この記事では、チケット数の多い問い合わせ内容を表の作成方法をご紹介します。
表にすることで、お問い合わせの内容を数値として把握しやすくなります。
下準備
・ドロップダウン形式のカスタムチケットフィールド
今回のレポート作成にあたり、どのような問い合わせが来ているのかを集計するためのドロップダウンの作成が必要です。
カスタムチケットフィールドを用いてドロップダウンを配置する事で、今回のようなレポート作成が可能となります。ドロップダウンの配置・設定方法はこちらを御覧ください。
レポート作成の流れ
レポートの作成は、以下のような手順となります。
- ダッシュボードの作成 - 詳細についてはこちら
- レポートの作成
- ダッシュボードへの配置
レポート作成方法
・インサイトにアクセスする
・任意のダッシュボードに移動し、編集を開始する
ペンアイコンをクリックする
Reportをクリックし、New Reportをクリックする
・必要なデータを選択する
Whatにて抽出したい数字を選択します。
今回は、# Tickets(チケット数)を選択しています。
ご希望によって他のMetricsをご利用頂くことも可能です。
HowではWhatで選択したデータをどのようにブレークダウンするか選択します。
今回は、カスタムで作成したお問い合わせ区分を選択しています。
上記項目を選んだら、Doneをクリックします。
出来上がった表を以下の様にソートします。
上記のような表が出来上がります。
ここで出来上がった表は全期間の全てのチケット数を表示している状態です。
全期間におけるレポートが欲しい場合は、レポートの作成自体は終了です。
期間やTOP5ランキングにしたいという場合、ここから必要に応じて絞込を行ないます。
(オプション) ランキング形式にする
ここでは、上位5件のカテゴリだけを表示するようレポートを編集します。
・Filterを使って、絞り込みを行ないます。
今回はRanking Filterを選択します。
Select result sizeでTop 5を選択
What do you want to rank?では、何のランキングを作るか決めます。
ここでは、お問い合わせ区分を選択します。
Select ranking criteriaでは何を基に数値を出すかを決めます。
ここでは、# Ticketsを選択
選択し終えたら、Applyをクリックして、レポートを作成します。
このようにTop 5までのお問い合わせランキングを作る事が出来ました。
(オプション) 選択した期間のみのレポートを抽出する
ここでは、過去30日間に絞ったレポートを作ります。
インサイトでは、ダッシュボードに配置されている個々のレポートに対し
一括でフィルターを掛けることで条件に合わせたデータを取得することが出来ます。
ここではダッシュボードのフィルターを使った期間の絞り込みを行ないます。
ダッシュボードの編集画面から、Filterを選択
Dateを選択し、Date (Timeline)を選択します。
表示されているレポートは今回作成しているレポートとは別のものです。
Filterの項目のみ御覧ください。
DATE(TIMELINE)というフィルターを使うと、自由に期間指定が出来るようになります。
他のフィルターは配置するだけでレポートの内容に反映されますが、
DATE(TIMELINE)だけは独立したデータになっています。
このフィルターを先に作成したレポートにも反映させるため、レポート側も条件を追加します。
これにより選択した期間によって、ダッシュボード上のレポートも必要なデータだけになります。
先のレポートを再度編集
Filterをクリックし、Add Filterを選択
Numeric Range Filterを選択
What do you want to filter?でフィルターの対象を選択
ここでは、お問い合わせ区分を選択 (任意の物をご選択ください)
Select metric and rangeにて_Filter Ticket Created Date /
is greater than 0を指定します。
(ここでは、指定した期間にチケットが作成されたものをフィルターしています)
*_Filter Ticket Created Dateについて*
_Filterで始まる項目は、ダッシュボードフィルターのために設定されている
特別なmetricです。フィルターで指定した期間のデータを抽出するよう
予め計算式が設定されています。データが指定したフィルターの対象となる場合
1という値、入らない場合0という値が返され、それを基にフィルターがかかるという
仕組みが内部で行われています。フィルターによってレポートの内容を
反映させたいという場合、非常に便利な項目です。
Applyをクリックし、レポートを保存します。
先程配置したレポートが、DATE(TIMELINE)で指定した期間によって
数値に変化があることをご確認いただけると思います。
以上、レポートの作成は完了です。