署名は、エージェントから送られる返信をより個人的で親しみやすくするシンプルな方法です。しかし、大半のエージェントには同じ署名を使わせつつ、一部のエージェントには別の署名を使わせたり、まったく署名を使わせないようにしたい場合は、どうすればよいでしょうか?エージェント全員に特定の署名を使うように頼むこともできますが、思いどおりの結果が得られなかったり、一貫性が失われるおそれがあります。そのような場合は、リキッドマークアップを使用して特定のエージェントにカスタム署名を設定する方法をお勧めします。
この記事では、以下のトピックについて説明します。
既存の署名を編集する
デフォルトでは、アカウント共通の署名には
{{agent.signature}}
プレースホルダが使用されており、各エージェントがユーザープロフィールページで設定した署名を反映します。このアカウント共通の署名は、リキッドマークアップを使用して編集できます。 リキッドマークアップの詳細については、「リキッドマークアップを使用したコメントおよびメール通知のカスタマイズ」を参照してください。
アカウント共通の署名を変更するには
- 管理センターで、サイドバーのワークスペースアイコン()をクリックし、「エージェントワークスペース」>「エージェントインターフェイス」を選択します。
- 「署名」テキストボックスに、リキッドマークアップを入力します。以下のリキッドマークの例では、次のような処理を行います。
- 特定の名前を含むエージェントの署名を編集します。
- 特定のメールアドレスを含むエージェントの署名を編集します。
- その他の各エージェントに共通の署名を提供します。
{% if agent.name == 'Peter Piper' %}
{{agent.organization}}
{% elsif agent.email == 'c.gonzalez@umbrellacorp.com' %}
{% else %}
{{agent.name}}
Umbrella Corp.
+1 (888) 123-4567
{% endif %}
その他のプレースホルダについては、「その他の署名プレースホルダ」を参照してください。
署名の具体的な例
このセクションでは、上記のリキッドマークアップの例を使って、エージェント署名がどのように表示されるかを解説します。
エージェントが Peter Piper である場合、その署名は所属している組織名になります。
エージェントのメールアドレスが c.gonzalez@umbrellacorp.com の場合、署名は空白となります。
agent.email
プレースホルダは、同じ名前のエージェントが複数いる場合に使用すると便利です。エージェントが Peter Piper でなく、メールアドレスが c.gonzalez@umbrellacorp.com でもない場合、その署名はリキッドマークアップの最後に入力されたテキストになります。
その他の署名プレースホルダ
エージェントの署名エリア内には、さまざまなプレースホルダを使用できます。なお、署名内で使用できるプレースホルダクラスは、"agent"、"current_user"、"account"、および "dc"(動的コンテンツ)のみである点にご注意ください。
{{ticket.assignee.name}},
などのチケットプレースホルダクラスは署名内では使用できません。
以下に、その他の推奨プレースホルダを示します。
プレースホルダ | 説明 |
---|---|
agent.name | エージェントのフルネーム(エイリアスを使用する場合、エイリアス)。 |
agent.first_name | エージェントの名。 |
agent.last_name | エージェントの姓。 |
agent.role | エージェントのロール。 |
agent.email | エージェントのメールアドレス。 |
agent.phone | エージェントの電話番号。 |
agent.organization.name | エージェントの組織名。 |
agent.language | エージェントの言語。 |
agent.time_zone | エージェントのタイムゾーン。 |
プレースホルダの一覧については、「Zendesk Supportプレースホルダリファレンス」を参照してください。