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Exploreの式の記述方法の基本を理解したら、次のステップは、データのタイプと式の関係を理解することです。この記事では、データのタイプの概念を紹介し、式内でデータのタイプを使用する方法を説明しし、発生する可能性のある問題のトラブルシューティングを支援します。

この記事では、次のトピックについて説明します。

  • データのタイプの概要
  • 式エディタでのデータタイプのエラーのトラブルシューティング

データのタイプの概要

データのタイプとは、式に追加される情報の形式のことで、通常は関数内の値として使用されます。次の表は、Exploreで使用するデータのタイプをまとめたものです。

Exploreで適切に構築された式を記述するには、データのタイプが関数内でどのように相互作用し、どのように動作するかを理解することが不可欠です。関数に必要なデータのタイプを確認するには、「Exploreの関数のリファレンス」を参照してください。

データのタイプ 例

数値

すべてのメトリック、数値属性、および引用符で囲まれていない数値に使用されます。

メトリック

  • VALUE(初回返信時間 (分))
  • COUNT(チケット)
  • AVG(エージェントが回答)

属性

  • [チケットID]
  • [担当者ID]
  • [レッグ - インスタンス]

値

  • 123
  • 4500
  • 3.5

本文

属性の大部分はテキストデータのタイプです。引用符で囲まれた数値は、テキストのデータタイプになります。

属性

  • [チケットのグループ]
  • [担当者の名前]
  • [チケットの作成日時 - 日付]

値

  • "Support"
  • "Anna Sting"
  • "2022-05-24"
  • "123"
  • "true"
  • "空の文字列"

ブール値

2つの値しか持たない属性に適用されます。TrueまたはFalse。TrueとFalseという値を引用符なしで入力すると、ブール型とみなされます。

属性

  • コメントあり
  • コール録音

値

  • True
  • False

タイムスタンプ

特定の日時を示す属性に適用されます。

属性

  • [チケットの作成日時 - タイムスタンプ]
  • [コール - タイムスタンプ]

値

  • "2023-05-18T22:16:07"
  • "2020-04-25T13:02:00"

配列

INやINCLUDES_ALLなどの複数の値を返す関数に挿入される値に使用されます。

値

  • IN([チケットのステータス], ARRAY("Open", "Pending"))
  • INCLUDES_ALL([チケットタグ], "white", "black")

null

NULL値のために予約されています。

値

  • null

式エディタでのデータタイプのエラーのトラブルシューティング

式に間違ったデータのタイプが使用されていると、式を書いたり編集したりするときに警告メッセージがリアルタイムで表示されます。エラーメッセージは、使用したデータのタイプを特定し、代わりに使用すべきかデータのタイプについてのガイダンスを提供します。

下の表に、式エディタで表示されるデータのタイプの警告の例を示しています。表には、式の誤ったバージョンと正しいバージョンも含まれます。

警告 間違っている式 正しい式
THENステートメント内で異なるタイプを使用することはできません。1は数字で、"0"はテキストです。同じタイプを使用してください。 IF [チケットのステータス]="Open" THEN 1 ELSE "0" ENDIF
  • IF [チケットのステータス]="Open" THEN 1 ELSE 0 ENDIF
  • IF [チケットのステータス]="Open" THEN “1” ELSE “0” ENDIF
SWITCHステートメント内で異なるタイプを使用することはできません。"1"はテキストで、2は数字です。同じタイプを使用してください。 SWITCH ([チケットのグループ]) {CASE "Support":"1"CASE "IT":2 } SWITCH ([チケットのグループ]) {CASE "Support":"1"CASE "IT":“2” }
この関数でテキストを使用することはできません。数字を使用してください。 INTEGER([NPSコメント]) INTEGER(VALUE(NPSの評価))
数字の1と数字の2を使用することはできません。ブール値のみを使用してください。 1 OR 2 TRUE OR FALSE
テキストの[チケットの割り当て日時 - 日付]とテキストの[チケットの解決日時 - 日付]を使用することはできません。数字のみを使用してください。 [チケットの割り当て日時 - 日付] >[チケットの解決日時 - 日付] DATE_TO_TIMESTAMP([チケットの割り当て日時 - 日付]) >DATE_TO_TIMESTAMP( [チケットの解決日時 - 日付])
テキストの[チケットのグループ]と数字の[チケットID]を使用することはできません。数字のみ、またはテキストのみを使用してください。 [チケットのグループ]+[チケットID] [チケットのグループ]+STRING([チケットID])
数字のVALUE(エージェントが回答)とテキストの2を使用することはできません。数字のみを使用してください。 VALUE(エージェントが回答)>”2” VALUE(エージェントが回答)>2
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