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この記事では、Sellでメールインテグレーションを設定する際に発生する可能性のあるエラーについて説明しています(「Zendesk Sellへのメールの接続」を参照)。また、エラーが発生する理由や、問題を修正する方法についても説明しています。

この記事では、以下のメールインテグレーションエラーを取り上げています。
  • 001:メールサーバーに到達できませんでした
  • 002:メールサーバーに到達しましたが、接続できませんでした
  • 003:メールサーバーへの接続中に不明なエラーが発生しました。再度お試しいただき、それでも問題が解決しない場合はサポートまでお問い合わせください
  • 004:メールサーバーにTLSまたはSSL証明書が見つかりません
  • 005:SSL証明書を見つけましたが、安全ではありません
  • 006:SSL/TLS証明書のホスト名がメールサーバーのホスト名と一致しません
  • 007:有効なSSL/TLS証明書の存在を確認できませんでした
  • 008:SSL/TLS証明書に問題があるため、セキュアな接続を確立できませんでした
  • 009:提供された資格情報を使用してメールサーバーにサインインできませんでした
  • 認証:認証できません
  • 最初の同期を実行中
  • 同じアカウントに再接続する必要があります

001:メールサーバーに到達できませんでした

発生状況:ユーザーから提供されたメールアカウントの資格情報に基づいてユーザーのメールサーバーの存在を確認してから、メールサーバーへの接続を行おうとしました(Sellでメールを同期して送信するため)。このエラーは、メールサーバーの存在を確認できなかったか、サーバーに到達できなかったことを示しています。

  原因 対処方法
考えられる原因1 ほとんどの場合、このエラーは設定の入力時のタイプミスによるものです。 IMAPとSMTPの設定情報に誤字や脱字がないことを確認してください。確認するのは以下の情報です。
  1. IMAPサーバー名
  2. IMAPポート番号
  3. SMTPサーバー名
  4. SMTPポート番号
メールアカウントにアクセスしてIMAPとSMTPの設定を確認するか、IT部門に設定を問い合わせてください。
考えられる原因2 メールのドメイン名(name@companyname.comなど)が機能しなくてっている可能性があります。 Sellの外部のメールシステムから、そのメールアカウントにアクセスできるかどうかを確認してください。

002:メールサーバーに到達しましたが、接続できませんでした

発生状況:ユーザーから提供されたメールアカウントの資格情報に基づいてユーザーのメールサーバーの存在を確認してから、メールサーバーへの接続を行おうとしました(Sellでメールを同期して送信するため)。このエラーは、メールサーバーの存在は確認できたが、サーバーとの接続を確立できなかったことを示しています。

  原因 対処方法
考えられる原因1 入力したポート番号が正しくない。メールサーバーには、受信用(IMAP)と送信用(SMTP)の2つがあり、どちらもポート番号が指定されています。Sellからメールサーバーへの接続には、ユーザーが入力したポート番号が使用されます。 メールアカウントの設定情報をチェックし、正しいポート番号が入力されていることを確認します。IMAPポートとSMTPポートの両方について確認してください。
考えられる原因2 ファイアウォールによって、メールサーバーへの接続が制限されています。 メールサーバー上のファイアウォールの設定を調整する必要があるかもしれません。ITチームに連絡してサポートを受けることをお勧めします。詳細については、「許可リストIPアドレスの設定」を参照してください。
考えられる原因3 サーバーがダウンしているか、非常に遅いか、または応答していません。 メールサーバーに設置されているファイアウォールをすべて無効にしてください。

003:メールサーバーへの接続中に不明なエラーが発生しました。再度お試しいただき、それでも問題が解決しない場合はサポートまでお問い合わせください。

発生状況:ユーザーから提供されたメールアカウントの資格情報に基づいてユーザーのメールサーバーの存在を確認してから、メールサーバーへの接続を行おうとしました(Sellでメールを同期して送信するため)。このエラーは、メールサーバーの存在は確認できたが、サーバーとの接続を確立できなかったことを示しています。

  原因 対処方法
考えられる原因1 予想外のエラーであるため、原因がわかりません。 もう一度やり直してください。何度試しても同じエラーが発生する場合は、Sellサポートまでご連絡ください。

004:メールサーバーにTLSまたはSSL証明書が見つかりません

発生状況:メールをSellに統合するには次の2つの要件があります。

  • 有効な第三者認証機関のSSL証明書またはTLSプロトコル(どちらか1つ)
  • IMAPとSMTPのサーバー設定が両方とも有効になっていること

メールインテグレーションを設定する際に、この2つのセキュリティ要件が満たされていることをZendesk側で確認します。このエラーは、この2つの要件のいずれかが確認できなかったことを示しています。具体的には、ユーザーのメールサーバーでSSL証明書またはTLS接続を確認できなかったということです。

