Talkは以下の3種類の電話回線を提供しています。
- 標準の回線:公衆交換電話網(PSTN)を使用
- デジタル回線:VoIP(Voice over Internet Protocol)を使用
- SIP-IN(Session Initiation Protocol)回線:インターネットプロトコル(IP)技術を使用
回線の各タイプは、それぞれ異なる運用ニーズやコミュニケーション戦略に対応しています。この記事は、3つの回線タイプについて説明し、お客様の用途に合った回線を選択できるようにすることを目的としています。
この記事では、次のトピックについて説明します。
標準のPSTN回線について
従来の電話通信の基盤である標準のPSTN回線(「標準電話回線」と一般に呼ばれる)は、公衆交換電話網を使ってコールをつなげます。
PSTN回線には次のような利点があります。
- 安定性と信頼性が高く、中断のない通信を優先したい場合に信頼の置ける選択肢となる。
- 設定しやすく、使いやすい。専用の機器や大がかりなトレーニングの必要がない。
- 技術的な能力に関係なく、すべてのカスタマーがアクセス可能で、幅広い層の回線利用者にリーチできます。
標準のPSTN電話回線を使用する場合
高度な機能を必要とせず、シンプルで信頼性の高い通信を必要としている場合は、PSTN回線をご利用ください。
まずは、「Talkの電話回線の追加」をご覧ください。
デジタル回線について
VoIP(Voice over Internet Protocol)技術を使用するデジタル回線は、従来のPSTN回線の性能をアップグレードしたものです。
デジタル回線には次のような利点があります。
- 問い合わせ先の電話番号をカスタマーに公開する必要がない。
- 各国の問い合わせ先電話番号を公開せずに、音声サポートを各国に拡大可能。
- デジタル回線には月額料金がかからない。利用したときだけ料金がかかる。Talkの回線料金については、「Zendesk Talkの電話番号の利用条件と料金体系」を参照してください。
- インテグレーションおよびコールの発信者を制御できる。たとえば、サインインしたカスタマーや、VIPカスタマーのみにコールボタンを表示することができます。
デジタル回線を使用する場合
高い信頼性と高度な機能によってカスタマーとのコールのやりとりを改善したい場合は、デジタル回線をご利用ください。
まずは、「Talkのデジタル回線の追加」をご覧ください。
SIP-IN回線について
SIP-IN(Session Initiation Protocol)回線は、インターネットプロトコル(IP)技術を使用して音声通信を促進します。SIP-IN回線は、進化するコミュニケーションニーズに適応可能な、スケーラビリティの高い最新のソリューションです。
SIP-IN回線には次のような利点があります。
- AIエージェントが受けたコールをエスカレーションする。サードパーティのAIエージェントをZendesk Talkに接続し、AIエージェントが解決できないリクエスタからの問い合わせコールを人間のエージェントにエスカレーションします。現地の通信事業者を利用し、SIP経由でZendeskにコールを転送することで、既存の通信事業者の利用(BYOC)によってその国でビジネスを展開します。
- PSTNの使用料を支払わずに、SIP-IN経由でZendeskにコールを転送可能。
- コールフロー中にパートナーアプリ(外部IVRなど)に接続し、複雑な統合サービスの提供を可能にする。
SIP-IN回線を使用する場合
SIP-IN回線は、AIエージェントなどのサードパーティのアプリケーションをTalkと接続したい場合や、Talkで既存の通信事業者の利用したい場合に使用します。
まずは、「TalkのSIP-IN回線の追加」をご覧ください。
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