メモ:この記事では、ネイティブのSupport基準のみを紹介しています。SLA基準にもまったく同じ名前があるかもしれませんが、SLA基準はライブカウンターであるため、動作が異なります。「SLAポリシーの定義と使用」をご覧ください。
質問
以下のネイティブの時間の基準は、Zendesk Supportではどのように定義および計算されますか?
- 初回返信時間
- 全体解決時間
- リクエスタの待機時間
- エージェントの待機時間
- 保留時間
回答
ネイティブの時間の基準は、ライブカウンターではなく特定のイベント間の所要時間が計算されます。そのため、システムは、2つのイベントタイムスタンプ間の時間差を計算し、結果に加算します。
このことから、以下の動作が想定されます:
- 新しい基準値は、特定のイベントが行われた後のみにチケットに記録されます。
- 基準値は、2つのイベントが少なくとも1回発生するまで「null」と表示されます。
初回返信時間
- 定義:チケットの作成時から、エージェントによる最初のパブリック返信までの時間。
- 最初のタイムスタンプ:チケット作成時。
- 2つ目のタイムスタンプ:エージェントによる最初のパブリック返信。
- 例外:チケットがエージェントにより作成され、最初のコメントがパブリックの場合は、2つ目のタイムスタンプは、エージェントの2番目のパブリックコメントになります。プライベート共有契約を介してチケットが作成された場合は、エージェントの最初のプライベートメモが2つ目のタイムスタンプとみなされます。詳細については、「初回応答時間の計算方法」をご覧ください
初回解決時間
- 定義:チケット作成時から、最初の解決までの時間。
- 最初のタイムスタンプ:チケット作成時。
- 2つ目のタイムスタンプ:チケットステータスの最初の「解決済み」設定時。
- 例外:ビジネスルールやAPIにより、未解決のチケットが「終了」と設定された場合、このイベントは2つ目のタイムスタンプとみなされます。
全体解決時間
- 定義:チケット作成時から、直近の解決時までの時間。
- 最初のタイムスタンプ:チケット作成時。
- 2つ目のタイムスタンプ:チケットステータスの最後の「解決済み」設定時。
- 例外:ビジネスルールやAPIにより、未解決のチケットが「終了」と設定された場合、このイベントは2つ目のタイムスタンプとみなされます。
リクエスタの待機時間
- 定義:チケットの「新規」、「オープン」、「待機中」ステータスの合計時間。
- 最初のタイムスタンプ:チケットの「新規」、「オープン」、「待機中」ステータスへの変更時。
- 2つ目のタイムスタンプ:チケットの「新規」、「オープン」、「待機中」ステータスからその他のステータスへの変更時。
エージェントの待機時間
- 定義:チケットの「保留中」ステータスの合計時間。
- 最初のタイムスタンプ:チケットの「保留中」ステータスへの変更時。
- 2つ目のタイムスタンプ:チケットの「保留中」ステータスからその他のステータスへの変更時。
保留時間
- 定義:チケットの「待機中」ステータスの合計時間。
- 最初のタイムスタンプ:チケットの「待機中」ステータスへの変更時。
- 2つ目のタイムスタンプ:チケットの「待機中」ステータスからその他のステータスへの変更時。
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