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この記事では、2025年2月2日時点でAIエージェントを試用または公開していたお客様のみが利用できる機能について説明します。AIエージェント(Advanced)の同等の機能については、「AIエージェント(Advanced)の対話の構築」を参照してください。
「条件で分岐」ステップを設定すると、変数に格納されたデータを評価し、そのデータに基づいてメッセージングAIエージェントの会話を分岐させることができます。

この記事では、次のトピックについて説明します。

  • 「条件で分岐」ステップの基本
  • 条件の要素
  • ネストされた条件

「条件で分岐」ステップの基本

回答フローに新しく作成した「条件で分岐」ステップには、次の設定が含まれています。

  • 名前:キャンバス内でステップを識別するために名前を付けます。
  • 2つのデフォルトの分岐:回答フローを公開する前に構成する必要があります。
    • 該当する場合:分岐の条件が満たされた場合、会話はその分岐のステップに従います。
    • それ以外の場合:会話が他のどの分岐の条件も満たさない場合場合、会話はこの分岐のステップに従います。

「条件で分岐」には、「それ以外の場合」を含め、最大で6つの分岐を作成することができます。「それ以外の場合」分岐は必ず含める必要があり、ステップから削除することはできません。分岐をさらに4個まで追加し、最大で6個の分岐を含めることができます。

分岐を追加する場合は、「分岐を追加」をクリックし、各分岐に対して以下の設定を行います。

  • 名前:分岐の条件にわかりやすい名前を付けます。この名前が、キャンバス上に分岐名として表示されます。
  • 条件:次の要素が含まれています。
    • 変数:条件を満たすかどうかを評価するデータ。
    • 演算子:変数と値のデータをどのように比較するか。「=」、「≠」、「次を含む」、「次を含まない」があります。
    • 値:演算子によって指定された条件に対して期待される値。

    詳細については、「条件の要素」を参照してください。

「AND/OR」ドロップダウンを使って、分岐条件を組み合わせることができます。たとえば、次の分岐は、ユーザーがオーストラリアまたは米国にいるかどうかをチェックします。

会話は1つの分岐にのみ進みます。分岐は、ステップに含まれた順に評価されます。複数の分岐条件を満たすエンドユーザーは、ステップの設定パネルでは上から下へ、キャンバスでは左から右へ、満たした条件のうち最初の分岐に進みます。分岐は、キャンバスの条件パネルをドラッグすることで、順番を変えることができます。

条件の要素

条件は、変数、演算子、値で構成されます。

変数について

変数は、カスタマーの場所やメンバーシップのステータスなど、会話に関連するデータを格納するためのコンテナです。変数のデータは、「詳細を質問」ステップまたは「APIコールを実行」ステップで収集された情報から、またはメッセージング認証メタデータから取得されます。

条件では、変数の値が静的な値と比較されます変数は、ドロップダウンメニューを使用して条件に追加します。

変数のタイプと変数の作成の詳細については、「変数を使用してAIエージェントの回答をパーソナライズする方法」を参照してください。

演算子について

変数のデータと値を比較する方法を決定するのが演算子です。ドロップダウンメニューを使用して、演算子を条件に追加します。

以下の演算子を追加できます。演算子による一致では、大文字と小文字は区別されません。

ボットビルダーで条件付きステップを使用しているとき... 使用できる演算子
数値として格納されたデータを評価したい

次のZendeskの演算子が、数値を評価するために使用されます。

  • より大きいか等しい
  • より小さいか等しい
  • より大きい
  • より小さい
  • 等しい
  • 等しくない
文字列として格納されたデータを評価したい

次のZendeskの演算子が、文字列を評価するために使用されます。

  • =
  • ≠
  • 次を含む
  • 次を含まない
  • 次で始まる
  • 次で終わる

値について

値は、変数と比較される静的なデータであり、変数に期待されるデータを表します。たとえば、カスタマーのmembership_statusが「platinum」であるかどうかをチェックする条件では、「platinum」が値となります。

条件の値を指定するために使用される入力フィールドは、変数によって異なります。認証済みステータス変数の場合、ブール値のドロップダウンフィールドを使用して条件の値を指定します。その他の変数の場合は、テキスト入力フィールドを使用して条件の値を指定します。

メモ:「詳細を質問」ステップで収集されたカスタマー変数には、対応するカスタムチケットフィールドが必要です。ドロップダウンチケットフィールドを使用するカスタマー変数の場合、関連付けられたタグを条件の値として使用します。たとえば、membership_statusドロップダウンフィールドは、関連する「platinum_level」タグを持つ「Platinum level」値を受け入れます。カスタマーがプラチナ会員であるかどうかを確認するには、条件の値として「platinum_level」を使用します。

ネストされた条件

ネスト条件とは、その中に2つ以上の条件を含む条件のことです。ネスト条件を使用すると、複数の条件に依存する複雑なロジックを構築することができます。特に、ANDとORの両方を使用する条件を組み合わせることができます。

たとえば、以下の分岐では、ネスト条件を使用して、ユーザーが次の条件を満たしているかどうかをチェックします。
  • ユーザーが「プラチナ」会員であること AND
  • ユーザーが以下のいずれかの国に居住していること。
    • オーストラリア OR
    • アメリカ

条件をネストできるのは3階層までです。最上位レベルも含め、各レベルに最大6つの条件を含めることができます。

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