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フィールド同期機能を使用すると、SupportとJira間でデータをリアルタイムに同期でき、サポートチームとエンジニアリングチームの連携を強化できます。Jira課題のフィールドをZendeskのチケットフィールドにマッピングすることで、効率的に情報を共有できます。なお、同期は一方向であり、Jira Data CenterまたはJira Serverはサポートされていません。サンドボックス環境で設定をテストし、インテグレーションのログを使用してエラーのトラブルシューティングを行います。

フィールド同期機能を使用すると、Zendesk SupportとJira間でデータをほぼリアルタイムで同期できます。これにより、2つのシステムで情報が共有され、サポートチームとエンジニアリングチームが効率的に連携できるようになります。これを実現するには、Jira課題のフィールドをZendesk Supportのチケットのフィールドにマッピングします。

メモ:このインテグレーションはJira Data CenterおよびJira Serverをサポートしていません。Atlassianがこれらのプラットフォームの提供終了を計画しているためです。詳しくは、AtlassianのJira Data CenterおよびJira Serverに関する発表を参照してください。

この記事では、以下のトピックについて説明します。

  • 要件と制限
  • フィールド同期の設定
  • フィールド同期の無効化

関連記事

  • Zendesk Support用Jiraアプリの設定
  • Jira用Zendeskのチケットビューの設定

要件と制限

  • データをいったん同期すると、簡単には削除できません。ただし、フィールド同期をすべて無効にすれば、すべてのフィールドリンクを無効にできます。
  • 同じフィールドでの双方向同期はサポートされていません。
  • フィールドのマッピング画面では、すべてのJiraプロジェクトのカスタムフィールドタイプが1つのリストに表示されます。
  • カスタムチケットステータスのフィールドはサポートされておらず、マッピングできません。
  • 特定の課題またはチケットにマッピングされたすべてのフィールドは、1つのAPIコールによって更新されます。マッピングされたフィールドの設定に誤りがある場合、すべてのフィールドが更新されなくなります。

フィールドタイプの同期の互換性

同期に関して互換性のあるフィールドタイプにはいくつかの制限があります。たとえば、Zendeskの10進数の数値フィールドは、Jiraの複数行テキストフィールドと同期できません。

以下の表に、フィールドマッピングの互換性を示します。

表1. Zendeskチケットのフィールドと互換性のあるJira課題のフィールド
フィールドのタイトル/タイプ 表示タイプ 互換性のあるJira課題のフィールドタイプ
優先度(デフォルト) ドロップダウン
メモ:Zendeskの優先度フィールドをJiraの優先度フィールドに同期させることはできません
Text field(読み取り専用)

Select list

Text field(単一行)

Text field(複数行)

タイプ(デフォルト) ドロップダウン Text field(読み取り専用)

Select list

Text field(単一行)

Text field(複数行)

日付(カスタム) 日付 Date picker

Due date

小数(カスタム) 数値 Number field
数値(カスタム) 数値 Number field
ドロップダウンリスト(カスタム) ドロップダウン Text field(読み取り専用)

Select list

Text field(単一行)

Text field(複数行)

テキスト(カスタム) 単一行テキスト 説明

Environment

Text field(読み取り専用)

Select list

Summary

Text field(単一行)

Text field(複数行)

複数行テキスト(カスタム) 複数行テキスト Text field(複数行)
表2. Jira課題のフィールドと互換性のあるZendeskチケットのフィールド
フィールドのタイトル/タイプ 表示タイプ 互換性のあるZendeskチケットのフィールドタイプ
Description(デフォルト) 複数行テキスト 複数行テキスト
Due date(デフォルト) 日付 日付
Environment(デフォルト) 複数行テキスト 複数行テキスト
Fix versions(デフォルト) Fixバージョン 本文

複数行テキスト

優先度(デフォルト) 優先度
メモ:JiraからZendeskへの同期のみ
本文

複数行テキスト

ドロップダウンリスト

Sprint(デフォルト) スプリント 本文

複数行テキスト

Status(デフォルト) ステータス 本文

複数行テキスト

ドロップダウンリスト

Summary(デフォルト) 単一行テキスト 本文

複数行テキスト

日付(カスタム) 日付 本文

複数行テキスト

日付

Number(カスタム) 数値 数値

小数

Read-only text field(カスタム) 読み取り専用テキストフィールド 本文

複数行テキスト

Select(カスタム) ドロップダウン 本文

複数行テキスト

ドロップダウン

タイプ

優先度

Text field(カスタム) 単一行テキスト 本文

複数行テキスト

Text area(カスタム) 複数行テキスト 複数行テキスト

フィールド同期の設定

フィールド同期の設定は、マッピングインターフェイスで行います。

メモ:フィールド同期は、同期機能の設定後に作成されたチケットと課題のみに影響します。それ以前に作成されたチケットと課題は更新されませんが、以前に作成されたチケットまたは課題が編集または更新されると、フィールド同期が適用されます。

