特定の国や地域の法律(たとえば、欧州連合のeプライバシー指令やカリフォルニア州消費者プライバシー法)では、cookieについてユーザーの同意を得ること、またはユーザーがサイト上のcookieをオプトアウトできるようにすることが義務付けられる場合があります。たとえば、ヘルプセンターでGoogleアナリティクスなどのサードパーティの分析サービスを使用している場合や、匿名ユーザーの追跡を有効にしている場合には、ユーザーがそれらのcookieをオプトアウトできる手段(ユニバーサルオプトアウトのメカニズムなど)を提供することが求められる場合があります。
サードパーティのcookie同意サービスを設定する
ユーザーが自分でcookie設定を行えるようにするには、サードパーティのcookie同意サービス(CCS)を使用して、ヘルプセンターにcookie同意オプションを適用する必要があります。エンドユーザーがcookieをブロックすると、ユーザーエクスペリエンスが低下する可能性があります。
サードパーティのcookie同意サービスを設定するには
- Cookiebot、TrustArc、OneTrustなどのサードパーティのcookie同意管理プラットフォームを選択し、その指示に従います。
-
ナレッジベースの管理で、サイドバーにあるデザインのカスタマイズアイコン(
)をクリックします。
- 「テーマ」ページで、cookie同意オプションを追加するテーマについて「カスタマイズ」をクリックします。
- 「コードを編集」をクリックします。
- CCSの手順に従って、CCSが提供するJavascriptスニペットを実装します。
サービスによって手順は異なりますが、通常は
head
タグ内にコードを追加します。これを行うには、サードパーティのcookie同意管理プラットフォームが提供する追加のJavaScriptスニペットを document_head.hbs テンプレートに追加する必要があります。このテンプレートには、head
タグ内のすべての内容が含まれています。document_head.hbs内に1つ以上の分析スニペット(Google Analyticsなど)がある場合は、分析スニペットの前にcookieの同意を求めるスニペットを追加する必要があります。
- CCSの手順に従って、すべてのGuide cookieを制御するコードを設定し、Zendeskのcookieリストに「Strictly necessary(厳密に必要)」としてリストアップされていないローカルストレージを設定します。
グローバルプライバシーコントロール(GPC)によるユニバーサルオプトアウト
グローバルプライバシーコントロール(GPC)は、ユーザーが訪問する各Webサイトに信号を送信することにより、ユーザーのプライバシー設定(サードパーティのcookieへの遵守も含む)をWebサイトに通知するブラウザ設定です。cookieの同意とは異なり、ユーザーのGPC信号は複数のWebサイトに適用されます。一部の法律では、Webサイト運営者は、特定のWebサイト上のユーザーのcookieの同意に抵触する可能性がある場合でも、GPCの信号を遵守することが求められています。
多くの場合、CCSプロバイダーはGPCの信号を遵守するためのGPCツールも提供しています。