| 発表日 | ロールアウト開始日 | ロールアウト終了日 |
| 2025年11月17日 | 2025年11月17日 | 2025年11月20日 |
不要になった古いカスタムオブジェクトレコードを自動的に削除する機能についてお知らせします。
このお知らせの内容は以下のとおりです。
変更内容
削除スケジュールにより、オブジェクトのレコードを削除するための条件を指定することができます。管理者と適切な権限を持つエージェントは、カスタムオブジェクトレコードの削除スケジュールの作成と管理を行うことができます。この機能により、カスタムAPIベースの削除ジョブの作成や維持管理を行うことなく、大量の一時データを管理することができます。
カスタムオブジェクトレコードの削除スケジュールにより、以下のような新しいデータ管理戦略が可能になります。
- データの整理:たとえば、管理者は、3年以上経過した顧客の製品登録データやサービス注文データを削除することができます。
- コンプライアンスへの準拠:たとえば、データ保持ポリシーに従い、拒否されたローン申請を180日後に消去することができます。
- カスタムオブジェクトを大量のデータ用の一時的なデータストアとして活用:たとえば、カスタムオブジェクトを使用して、チケットの作成時にリクエスタの注文を保存し、30日後にその注文レコードを削除することができます。
Zendeskがこれらの変更を行う理由
Zendeskは、カスタムオブジェクトを使用して独自のビジネスデータをZendeskに統合する場合、データのライフサイクルを完全に管理することの重要性を認識しています。多くの組織には、厳格なデータ保持ポリシーとGDPRなどのコンプライアンス要件が存在し、一定期間経過後のデータの削除が義務付けられています。
カスタムオブジェクトレコードの削除スケジュールを使用することにより、大規模なデータ管理の自動化、コンプライアンスへの準拠、データの整理、既存データの関連性と精度の向上が可能になります。
必要な作業
カスタムオブジェクトレコードの削除スケジュールは、カスタムオブジェクトが付属しているすべてのプランで使用することができます。最初に、カスタムオブジェクトレコードの削除スケジュールを作成します。
高度なデータプライバシーとデータ保護アドオン(ADPP)により、カスタムオブジェクトあたり最大10件の削除スケジュール、複雑なロジックに対する最大100件のAND/OR条件文のサポート、削除スケジュールの複製機能など、追加の削除スケジュール機能を使用することができます。
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