Zendesk SupportとJiraではフィールドタイプが異なるため、同期プロセスは複雑になります。フィールドマッピングを作成する際は、同期が期待どおりに機能するよう、特定のルールに従う必要があります。

システム(デフォルト)フィールドとカスタムフィールドの両方がサポートされていますが、利用できるのは、すべてのフィールドタイプの一部に限られます。また、JiraのフィールドタイプをZendesk Supportのフィールドタイプに同期させる場合や、その逆の同期には制限があります。たとえば、テキストフィールドを日時フィールドに同期することはできません。設定ミスを防ぐため、ユーザーインターフェイスでは、サポートされていないフィールドタイプは非表示になり、無効なマッピングオプションはグレー表示されます。

一度データを同期すると、簡単に解除することはできません。そのため、フィールド同期はまずテスト環境またはサンドボックスで試すことをお勧めします。必要に応じて、フィールド同期を無効にすることも可能です。

フィールド同期を有効にして設定するには

  1. 管理センターで、サイドバーの「 アプリおよびインテグレーション」をクリックし、「インテグレーション」>「インテグレーション」を選択します。
  2. 「Jira」リンクをクリックします。
  3. コネクションが複数ある場合は、設定するコネクションの名前をクリックします。
  4. 「フィールドのマッピング」タブをクリックします。
  5. ZendeskからJiraへのフィールド同期を有効にするには、「ZendeskからJiraへの同期を有効にする」を選択し、同期するフィールドをマッピングします。
    1. 「マッピングを追加」をクリックします。

    2. ドロップダウンメニューを使用して、マップするJira課題のチケットフィールドとZendesk Supportのチケットフィールドをそれぞれ選択します。
    3. 追加のマッピングフィールドに対しても同じ操作を繰り返します。
  6. JiraからZendeskへのフィールド同期を有効にするには、「JiraからZendeskへの同期を有効にする」を選択します。
  7. JiraでWebhookを作成し、生成されたシークレットをWebhookからコピーします。そして、「シークレット」フィールドに貼り付け、「シークレットを保存」をクリックします。
  8. 以下の手順に従って同期するフィールドをマッピングします。
    1. 「マッピングを追加」をクリックします。
    2. ドロップダウンメニューを使用して、マッピングするJira課題のフィールドとZendesk Supportのチケットフィールドをそれぞれ選択します。
    3. 追加のマッピングフィールドに対しても同じ操作を繰り返します。
  9. フィールドのマッピングが完了したら、「保存」をクリックします。

多対一の同期

Jiraの問題に対するチケットを作成し、同期を使用する場合は、「課題と事象チケットの操作」で説明されている課題/事象の概念を実装することをお勧めします。

終了済みチケットの同期

Jiraとは異なり、Zendeskは終了済みチケットの更新を許可しません。つまり、Jiraの課題をZendeskのチケットに同期しようとしたときに、チケットがすでに終了ステータスにされていると、エラーになることがあります。このエラーは、Zendesk Support for Jiraアドオンのエラーレポート画面で確認できます。

エラー

インテグレーションのログを確認することで、無効なフィールドマッピングやその他の設定の問題を特定して解決できます。詳しくは「インテグレーションログの表示」を参照してください。

フィールド同期の無効化

フィールド同期を無効にすると、以降のデータ変更の同期は行われなくなります。

フィールド同期を無効にするには

  1. 管理センターで、サイドバーの「 アプリおよびインテグレーション」をクリックし、「インテグレーション」>「インテグレーション」を選択します。
  2. 「Jira」リンクをクリックします。
  3. コネクションが複数ある場合は、設定するコネクションの名前をクリックします。
  4. 「フィールドのマッピング」タブをクリックします。
  5. 「ZendeskからJiraへの同期を有効にする」および「JiraからZendeskへの同期を有効にする」の各チェックボックスの選択を解除します。
  6. 「保存」をクリックします。
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