要約:◀▼
アクションビルダーをMicrosoft Azure DevOpsに接続することで、作業項目、プルリクエスト、プロジェクト、パイプラインの作成、更新、管理を行うワークフローを自動化できます。作業項目の作成、コメントの追加、パイプラインの実行のトリガ、ステータスの取得といった外部アクションを活用することで、プラットフォームをまたぐコラボレーションを強化し、タスク管理を効率化できます。安全な認証と適切な権限管理のために、専用のサービスアカウントを使用してください。
アクションビルダーをMicrosoft Azure DevOpsに接続する
外部アクションをアクションフローで使用するには、アクションビルダーを外部システムへ接続する必要があります。
- アクションフローによって実行される外部アクションは、すべて外部システムを接続したユーザーに帰属します。したがって、各外部システムに接続する場合、個人の資格情報ではなく専用のサービスアカウントを使用することが推奨されます。
- すべてのインテグレーションでは、必要なスコープへのアクセスが要求されます。ただし、外部システムへの接続を承認する前に、スコープを確認し、妥当性を検証することが重要です。
- OpenAIなどのAPIキーベースのツールの認証情報を管理する場合は、キーを安全な保管庫または認証情報マネージャーに保存することをお勧めします。
- 管理センターで、サイドバーにある「
アプリおよびインテグレーション」をクリックし、「アクション」>「アクションフロー」を選択します。 - アクションフローを新規作成するか、既存のアクションフローを編集します。
- ステップサイドバーを開きます。
- 「外部アクション」で、「Microsoft Azure DevOps」をクリックします。
- 「接続」をクリックします。
- Microsoft Azure DevOpsの指示に従って認証を行い、コネクションを完了します。
Microsoft Azure DevOpsコネクションは、安全な認証のためにOAuth 2.0を使用します。Azure DevOps組織へのアクセスを承認するために、Microsoftのサイトにリダイレクトされます。コネクタは、必要に応じてトークンの更新を自動的に処理します。
アクションフローを通じた実行を計画する操作について、認証を行うユーザーがAzure DevOps組織内で適切な権限を持っていることを確認してください。
メモ:アクションフローによって実行される外部アクションは、すべて外部システムを接続したユーザーに帰属します。したがって、各外部システムに接続する場合、個人の資格情報ではなく専用のサービスアカウントを使用することが推奨されます。
接続が完了すると、接続していることを示すインジケーター、接続したインスタンスの詳細、およびMicrosoft Azure DevOpsで利用可能なアクションが表示されます。
アクションフローでMicrosoft Azure DevOpsアクションを使用する
作業項目を作成する
「作業項目を作成」アクションを使用して、Azure DevOpsプロジェクトに作業項目を新規作成します。
このアクションには以下の入力と出力が含まれます。
| 変数 | |
|---|---|
| 入力 | 必須:Organization、Project、Work item
type、Title「Work item type」フィールドの値はプロジェクトの設定に基づいて動的に決定され、「バグ」、「タスク」、「ユーザーストーリー」、「エピック」、「機能」などのタイプやカスタムタイプが含まれる。 オプション: オプションフィールドの値は作業項目のタイプによって異なる(たとえば、「バグ」の場合は「Repro steps」、「ユーザーストーリー」の場合は「Acceptance criteria」など)。 |
| 出力 | 作業項目オブジェクト:ID、rev、work_item_type、title、description、state、assigned_to、created_date、changed_date、url、およびすべてのフィールドの詳細など。 |
作業項目を更新する
「作業項目を更新」アクションを使用して、既存の作業項目のフィールドを変更します。
このアクションには以下の入力と出力が含まれます。
| 変数 | |
|---|---|
| 入力 | 必須:Organization、Work
item IDオプション: 指定されたフィールドのみが変更され、指定しなかったフィールドの既存の値は変更されない。 プロジェクトを選択すると、そのプロジェクト固有のステータス、エリアパス、およびイテレーションパスのオプションが有効になる。 |
| 出力 | 更新された作業項目オブジェクト:ID、rev、work_item_type、title、changed_date、url、および更新されたすべてのフィールドの詳細など。 |
作業項目を参照する
「作業項目を参照する」アクションを使用して、特定の作業項目に関する詳細情報を取得します。
このアクションには以下の入力と出力が含まれます。
| 変数 | |
|---|---|
| 入力 | 必須:Organization、Work
