現在のプランを確認
アドオン 品質保証(QA)またはワークフォースエンゲージメントマネジメント(WEM)
ファストパス: Zendesk QA >「ダッシュボード」>「オートQA」

オートQAダッシュボードでは、すべてのオートQAカテゴリにおけるチームのパフォーマンスを追跡できます。エージェントごとのスコアや品質に関するパフォーマンスを長期間にわたって確認でき、エージェント別・カテゴリ別の内訳も提供されます。このダッシュボードは、パフォーマンスの傾向を把握したり、チームのトレーニングが必要な分野を見極めたりするのに最適です。

手動で提出された評価点はエージェントの社内品質スコア(IQS)に反映されますが、自動レビューの評価点はオートQAスコア(AQS)を使用して追跡されます。

この記事では、以下のトピックについて説明します。

  • オートQAダッシュボードへのアクセス
  • オートQAダッシュボードのメインカードについて(例示で説明)
  • オートQAダッシュボードのその他のカードについて
  • オートQAダッシュボードのデータのドリルダウン

関連記事

  • Zendesk QAのオートQAダッシュボードのフィルタリング

オートQAダッシュボードへのアクセス

オートQAダッシュボードは、すべてのオートQAカテゴリについてチームのパフォーマンスを追跡します。

オートQAダッシュボードへアクセスするには

  1. 「品質保証」で、サイドバーの「 ダッシュボード」をクリックします。
  2. ダッシュボードのリストから、「オートQA」を選択します。

右上にある「表示」メニューを使って、ダッシュボードに表示するカードと非表示にするカードを選択します。

オートQAダッシュボードのメインカードについて(例付き)

以下のスクリーンショットは、オートQAダッシュボードの標準のカードに表示される品質指標を示したものです。

上記のスクリーンショットの値を例として、次の表にダッシュボードのメインカードのメトリックを示します。

メトリック 説明 例(上図のスクリーンショットを参照)
自動レビューされた会話 人間の介入なしに自動レビューでスコア付けされたカテゴリが少なくとも1つある会話の数。 上記のスクリーンショットの例では、少なくとも1回の自動レビューは受けたものの、手動レビューは受けていない会話が404件あります。
手動でレビューされた会話 人間が手動でレビューした会話の数。

メモ:日付フィルターに基づくこの値は、レビューダッシュボードで報告されるレビュー日と異なる場合があります。

オートQAは、ステータスが「終了」または「解決済み」の既存の会話が更新された場合など、さまざまな状況でトリガされます。

上記のスクリーンショットでは、173件の会話が手動でレビューされています。

このカードでカウントされた会話には、少なくとも1件の手動レビューが含まれているため、自動レビューされた会話と重複している可能性があります。

効率の向上 手動レビューとの比較で、オートQAがカバーできるチケットの割合は次のように計算されます。

効率の向上 = 自動レビューされた会話 ÷ 手動でレビューされた会話

上記の例では、効率の向上は次のように計算されます。

2.34 (効率の向上) = 404 (自動レビューされた会話) ÷ 173 (手動でレビューされた会話)

これは、手動レビュー1件あたり、自動レビューでは2.34件分の会話がレビューされており、効率が大きく向上していることを示しています。

レビュー対象者別の自動レビュー数 オートQAが各レビュー対象者に対して行ったレビューの平均数。オートQAがフィードバックの提供にどのように役立つかを示します。 上図のスクリーンショットの例では、計算式は次のようになります。

7.8 (レビュー対象者1人当たりの自動レビューを受けた会話数 = 自動レビューを1つ以上受けた会話数 ÷ これらの自動レビューのレビュー対象者数)

この数値は、ワークスペース内の全ユーザー数ではなく、自動レビューを受けたユーザー数を基に計算されています。このメトリックの計算における分子には、自動レビューと手動レビューの両方が行われた会話も含まれます。このメトリックは、各レビュー対象者に対してどれだけ自動レビューが適用されているかを評価するものです。そのため、自動レビューが行われたすべての会話が対象となります。

レビュー対象者別の手動レビュー数 各レビュー対象者に対して行われた手動レビューの平均数。 上図のスクリーンショットの例では、計算式は次のようになります。

3.04 Manually reviewed conversations per reviewee = 173 Manually reviewed conversations / Number of reviewees in these manual reviews

この数値は、ワークスペース内の全ユーザー数ではなく、手動レビューを受けたユーザー数です。

精度スコア(以前は「承認率」)

