発表日 | ロールアウト開始日 | ロールアウト終了日 |
2024年11月26日 | 2024年11月26日 | 2024年11月27日 |
Zendeskから、カスタムオブジェクトレコードに関するお知らせです。カスタムオブジェクトレコードの名前フィールドが強化され、柔軟性と機能性が向上しました。
このお知らせの内容は以下のとおりです。
変更内容
このリリースでは、カスタムオブジェクトレコード名の設定時に使用できる2つの新しいオプションが導入されました。名前の一意性を確保し、自動ナンバリングをご利用いただけます。
一意性
エージェントが手動でレコード名を設定しても、レコードが正確に識別されるようにしたい場合は、一意のレコード名が強制的に設定されるようにすることができます。オンにすると、Zendeskでレコード名が検証され、一意の名前が入力されるまで保存が行われなくなります。特に次のような場合に役立ちます。
- 重複した名前が含まれないようにしなければならない製品カタログなどのユースケース。
- 外部システムとの統合を行う際、データの一意識別子としてレコード名を使用する場合。外部の注文管理システムと統合を行う際にレコードの注文番号を一意識別子として使用する場合などです。
自動ナンバリング
自動ナンバリングはカスタムオブジェクトの作成時に使用できる新しいオプションです。プレフィックスと開始番号を定義し、一貫性に優れた一意の名前を各レコード向けに自動生成します。エージェントは名前を手入力する必要がなくなるため、一貫性が維持されるだけでなく、エラーを軽減することができます。
自動ナンバリングを使用すると、多くのユースケースでカスタムオブジェクトを有効活用できるようになります。以下に例を示します。
- アセット管理を行う際、各アセットレコードに同じフォーマットを持つ一意のIDを自動的に割り当てることにより、アセットのSoRとしてZendeskを効率的に活用することができます。
- ケース管理(保証、サービス注文、返品など)ワークフローは、自動ナンバリングによって簡素化できます。一貫性に優れた名前に基づいて各レコードを追跡できるからです。
- 複雑な多対多の関係(お客様とアセットの関係など)は、自動ナンバリングによって効率的に管理できます。連結オブジェクトレコードを使用して2つのエンティティをリンクさせることができるからです。このような場合、レコード間の複数のつながりを追跡するためには、一貫性に優れた一意のIDが不可欠になります。「Zendeskでカスタムオブジェクトを使用して多対多の関係を作成する」を参照してください。
これらの設定の詳細については、「カスタムオブジェクトレコード名の設定方法」を参照してください。
Zendeskがこれらの変更を行う理由
Zendeskの目標は、これらの機能によってカスタムオブジェクトレコードの柔軟性、効率性、整合性を強化することにあります。ユーザーのフィードバックに速やかに応えるため、これらの機能は優先的に開発されました。両方の機能を組み合わせることで、次のようなメリットを享受できます。
- データの手入力の削減:自動ナンバリングにより、エージェントはレコードの名前を手入力する必要がなくなります。時間を節約し、人的エラーのリスクを低減し、データの一貫性と追跡可能性を確保できます。
- データの整合性の強化:一意の名前が確実に付けられるようになると、管理者は重複したエントリを防止し、クリーンで正確なデータベースを維持することができます。これは重複した名前によってエラーや不整合が発生する可能性のある環境では特に重宝します。
- シンプルなインテグレーションと拡張性:どちらかの機能を使用して一意の名前を付けることにより、一貫した方法で各レコードを識別できるため、カスタムデータ操作の管理・拡張や他のシステムとの統合が容易になります。
- 関係管理の改善:どちらの機能も、複雑な関係にあるレコードの追跡を容易にします。この機能は個々の関係を明確にし、データの編成、管理、可視性を向上させます。
必要な作業
これらの変更は、カスタムオブジェクトの対象となるすべてのアカウントに実装中です。新しいカスタムオブジェクトを作成する場合や、レコードが含まれていない既存のカスタムオブジェクトを編集する場合は、オブジェクトの「名前」フィールドを編集し、カスタムオブジェクトレコードにどのように名前を付けるかを設定してください。
この発表に関連するフィードバックや質問がある場合は、コミュニティフォーラムにアクセスしてください。このフォーラムでは、カスタマーから寄せられた製品フィードバックを収集し管理しています。Zendesk製品に関する一般的なサポートについては、Zendeskカスタマーサポートにお問い合わせください。