メモ:この記事で説明している機能は、オンラインチャットで訪問者をIPアドレスでブロックする機能と似ています。
管理者は、指定したIPアドレスからのすべてのエンドユーザーによる、AIまたは人間のエージェントとのメッセージング会話をブロックできます。IPアドレスのブロックは、管理センターで直接適用することも、エージェントワークスペース内のメッセージング会話から適用することもできます。
この記事では、次のトピックについて説明します。
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メッセージングチャネルへのアクセスをIPアドレス単位で禁止した場合の挙動
IPアドレスにメッセージングチャンネルへのアクセスを禁止した場合
- 対象のIPアドレスからは、Web Widget、iOS SDK、Android SDKの各チャネルに接続できなくなります。
- 禁止したIPアドレスが「禁止IPアドレス」ページに追加されます。
- アクションが監査ログに記録されます。
IPアドレスが禁止されたことはエンドユーザーに通知されません。ただし、接続できなくなるため、Web WidgetまたはモバイルSDKチャネルの動作が変わったことに気づく可能性があります。詳しくは「メッセージングチャネルでのIPアドレスの禁止について」を参照してください。
管理センターでIPアドレスをブロックする
管理者および適切な権限を付与されているエージェントは、管理センターの「禁止IPアドレス」ページでIPアドレスをブロックできます。
「禁止IPアドレス」ページでIPアドレスをブロックするには
- 管理センターで、サイドバーの「
メンバー」をクリックし、「制限」>「禁止IPアドレス」を選択します。
- 「IPアドレスを禁止する」をクリックします。
- 「禁止IPを追加する」ページで、以下の情報を入力します。
- IPアドレス(必須):ブロックするIPアドレスまたはIPアドレス範囲を入力します。各IPアドレスには、有効なIPv4フォーマットを使用します。複数のアドレスを追加する方法については、「IPアドレス範囲を指定する」を参照してください。
- 理由(必須):ブロックする理由をドロップダウンから選択します。
- 追加のコメント:IPアドレスまたはブロックに関する情報を500文字以内のコメントで入力します。
- 「禁止」をクリックします。ブロックしたIPアドレスが禁止IPアドレスリストに追加されます。
IPアドレス範囲を指定する
ブロックするIPアドレスの範囲を指定できます。以下の方法で、有効なIPv4フォーマットのアドレスの範囲を指定します。
- アスタリスク文字(*)のワイルドカードを使用する:IPアドレスは、ピリオドで区切られた4つの数値の並びからなります。たとえば、192.168.0.1 のようになります。数値の並びの代わりとして、1個のアスタリスク文字(*)を4つの並びのどこにでも指定することもできます。Zendeskは、*に代入される任意の数値を受け入れます。たとえば、「192.*.*.*」と指定すると、192で始まるすべてのIPアドレスからのアクセスが許可されます。
- IP サブネットマスク構文を使用する:たとえば、192.168.1.0/25と入力すると、192.168.1.0 ~ 192.168.1.127の範囲のすべてのIPアドレスが指定されます。
エージェントワークスペースの会話からIPアドレスをブロックする
エージェントワークスペースにデバイスのメタデータが表示されている場合は、チケットインターフェイスでIPアドレスを禁止できます。IPアドレスをブロックするオプションは、カスタマーの行動履歴パネルの「デバイス情報」セクションに表示されます。
メモ:エージェントワークスペースでIPアドレスを表示して禁止するには、カスタマーの行動履歴パネルにエンドユーザーのデバイス情報が表示されている必要があります。デバイス情報が表示されていない場合は、管理センターの「禁止IPアドレス」ページでIPアドレスを禁止できます。
エージェントワークスペースでIPアドレスを禁止するには
- エージェントワークスペースで、チケットの横にあるユーザーアイコン(
)をクリックします。これにより、コンテキストパネルにカスタマーの行動履歴が表示されます。
- 「デバイス情報」セクションを展開します。
- 「IPを禁止する」をクリックします。