Zendesk Supportのプレースホルダを既にお使いいただいていれば、リキッドマークアップについて多少はご存知でしょう。リキッドマークアップとは、プレースホルダを使用可能にするためのテンプレート言語のことです。プレースホルダは自動化、マクロ、ターゲット、トリガ、およびウィジェットで、動的に生成されるチケットとユーザーデータのコンテナとして使用されます。リキッドマークアップを使用して、データが選択/表示される方法をカスタマイズできることについては、ご存じないかもしれません。リキッドでは、case文、if文、for loopなどの簡単なプログラミングロジックを作成できるからです。
マクロのコメント/説明アクションおよび自動化とトリガのメールユーザーアクションに直接簡単な制御文を記述することによって、以前は複数の自動化、マクロ、トリガで実行しなければならなかったことを1つの自動化、マクロ、トリガで実行することができます。また、コメントテキストの表示方法もカスタマイズできます。
リキッドに関するドキュメントを参照するには、Liquid for Designersをご覧ください。この言語のすべての要素が詳細に説明されています。ただし、ここでは、リキッドマークアップの機能を簡単にご紹介します。
リキッドはメールとHTMLを表示するためのテンプレート言語です。リキッドはプレースホルダを使用して、コメントとメール通知にデータを自動的に配置できるようにするメカニズムです。
- 出力:二重の中括弧内に含まれるテキストの出力です。
- タグ:プレースホルダによるデータの表示方法を決めるプログラミングロジックを含みます。
単純に出力をプレースホルダと考えれば、リキッドの機能と使い方を半分理解したようなものです。ただし、リキッド出力がチケットとユーザーデータを表示するだけでなく、テキスト文字列と配列を操作するために使用できる方法でもあることはご存じないかもしれません。リキッドでは、これらの方法は「フィルター」と呼ばれています。たとえば、フィルターを使用して、テキストを大文字に変換できます。ただし、それはフィルターの用途として最も簡単な例の1つに過ぎません。詳細については、リキッドのドキュメントを参照してください。
リキッドの使い方を理解するには、タグの機能と使い方を知る必要があります。タグは、データの選択と表示に使用できるプログラミングロジックを提供します。
リキッドタグを使用して次のプログラミング要素を作成できます。
- if else文
- case文
- for loop
- サイクル
- 変数割り当て
リキッドマークアップの使用例については、次の記事を参照してください。