アクションフローとは、ユーザーが定義した自動化ワークフローです。各アクションフローは、フローを開始するアクションフロートリガと、1つ以上のステップで構成されます。アクションフローは、設定されたトリガに応じて実行されるか、エージェントCopilotのオートアシストを通じてエージェントが開始することもできます。作成したアクションフローは、後で更新したり、非アクティブにしたり、削除したりすることができます。
アクションフローを管理する
アクションフローの名前と説明を編集する
アクションフローの名前と説明の編集は、アクションビルダーでステップを編集する操作とは別に行います。
- 管理センターで、サイドバーにある「
アプリおよびインテグレーション」をクリックし、「アクション」>「アクションフロー」を選択します。
- 変更を加えるアクションフローの横にあるオプションメニュー(
)をクリックし、「名前または説明を編集」を選択します。
- 変更した名前または説明を入力します。
- 「保存」をクリックします。
アクションフローをアクティブにする
新しく作成したアクションフローは、デフォルトでは非アクティブの状態です。フローを使用するには、管理者がフローをアクティブにする必要があります。
- 管理センターで、サイドバーにある「
アプリおよびインテグレーション」をクリックし、「アクション」>「アクションフロー」を選択します。
- アクティブにするアクションフローの横にあるオプションメニュー(
)をクリックし、「アクティブにする」を選択します。
アクションフローを非アクティブにする
アクションフローを削除する
アクションフローが使用されないようにするには、そのフローを非アクティブにします。ただし、同時にアクティブにできるアクションフローの数は最大で10個までに制限されており、その上限に達していると、アクションフローを作成することも再アクティブ化することもできなくなります。完了したアクションフローがある場合は、それを削除することで別のアクションフローをアクティブにできます。
- 管理センターで、サイドバーにある「
アプリおよびインテグレーション」をクリックし、「アクション」>「アクションフロー」を選択します。
- 削除するアクションフローの横にあるオプションメニューアイコン(
)をクリックし、「削除」を選択します。
- 確認画面で「確認」をクリックします。
アクションフローのステップを管理する
アクションビルダーを使用して、アクションフロー内のステップを編集および削除できます。
- 管理センターで、サイドバーにある「
アプリおよびインテグレーション」をクリックし、「アクション」>「アクションフロー」を選択します。
- ステップを管理するアクションフローの横にある「ワークフローを編集」をクリックします。
- 次のいずれかの変更を行います。
- 「保存」をクリックします。
アクションフロー内のステップを編集する
アクションビルダーでは、アクションフロー内のステップをクリックして、必要に応じてその設定を確認したり、変更したりすることができます。
- 管理センターで、サイドバーにある「
アプリおよびインテグレーション」をクリックし、「アクション」>「アクションフロー」を選択します。
- 編集するアクションフローの名前をクリックします。
- 編集するステップをクリックします。
- ステップのサイドバーを使用して、ステップの設定を変更します。
- 「保存」をクリックします。
アクションフロー内のステップを再調整する
アクションフロー内のステップを削除する
- 管理センターで、サイドバーにある「
アプリおよびインテグレーション」をクリックし、「アクション」>「アクションフロー」を選択します。
- 編集するアクションフローの名前をクリックします。
- アクションビルダーのステップ内で、オプションメニュー(
)をクリックし、「削除」を選択します。
- 確認ダイアログで、「ステップを削除」をクリックします。
アクションフローをテストする
- アクションフローをテストすると、各ステップで実際にAPIリクエストが送信されます。本番環境のデータを誤って変更しないよう、テストチケットやJira課題などのテストデータを使用してください。
- テスト中は、アクションフローのトリガに設定された条件は無視されます。
- 管理センターで、サイドバーにある「
アプリおよびインテグレーション」をクリックし、「アクション」>「アクションフロー」を選択します。
- テストするアクションフローの名前をクリックします。
- 「テスト」をクリックします。
- プロンプトが表示されたら、テストアクションフローのサイドバーでサンプル値を入力します。
アクションフロートリガからの出力はシミュレーションされるため、テスト時に指定する必要があるのは、アクションフロー内で使用する変数入力だけです。
- 「Run test」をクリックします。
- 各ステップの結果を確認します。
各ステップは「完了」または「失敗」のステータスが表示され、展開することで出力結果を確認できます。
テストは、あるステップが失敗するか、すべてのステップが正常に完了した時点で終了します。
- 「完了」をクリックするか、「再度テスト」をクリックして、他のサンプル入力でアクションフローを試してください。
アクションフローのトラブルシューティング
アクションフローのステータスがアクティブか確認する
アクションフローが期待どおりに動作しない場合、まずアクションフローがアクティブになっているか確認してください。アクションフローのステータスは、管理センターの「アクションフロー」ページのリストで確認できます。
ステップの破損を修正する
アクションフローがアクティブになっている場合、次は、すべてのステップが適切に設定されているかどうかを確認します。入力の誤りや外部サービスへの接続エラーなどで正常に動作しないステップは、アクションビルダーで赤色でハイライト表示されます。
- 管理センターで、サイドバーにある「
アプリおよびインテグレーション」をクリックし、「アクション」>「アクションフロー」を選択します。
- トラブルシューティングするアクションフローの名前をクリックします。
- 赤色でハイライト表示されているステップをクリックします。
- ステップのサイドバーで、ステップの設定の問題を解決します。
- 「保存」をクリックします。
条件付きステップ内の値の大文字と小文字を区別して確認する
条件付きステップの値は、大文字と小文字が区別されます。つまり、「Problem」と「problem」は異なる値として扱われます。
標準のZendeskフィールドでは、通常、小文字の値が使用されます。
アクションフローの名前と説明をオートアシストのプロシージャと一致させる
エージェントがオートアシストの提案を受け入れてアクションフローが開始される場合、アクションフローの名前と説明で使用されている言語は、1つ以上のオートアシストのプロシージャと十分に一致している必要があります。一致していない場合、そのアクションフローはエージェントに提案されません。
更新したアクションステップを再度追加する
オートアシストのアクションをフローに追加した後で変更した場合は、そのアクションをいったん削除し、再度追加する必要があります。アクションの出力を以降のステップで使用している場合は、アクションを変更した際に、出力を参照している箇所もあわせて更新する必要があります。
アクションフローとオートアシストアクションの名前を明確に区別する
オートアシストはアクションとアクションフローの両方を提案するため、両者の名前と説明は、オートアシストが区別できるよう十分に明確にしておく必要があります。名前が類似しすぎていると、オートアシストが誤ったアクションやアクションフローを提案してしまい、予期しない動作につながることがあります。たとえば、アクション名が「Create Jira issue」で、アクションフロー名が「Create Jira ticket」になっている場合、オートアシストがアクションとアクションフローを混同する可能性があります。
アクションフローのパフォーマンスを監視する
アクションフローの活動記録を7日間ずつ確認できます。詳しくは「インテグレーションログの確認」を参照してください。
- 管理センターで、サイドバーの「
アプリおよびインテグレーション」をクリックし、「インテグレーション」>「ログ」を選択します。
- 行をクリックすると、ログのエントリについて詳しい情報を表示できます。ログ内では、アクションフローのエントリは「アクションフロー」として製品列にラベル付けされています。アクションフローのログエントリを表示すると、以下の詳細情報を確認できます。
- workflow_name:アクションフローの名前。
- trigger:アクションフローを起動したイベントの名前。
- step_executions:成功したステップの配列(実行順)。