フィルターは、Exploreレポートから返される結果を制御するために使用します。フィルターを使用する場合の例を次に示します。
- 特定の期間の結果のみを表示する場合
- 特定のグループのみを対象とするよう結果を制限する場合
- 結果を制限して、大規模なレポートを管理しやすくする場合
次の2つの方法でフィルタリングできます。
- メトリックによるフィルター:「メトリック」パネルに追加されたすべてのメトリックは、追加したフィルターの影響を受けます。たとえば、「チケット」メトリックをフィルター処理して、先週作成されたチケットのみを表示することができます。
- 個々の属性によるフィルター:フィルター対象として設定した属性だけが、追加するフィルターの影響を受けます。たとえば、チームメンバーの名前のみをレポート結果に含めることができます。
この記事では、次のトピックについて説明します。
例:メトリックでフィルターする
この例では、レポートにチケットの全件数および解決済みチケットの全件数を追加します。次に、結果をフィルターして、先週作成されたチケットのみに絞り込みます。
レポートを作成してフィルターするには
- 「Support:Tickets」データセットを使用して新しい空白のレポートを開きます。詳細については、「レポートの作成」を参照してください。
- 「メトリック」パネルで、「追加」をクリックします。
- メトリックのリストから、次の2つのメトリックを選択します。
- チケット>チケット
- チケット>解決済みチケット
- 完了したら、「適用」をクリックします。Exploreには、Supportインスタンス内のチケットの総数と解決済みチケットの総数が表示されます。
- 次に、先週作成されたチケットのみを表示するように結果を絞り込むフィルターを追加します。「フィルター」パネルで、「追加」をクリックします。
- フィルターのリストから、フィルターとして追加する任意の属性を選択できます。たとえば、「チケット」>「チケットチャネル」を選択して結果を特定のチケットチャネルのみに絞り込んだり、「担当者」>「担当者名」を選択して特定の人に割り当てられたチケットのみを表示したりできます。この場合は、先週作成されたチケットのみを表示します。フィルターのリストから、「時間 - チケットの作成」>「チケット作成日時」を選択します。
- 完了したら、「適用」をクリックします。レポートの結果が変更されていないことがわかります。これは、必要な値のみを表示するようにフィルターを構成する必要があるためです。
- 「フィルター」パネルで、「チケット作成日時」フィルターをクリックします。
- 「フィルター」パネルが開きます。デフォルトでは、使用可能なすべての値のリストが表示されます。レポート結果に含めたい値のチェックボックスをオンにします。ヒント:リストには最初の100個の値のみが表示されます。さらに多くの値を表示するには、「適用」ボタンの横の矢印をクリックします。
この場合は日付範囲を選択したいので、「先週」を選択します。「データ範囲を編集」をクリックします。
- 「日付範囲」パネルでは、「今日」や「昨日」などの単純な日付範囲と、「過去20日間」などのより詳細な日付範囲を構成できます。この例では、「先週」を選択し、「適用」をクリックします。
レポート結果が更新され、先週作成されたチケットと解決済みチケットのみが表示されます。
これで、フィルターされたこれらのメトリックを、担当者名やチケットステータスなどの必要な条件でスライスするための属性を追加できるようになりました。
例:属性値でフィルターする
この例では、Supportインスタンスのすべてのチケットの担当者名とチケットのステータスを表示するレポートを作成します。次に、結果をフィルターして自分に割り当てられているチケットのみを表示します。
レポートを作成するには
- 「Support:Tickets」データセットを使用して新しい空白のレポートを開きます。詳細については、「レポートの作成」を参照してください。
- 「メトリック」パネルで、「追加」をクリックします。
- メトリックのリストから「チケット」>「チケット」を選択し、「適用」をクリックします。Exploreに、Supportインスタンスでのチケット数が表示されます。
- 「行」パネルで、「追加」をクリックします。
- 属性のリストから、次の2つの属性を選択します。
- 担当者>担当者名
- チケット>チケットのステータス
- 完了したら、「適用」をクリックします。Exploreに、各担当者の名前と、チケットステータス別のチケット数を示すテーブルが表示されます。
- 次に、「担当者名」属性をフィルターして、自分自身だけを結果に含めます。「行」パネルで、「担当者名」属性をクリックします。
- 「担当者名」パネルで、自分の名前の横にあるチェックボックスをオンにします。名前のリストが長い場合は、最初の数文字を入力して、リストを絞り込むことができます。必要に応じて、複数の名前を追加します。完了したら、「適用」をクリックします。
Exploreに、自分に割り当てられているチケットのみについて、ステータス別にチケット件数が表示されます。
その他のフィルタータイプ
別のタイプのフィルターであるメトリックフィルターでは、結果の最小値または最大値を設定することができます。詳細については、「メトリック結果範囲の選択」を参照してください。
ダッシュボードにフィルターを適用することもできます。この場合、ダッシュボード閲覧者はレポートを変更するためのフィルターを直接制御できます。詳細については、以下の2つの記事を参照してください。
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