  原因 対処方法
考えられる原因1 SSL証明書(またはTLS)がありません。 SSL証明書を購入してください。ここをクリックして、推奨する証明書のリストをご確認ください。
考えられる原因2 SSL証明書(またはTLS)を持っていますが、メールサーバー上で設定が間違っているため、Zendeskで確認しても証明書が返ってきません。 SSL証明書がある場合は、メールサーバーで証明書が正しく設定されているかどうか確認してください。SSLチェッカーを使用してSSL証明書の設定状態を確認してください。
考えられる原因3 サーバーの正しいポートでSSL(またはTLS)がサポートされていません。 メールインテグレーションを設定する際に、正しいIMAPポートとSMTPポートを入力していることを確認してください。

考えられる原因4 証明書がSMTPサービスまたはIMAPサービスに正しく割り当てられていません。 SSL/TLS証明書に割り当てられているサービスを確認し、必要に応じてSMTPサービスまたはIMAPサービスを追加します。たとえば、証明書をExchangeサーバーサービスに割り当てる方法については、Microsoftのマニュアルを参照してください。

005:SSL証明書を見つけましたが、安全ではありません

発生状況:メールをSellに統合するには次の2つの要件があります。

  • 有効な第三者認証機関のSSL証明書またはTLSプロトコル(どちらか1つ)
  • IMAPとSMTPのサーバー設定が両方とも有効になっていること

メールインテグレーションを有効にすると、セキュリティ上の理由から、セットアップ時にこれら2つの要件を満たしていることが確認されます。このエラーは、メールサーバー上にSSL証明書が見つかったが、それが正規の証明書または信頼できる証明書ではないことを示しています。

このエラーは、ユーザー側のSSL証明書に関連する問題を示しています。メールインテグレーションを正しく設定するには、変更を行う必要があります。以下に提案する解決方法を試してみてください。その際、可能であれば、この情報をITチームと共有してください。
  原因 対処方法
考えられる原因1 現在のSSL証明書は、自己署名による証明書です。つまり、そのSSL証明書は信頼できる認証機関(第三者による有効なSSL証明書を提供している会社)によって検証されていないため、安全ではないと見なされています。 知名度のある認証機関から入手した信頼できる有効なSSL証明書を提供してください。ここをクリックして、推奨する認証機関のリストをご覧ください。
考えられる原因2 SSL証明書が正しくインストールされていません。 SSLチェッカーを使用してSSL証明書の設定状態を確認してください。

006:SSL/SSL/TLS証明書のホスト名がメールサーバーのホスト名と一致しません

発生状況:メールをSellに統合するには次の2つの要件があります。

  • 有効な第三者認証機関のSSL証明書またはTLSプロトコル(どちらか1つ)
  • IMAPとSMTPのサーバー設定が両方とも有効になっていること

メールインテグレーションを有効にすると、セキュリティ上の理由から、セットアップ時にこれら2つの要件を満たしていることが確認されます。このエラーは、有効なSSL/TLS証明書に関連する1番目の要件を検証した際に問題が見つかったことを示しています。具体的には、SSL証明書のホスト名(ユーザーが提供したドメイン名)が、Sellに統合しようとしているメールのドメイン名と一致していないことが検出されました。

すべての証明書には、特定のドメインまたはドメインのグループが割り当てられています。証明書のドメイン/ホスト名と、Sellに統合しようとしているメールドメインを比較して、同じであることが確認されます。このエラーは、証明書上のドメインが、Sellに接続しようとしているドメインと同じではないことを示しています。たとえば、"email.zendesk.com"というメールアドレスを "futuresimple.com"というホスト名の証明書で接続しようとしても成功しません。

  原因 対処方法
考えられる原因1 間違った証明書が使用されています。 メールサーバーに正しい証明書が設定されていることを確認してください。
考えられる原因2 証明書が間違ったドメインで署名されています(またはサブドメインが含まれていません)。 証明書のホスト名/ドメインが、Sellに統合するメールドメインと一致していることを確認してください。

007:有効なSSL/TLS証明書の存在を確認できませんでした

発生状況:メールをSellに統合するには次の2つの要件があります。

  • 有効な第三者認証機関のSSL証明書またはTLSプロトコル(どちらか1つ)
  • IMAPとSMTPのサーバー設定が両方とも有効になっていること

メールインテグレーションを有効にすると、セキュリティ上の理由から、セットアップ時にこれら2つの要件を満たしていることが確認されます。このエラーは、有効なSSL/TLS証明書に関連する1番目の要件を検証した際に問題が見つかったことを示しています。