item IDオプション: 「Expand relations」を Yesに設定すると、リンクや添付ファイルに加え、親、子、および関連する作業項目も含まれるようになる。 「Expand comments」を Yesに設定すると、すべてのコメントとディスカッションの履歴が表示される。 |
| 出力 | 作業項目オブジェクト:すべてのフィールド、およびオプションで親、子、related_work_items、添付ファイル、comments配列など。 |
作業項目にコメントを追加する
「作業項目にコメントを追加」アクションを使用して、作業項目にコメントを投稿します。
このアクションには以下の入力と出力が含まれます。
| 変数 | |
|---|---|
| 入力 | 必須:Organization、Project、Work item ID、Comment text
|
| 出力 | コメントオブジェクト:comment_id、work_item_id、text、created_by, created_date、modified_date、url、およびcomment_versionなど。 |
作業項目をリストする
「作業項目をリスト」アクションを使用して、WIQL(作業項目クエリ言語)やフィルターフィールドを用いて作業項目を検索します。
このアクションには以下の入力と出力が含まれます。
| 変数 | |
|---|---|
| 入力 | 必須:Organization、Projectオプション: 「Query」フィールドを使用して、高度なフィルタリングのためのカスタムWIQLクエリを記述することも、空白のままにして下の簡易フィルタフィールドを使用することもできる。 結果の最大数はデフォルトで50件。200件を超えることはできない。 「Sort field」には、「変更日」、「作成日」、「タイトル」、または「優先度」を指定できる。 |
| 出力 | 作業項目の結果配列:total_countおよびhas_moreページネーションフラグを含む。 |
プルリクエストを作成する
「プルリクエストを作成」アクションを使用して、Gitリポジトリにプルリクエストを新規作成します。
このアクションには以下の入力と出力が含まれます。
| 変数 | |
|---|---|
| 入力 | 必須:Organization、Project、Repository、Source branch、Target
branch、Titleオプション: ブランチ名には 複数のレビュー担当者のメールアドレスは、コンマで区切って指定する。 作業項目IDは、カンマ区切りの数値IDである必要がある。 「Is draft」をYesに設定すると、下書きのプルリクエストとして作成できる。 |
| 出力 | プルリクエストオブジェクト:pull_request_id、title、description、status、created_date、created_by、repository、source_branch、target_branch、reviewers 配列、work_item_refs 配列、url、および web_urlを含む。 |
プルリクエストを更新する
「プルリクエストを更新」アクションを使用して、既存のプルリクエストを変更します。
このアクションには以下の入力と出力が含まれます。
| 変数 | |
|---|---|
| 入力 | 必須:Organization、Project、Repository、Pull request IDオプション: 指定されたフィールドのみが変更され、 「Status」には、「アクティブ」、「完了」、または「中断」が指定可能。 「Auto complete enabled」をYesに設定すると、すべてのポリシーの条件を満たした時点で自動的にマージされる。 |
| 出力 | 更新されたプルリクエストオブジェクト:pull_request_id、title、status、merge details、last_merge_commit、closed_date、url、およびweb_urlなど。 |
プルリクエストを参照する
「プルリクエストを参照」アクションを使用して、特定のプルリクエストに関する詳細情報を取得します。
このアクションには以下の入力と出力が含まれます。
| 変数 | |
|---|---|
| 入力 | 必須:Organization、Project、Repository、Pull request IDオプション: 「Include commits」をYesに設定すると、プルリクエスト内のすべてのコミットを取得できる。 「Include work items」をYesに設定すると、リンクされたすべての作業項目を取得できる。 |
| 出力 | 詳細なプルリクエストオブジェクト:すべてのフィールド、reviewers配列、labels配列、オプションのcommitsおよびwork_item_refs配列、completion_options、url、web_urlなど。 |
プルリクエストをリストする
「プルリクエストをリスト」アクションを使用して、Gitリポジトリからプルリクエストを取得します。
このアクションには以下の入力と出力が含まれます。
