「結果パス計算」は、計算を行わずに、結果の表示をすばやく変更する方法です。計算では、指定したパターンに基づいて、各メトリックの結果(「要素」とも呼ばれる)が順番に処理されます。
結果パス計算により、元のメトリックの結果が、操作された結果に置き換えられます。両方の結果を含める場合は、元のメトリックのみを式に使用して、新しい標準ユーザー定義メトリックを作成できます。そして結果パス計算を1つのメトリックに適用するだけで、グラフには元の結果と操作された結果の両方が表示されます。
新しい結果パス計算を作成するには
- 結果操作メニュー()で「結果パス計算」を選択します。
- 「結果パス計算」パネルに、「メトリック」パネルに現在追加されているメトリックがすべて表示されます。
- 再計算するメトリックの「パターン」ドロップダウンリストから、計算のパターンを選択します。
次のパターンから選択できます。
- なし:結果に計算を適用しません。
- % 合計:各結果が合計に寄与する割合を計算します。
- 差分:選択した基準点に対する数値の変化を計算します。
- 差分の割合:選択した参照要素に対する変化をパーセントで計算します。
- %:選択した参照要素のパーセントとして結果を計算します。デフォルトでは、パーセンテージは整数です。これは、「グラフ設定」>「表示形式」で変更できます。
- 累計:SUMのデフォルトで、累積結果を計算します。集計方法は、AVG、MIN、MAXのいずれかを切り替えられます。
- 空白セルを置き換え:結果を、空でない次のセルに繰越すことができます。
- ランク:断続(1,2,2,4)、連続(1,2,2,3)、または単独オーダー(1,2,3,4)で結果をランク付けして示します。断続と連続の場合、同じ結果の値はグループ化されますが、断続では次の順位番号はスキップします。単独は各値に異なる順位番号を割り当てます。
- 百分位:結果をシリーズ全体の百分位で示します。このパターンは、結果の変化を時系列で追跡するのに役立ちます。
- パターンを選択すると、「パス」を選択できます。パスが計算方法を決定します。
- 選択したパターンによっては、次のような設定項目を追加で選択する必要があります。
- 基準:基準とは、計算の基になる結果です。
- ランキング集計方法:ランクパターンとともに使用します。ランキングの分布を選択することができます。
- 集計:累計パターンとともに使用します。メトリックによってレポートされたデータの計算方法を定義します。詳細については、「メトリックの集計方法の選択」を参照してください。
- 開始点:累計パターンとともに使用します。レポートの最初の要素と最後の要素のどちらを基に累計を計算するかを定義します。
- 計算の作成を終了したら、「適用」ボタンをクリックします。
再計算された結果がレポートに表示されます。