インサイトでは、作成したレポートにフィルターを掛けることで
特定の期間等、必要なデータだけを抽出することが可能です。
フィルターをかけられる階層はいくつかあります。
1. Custom Metricとして計算式に含む
2. 個々のレポート (レポートフィルター)
3. レポートを配置したダッシュボード全体 (ダッシュボードフィルター)
この記事では個々のレポートにかけるレポートフィルターについてご説明します。
レポートフィルターでは、フィルターを配置する順番によって得られるデータが変わります。
レポートフィルターについて説明しているGoodData側の動画(英語)をご紹介致します。
https://vimeo.com/11867663
1:08あたりからの説明の通り、一番上の条件からフィルターがかかるため、フィルターの順番によって返ってくるデータが変わります。
<動画例1 - 1:25>
1 - 2007年
2 - 売上TOP 5 (州)
3 - $1000000売上が出ている個別店舗
この場合、まずインサイトでは売上Top 5を州毎に出します。
(動画例ではWA/TX/WIの3つしか出ていませんが、これは既に
3番目の条件が効いているためです。)
それからその州に属している店舗の中で$10000000以上の
売上を記録している店舗を出すため、結果として3つの店舗が対象になっています。
<動画例2 - 1:55>
1 - 2007年
2 - $1000000売上が出ている個別店舗
3 - 売上TOP 5 (州)
この並び順の場合は、まず全店舗の中から$10000000以上の売上が出ている
店舗を洗い出し、その後対象となった店舗のある州のTop 5を出すという処理がかかるため
結果として4店舗が記録として現れています。
上記のように、インサイトでは複数のRankingやRangeフィルターが
レポートに混在した場合は、並び順によって返ってくる数字に違いが出ます。
フィルターを使用したレポート作成の際には一番優先度の高いものからフィルターを掛けていただくことをおすすめしております。