| 変数 | |
|---|---|
| 入力 | 必須:Organization、Project、Repositoryオプション: 「Status」には、active、completed、abandonedが指定可能。 「Max results」の値は 1~100 の範囲(デフォルト:50)。 ページネーションに「Skip」を使用して、最初の N 件の結果をスキップする。 |
| 出力 | プルリクエストの配列:プルリクエストオブジェクトに加え、total_count および has_more フラグを含むページネーションの詳細。 |
プロジェクトを参照する
「プロジェクトを参照」アクションを使用して、特定のAzure DevOpsプロジェクトに関する詳細情報を取得します。
このアクションには以下の入力と出力が含まれます。
| 変数 | |
|---|---|
| 入力 | 必須:Organization、Projectオプション: 「Include capabilities」をYesに設定すると、バージョン管理およびプロセステンプレートの詳細を取得できる。 「Include history」をYesに設定すると、プロジェクトの変更履歴を取得できる。 |
| 出力 | プロジェクトオブジェクト:ID、名前、説明、状態、可視性、default_team、URLを含む。オプションで機能や履歴を含めることもできる。 |
プロジェクトをリストする
「プロジェクトをリスト」アクションを使用して、組織内のすべてのプロジェクトを取得できます。
このアクションには以下の入力と出力が含まれます。
| 変数 | |
|---|---|
| 入力 | 必須:Organizationオプション: 「State filter」には、All、WellFormed(アクティブなプロジェクト、デフォルト)、Deleting、または New を指定できる。 「Max results」の値は 1~100 の範囲(デフォルト:100)。 |
| 出力 | プロジェクト配列(各プロジェクトオブジェクトにid、name、description、state、visibility、urlを含む)と、total_countおよびcontinuation_token。 |
パイプラインをリストする
「パイプラインをリスト」アクションを使用して、プロジェクト内のビルドパイプラインとリリースパイプラインを取得します。
このアクションには以下の入力と出力が含まれます。
| 変数 | |
|---|---|
| 入力 | 必須:Organization、Projectオプション: 「Pipeline name」は部分一致をサポート。「Folder path」は |
| 出力 | パイプラインオブジェクト(id、name、folder、revision、url、web_urlを含む)の配列、およびtotal_countとcontinuation_token。 |
パイプラインの実行をトリガする
「パイプラインの実行をトリガ」アクションを使用して、パイプラインの実行を手動でトリガします。
このアクションには以下の入力と出力が含まれます。
| 変数 | |
|---|---|
| 入力 | 必須:Organization、Project、Pipeline
IDオプション: 「Branch」は 変数はJSONオブジェクトであること(例: |
| 出力 | 実行オブジェクト:run_id、run_number、パイプラインの詳細、state、result、created_date、finished_date、url、web_urlなど。 |
パイプラインの実行ステータスを取得する
「パイプラインの実行ステータスを取得」アクションを使用して、パイプラインの実行ステータスと詳細情報を取得します。
このアクションには以下の入力と出力が含まれます。
| 変数 | |
|---|---|
| 入力 | 必須:Organization、Project、Pipeline ID、Run ID
|
| 出力 | 詳細な実行オブジェクト:run_id、run_number、name、state、result、パイプラインの詳細、created_date、finished_dateなど。 「State」は現在のステータス(進行中、完了、キャンセル中、キャンセル済み)を示す。「Result」は結果(成功、失敗、キャンセル済みなど)を示す。 |
パイプラインの実行をリスト
「パイプラインの実行をリスト」アクションを使用して、特定のパイプラインの最近の実行を取得します。
このアクションには以下の入力と出力が含まれます。
| 変数 | |
|---|---|
| 入力 | 必須:Organization、Project、Pipeline
IDオプション: 「Result filter」には、all、succeeded、failedなどを指定可能。「Max results」の値は 1~100 の範囲(デフォルト:50)。 |
| 出力 | 実行オブジェクト(run_id、run_number、state、result、urlsを含む)の配列と、total_countおよびcontinuation_token。 |