは除外する特定の値を選択できます。この機能を使用すれば、特定のグループやチャネルなどに集中することができます。
選択した属性値または結果範囲で、ダッシュボードの結果をフィルタリングできます。あなたが編集者であり、データの値と結果フィルターを追加する場合は、「結果をフィルタリングする」を参照してください。
ここでは、以下のトピックについて説明します。
属性値でダッシュボードをフィルタリングする
ダッシュボードで、表示したい属性値をフィルタリングすることができます。これらのフィルターは、「データフィルター」と呼ばれます。データフィルターをダッシュボードに追加する方法については、「データフィルターを追加する」参照してください。
この例では、チケットチャネルの概要をフィルタリングします。
データ値でフィルタリングするには
- ダッシュボードライブラリからダッシュボードを開きます。
- データフィルターオプションをクリックします。既定のダッシュボードデータフィルターがダッシュボードの上部に表示されます。
- 値を選択します。
値を除外する場合は、「除外済み」パネルを選択できます。
- 「適用」をクリックします。
これで、適用したフィルターがレポートに反映されます。
メトリックの結果範囲でダッシュボードをフィルタリングする
カスタムダッシュボードで設定されている場合、閲覧者は特定の数値範囲でレポートをフィルタリングできます。このタイプのフィルターは、「メトリックフィルター」と呼ばれます。メトリックフィルターは、既定のダッシュボードにはありません。編集者が、複製された既定のダッシュボードまたは新しいカスタムダッシュボードに追加する必要があります。メトリックフィルターの追加については、「メトリックフィルターを追加する」を参照してください。
以下の例のダッシュボードは、既定の「概要」ダッシュボードをカスタマイズしたもので、「今年作成されたチケット件数」用のメトリックフィルターが追加されています。
- ダッシュボードライブラリからダッシュボードを開きます。
- 「メトリックフィルター」ウィジェットで、2つの円を、表示したい結果範囲が表示されるまでドラッグします。
同じメトリックを含むレポートがすべてフィルタリングされます。上記のメトリックフィルターによって、「作成されたチケット - 今年」の結果は180〜280に制限されます。「Tickets Created Year over Year」レポートには、結果がこの範囲にある月のみが表示されます。
最大値/最小値でダッシュボードをフィルタリングする
結果を特定の範囲に制限するのではなく、最大値または最小値の結果のみを表示する場合は、「トップ/ボトムフィルター」を使用できます。トップ/ボトムフィルターは、既定のダッシュボードにはありません。編集者が、複製された既定のダッシュボードまたは新しいカスタムダッシュボードに追加する必要があります。トップ/ボトムフィルターの追加については、「トップ/ボトムフィルターを追加する」を参照してください。
下の例のダッシュボードは、カスタマイズされた概要ダッシュボードで、トップ/ボトムフィルターが追加されています。
- ダッシュボードライブラリからダッシュボードを開きます。
- トップ/ボトムフィルターウィジェットに、表示する上限値および下限値の数を入力します。
- ドロップダウンリストからメトリックを選択します。
レポートは指定した最大値または最小値でフィルタリングされます。
以下は、トップとボトムの2つの結果にフィルタリングされた「初回返信時間 (時間)」のチケットチャネルの概要レポートです。
ダッシュボードの日付範囲を編集する
Exploreでは、時間のインタラクティブウィジェットを使用してダッシュボードに表示される日付範囲を編集できます。
特定の日付範囲を選択する
Exploreでは、「時間フィルター」を使用して特定の日付範囲の結果を表示できます。時間フィルターは、特定の範囲に焦点を当てたり、多数の結果を含むレポートを分析する場合に便利です。編集者が時間フィルターを追加する場合は、「時間フィルターを追加する」を参照してください。
この例では、既定の概要ダッシュボードをフィルタリングします。
- ダッシュボードライブラリからダッシュボードを開きます。
- 日付フィルターウィジェットをクリックします。フィルターは、既定のダッシュボードの上部に配置されています。
- 開始日と終了日を指定します。
フィルターの設定方法に応じて、カレンダーから日付を選択するか、日付範囲を選択します。既定のダッシュボードの時間フィルターにはカレンダーが使用されます。
すべてのグラフには、選択した日付の結果のみが表示されます。
使用されたメトリックと属性を変更する
ダッシュボードに追加されたレポートでは、メトリックと属性の組み合わせは1つのみ表示されます。インタラクティブ機能では、使用するメトリックと属性を切り替えることができるため、表示するデータをさらにカスタマイズできます。このセクションのインタラクティブウィジェットは、既定のダッシュボードでは使用できません。編集者は、既定のダッシュボードを複製するか、またはカスタマイズされたダッシュボードを新しく作成する必要があります。
「変更メトリック」と「変更属性」のインタラクティブウィジェットを使用して、使用された最初の要素を変更して、同じレポート上に異なる結果を表示することができます。変更メトリックおよび変更属性ウィジェットは、既定のダッシュボードにはありません。編集者が、複製された既定のダッシュボードまたは新しいカスタムダッシュボードに追加する必要があります。追加の詳細については、「新しいメトリックと属性を選択する」を参照してください。
下の例のダッシュボードは、既定の概要ダッシュボードをカスタマイズしたもので、変更メトリックが追加されています。
- ダッシュボードライブラリからダッシュボードを開きます。
- 「変更メトリック」ウィジェットで、ドロップダウンリストから新しいメトリックを選択します。変更属性ウィジェットを使用している場合は、新しい属性を選択します。
新しいメトリックまたは属性でグラフが更新されます。以下はチケットチャネルの概要レポートですが、「全体の解決時間(時間)」が「エージェントが回答」に変更されています。
フィルタリングされたダッシュボードのバージョンを切り替える
ダッシュボードの編集者は、フィルタリングされた状態で異なるバージョンのダッシュボードを保存できます(「ダッシュボードのブックマーク」を参照)。この機能は「ブックマーク」インタラクティブウィジェットと呼ばれます。別のブックマークを選択することで、フィルタリングされた状態で保存されたダッシュボードを切り替えることができます。閲覧者はフィルタリングされた状態を保存できません。
- ダッシュボードライブラリからダッシュボードを開きます。
- ブックマークウィジェットで、保存されたブックマークの1つを選択します。
- ダッシュボードを元の状態に戻すには、ブックマークのリストの下にある「リセット」をクリックします。
グラフタイプの変更
ダッシュボードの一部のレポートでは、使用するグラフのタイプや外観を変更できます。これは表示セレクター機能を使用して行います。レポートで表示セレクターが有効になっている場合、レポートの左上隅にさまざまなグラフの表示タイプがアイコンとして表示され、閲覧者はそれらを切り替えることができます。
たとえば、上図では、レポートを使用して、縦棒グラフ、折れ線グラフ、スパークラインを切り替えることができます。グラフのタイプについては、「表示タイプのリファレンス」を参照してください。