  原因 対処方法
考えられる原因1 証明書が信頼されていない認証機関によって署名されていると、証明書を確認できないことがあります。 SSL/TLS証明書が信頼できる認証機関によって提供されていることを確認してください。問題が解決しない場合は、Sellサポートに連絡して、以下の情報を提供してください。
  1. IMAPサーバー名
  2. IMAPポート番号
  3. SMTPサーバー名
  4. SMTPポート番号
  5. 証明書を発行した認証機関の名前
考えられる原因2 証明書が信頼されていない認証機関によって署名されていると、証明書を確認できないことがあります。 Zendeskが認識していない認証機関の証明書が使用されている可能性があります。Sellサポートに連絡して、以下の情報を提供してください。
  1. 証明書を発行した認証機関の名前
  2. IMAPサーバー名
  3. IMAPポート番号
  4. SMTPサーバー名
  5. SMTPポート番号
考えられる原因3 証明書に必要な情報が不足していため、証明書が有効であるかどうかの検証ができません。 証明書に必要な情報が含まれていることを確認してください。問題が解決しない場合は、Sellサポートに連絡して、以下の情報を提供してください。
  1. IMAPサーバー名
  2. IMAPポート番号
  3. SMTPサーバー名
  4. SMTPポート番号

008:SSL/TLS証明書に問題があるため、セキュアな接続を確立できませんでした

発生状況:メールをSellに統合するには次の2つの要件があります。

  • 有効な第三者認証機関のSSL証明書またはTLSプロトコル(どちらか1つ)
  • IMAPとSMTPのサーバー設定が両方とも有効になっていること

メールインテグレーションを有効にすると、セキュリティ上の理由から、セットアップ時にこれら2つの要件を満たしていることが確認されます。このエラーは、SSL/TLS証明書に関連する1番目の要件を検証した際に問題が見つかったことを示しています。

  原因 対処方法
考えられる原因1 SSL/TLS証明書の有効性をチェックする際に、一般的なSSL/TLSエラーが発生し、メールサーバーとSellとの間で安全な接続を確立することができませんでした。安全な接続が確立されていないと、メールメッセージは暗号化されていない状態で送信され、機密データが危険にさらされることになります。 Sellサポートに連絡して、以下の情報を提供してください。
  1. エラーのスクリーンショット
  2. IMAPサーバー名
  3. IMAPポート番号
  4. SMTPサーバー名
  5. SMTPポート番号

009:提供された資格情報を使用してメールサーバーにサインインできませんでした

発生状況:メールサーバーへの接続には成功しましたが、提供されたユーザー名とパスワードを使ってサインインできませんでした。

  原因 対処方法
考えられる原因1 ユーザー名またはパスワードが間違っています。 ユーザー名やパスワードが正しく入力されていることを確認してください。メールシステム以外のカスタムのユーザー名を入力する必要があるかもしれません。「ユーザー名」フィールドの横にある「編集」をクリックすると、ユーザー名を入力することができます。IMAPやSMTP用に個別にユーザー名やパスワードを入力する必要がある場合は、「SMTP設定とIMAP設定を表示する」をクリックして個別に入力してください。
考えられる原因2 SSOが有効になっています。 現在、メールインテグレーションではSSO(シングルサインオン)はサポートされていません。
考えられる原因3 IMAPまたはSMTPのアクセスが無効になっています。 メールサーバーの管理者に確認して、アカウントのIMAPおよびSMTPが有効になっていることを確認してください。
考えられる原因4 互換性のある認証方法をサーバーがサポートしていません。 IMAPとSMTPの両方について、Sellでサポートされている認証方法はLOGINとPLAINののみです。メールサーバー管理者に確認して、サーバーがこれらの方法のうち少なくとも1つをサポートしていることを確認してください。

認証:認証できません

このエラーメッセージは、Office 365のOAuth認可に成功したことを示します。ただし、サーバーへのログイン時にSMTP AUTHエラーが発生しました。

  • ユーザー名フィールドとメインのメールアドレスフィールドの組み合わせが、Microsoftの管理設定にあるものと一致していることを確認してください。

  • また、Office 365のメール管理者が、Office 365のメールアカウントでOAuthとSMTP AUTHを有効にしていることを確認してください。

  • 最後に、Office 365メールとZendesk Sellの統合を開始します(「Zendesk Sellへのメールの接続」を参照)。
重要:通常、Office 365ではSMTPプロトコルがデフォルトで無効になっているため、メール管理者は、メールボックスのSMTPとIMAPの設定とSMTP AUTHの両方を有効にする必要があります(Sellはこれらのプロトコルを使用して、アカウント内のメールを同期して送信します)。

最初の同期を実行中

このエラーメッセージは、Microsoftからのメール認証エラーによるものです。これは既知の問題で、Microsoft Office 365アカウントがコミュニケーションセンターで遭遇する可能性があります。Microsoftの問題であるため、このエラーを解決するには、「「Microsoftでサインイン」しようとすると、「認証できません」というエラーメッセージが表示される」の手順に従う必要があります。

同じアカウントに再接続する必要があります

パスワードの変更により、アカウントの承認が解除された場合は、再接続してから、別のメールとパスワードを使用して再度サインインする必要があります。

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