精度スコアは、オートQAが生成した評価と人間のレビュー担当者による評価との間に、どれだけ一貫性と一致があるかを測定します。

ゲージグラフは、選択した期間とフィルターオプションの平均精度を表します。スコアが75%を超えている場合、一致のレベルが高くオートQAが有効であることを示します。

 
精度レベル別の評価数(新メトリック)

精度レベル別の評価数を示す棒グラフでは、選択した期間とフィルター条件に基づいて、各精度レベルごとのオートQA評価の割合が表示されます。

精度のメトリックには0%から100%の間のスコアが生成され、0%はオートQAとレビュー担当者の間の完全な不一致を示し、100%は完全な一致を示します。

  • 高精度:75%~100%のスコア
  • 中程度の精度:25%~74%のスコア
  • 低精度:0%~24%のスコア
 
オートQAスコアが変更された会話 少なくとも1つのカテゴリで、人間がオートQAスコアを変更した会話の数。 オートQAの評価と人間による評価に複数のカテゴリで差異が見られたため、これらのカテゴリは、上図のダッシュボードに表示されている79件の「Modified AutoQA conversations(オートQAスコアが変更された会話)」に含まれています。
AQS オートQAによって評価されたすべての会話の平均オート品質スコア。  

オートQAダッシュボードのその他のカードについて

次の表に、オートQAカードの追加のメトリックを示します。

メトリック 説明
AQSの推移 選択した期間におけるオート品質スコアの差異。このメトリックはパフォーマンスの低下をすばやく特定できるため、問題に迅速に対処できます。
上位使用言語の内訳 このメトリックは、会話言語の比率と数を示し、サポートへの取り組みをどこに注力すべきかを特定するのに役立ちます。たとえば、特定の言語での対応件数が増えていることに気付いたら、その言語をナレッジベースに追加することが効果的な場合もあります。
カテゴリのインサイト カテゴリごとのオートQAスコアの内訳。
カスタムカテゴリのインサイト カスタムオートQAカテゴリごとのオートQAスコアの内訳。
カテゴリスコアの推移 選択した期間におけるカテゴリスコアの変化を示す折れ線グラフ。
カテゴリ別のオートQAの会話

このメトリックは、オートQAによる評価が実施された会話の数を表します。

新しいカテゴリが追加されると、それ以降に受け取った「終了」または「解決済み」ステータスの会話が、そのカテゴリの条件に基づいて自動的に分析および評価されます。

評価の対象となるのは、エージェントとカスタマーの両方が少なくとも1回のパブリック返信を行い、その後終了した会話です。

また、カテゴリ追加後に更新された、ステータスが「終了」または「解決済み」の既存の会話も自動的に分析および評価されます。そのため、すでに評価された会話が新しいワークスペース内で再度評価される可能性があります。

レビュー対象者別のカテゴリスコア このメトリックは、レビュー対象者の情報と、指定期間内における特定の自動カテゴリ(アーカイブ済みカテゴリと削除済みカテゴリを含む)の平均スコア(自動算出)を提供します。これにより、それらの分野でパフォーマンスが低いエージェントをすばやく特定し、トレーニング対象者を判断することができます。さらに、エージェントごとにレビューすべき関連会話を確認するための参考情報も提供されます。
レビュー対象者別のスペルミスおよび文法ミスの根本原因 オートQAの「スペルと文法」カテゴリによって特定されたレビュー対象者およびオートQAが評価した根本的原因に関する情報。
レビュー対象者別のトーンミスの根本原因 このメトリックは、オートQAのトーンカテゴリによって特定されたトーンミスの根本的原因に関する情報を提供します。
レビュー対象者別の繰り返しスペルミスおよび文法ミス このメトリックは、レビュー対象者ごとに、繰り返し発生しているエラーを頻度順にリストアップします。
最終データ更新時間(UTC) ダッシュボードの最終更新日とタイムスタンプ。オートQAダッシュボードは1時間ごとに自動的に更新されます。

オートQAダッシュボードのデータのドリルダウン

以下のデータポイントにドリルダウンすることができます。

  • 会話
  • カテゴリ
  • 根本的原因

追加のデータポイントにアクセスするには

  1. 「品質保証」で、サイドバーの「 ダッシュボード」をクリックし、「オートQA」を選択します。
  2. カテゴリ、根本的原因、会話のいずれかの値をクリックすると、関連する会話のリストにアクセスできます。または、会話グラフ内の折れ線をクリックし、ドロップダウンメニューから「会話にドリルイン」を選択します。

  3. 追加のデータポイントを詳しく調べるか、任意の会話のリンクをクリックして開きます。

Powered by Zendesk