Zendesk for Salesforceインテグレーションは、SalesforceアカウントをZendeskアカウントにひも付けします。このインテグレーションにより、ZendeskのチケットをSalesforceの「Account」、「Contact」、「Lead」、「Opportunity」の各ページに表示できるようになります。また、SalesforceでZendeskチケットの作成や編集を行ったり、Salesforceの取引先をZendeskの組織とデータ同期させることができます。Zendesk for Salesforceインテグレーションの利点と制限については、「Guide to integration Zendesk and Salesforce」のブログ記事を参照してください。
Salesforceエディションを使用している場合は、Performance、Unlimited、Enterprise、Developerの各エディション(またはAPIアドオン付きのProfessionalエディションなど、Salesforce API権限付きの他のエディション)のZendesk for Salesforceインテグレーションを利用できます。
インテグレーションを設定するには、Zendesk Supportの管理者権限およびSalesforceの管理者権限の両方が必要です。SalesforceをAPIを通じてのみ利用しているユーザーは、インテグレーションを接続することはできません。
設定プロセスには、以下のタスクをすべて実行する必要があります。
インテグレーションの接続を解除する必要がある場合は、「インテグレーションの接続解除と再接続を行う」を参照してください。
関連情報:
Salesforceセッションの設定を確認する
インテグレーションには、Salesforceセッションの設定が、固定IPアドレスに設定されていないことが必要です。セッションの設定がロックされたままの場合、セッションの有効期限が切れるとインテグレーションとの接続が解除されます。
固定IPアドレスのSalesforceセッションを無効にするには
- Salesforceアカウントにログインします。
- 右上の歯車アイコン()をクリックし、「設定」をクリックします。
- 左側のナビゲーションウィンドウの「設定」>「セキュリティ」で「セッションの設定」を選択します。
- 「ログイン時のIPアドレスとセッションをロックする」チェックボックスが選択されていないことを確認します。
ZendeskからSalesforceへ接続する
Zendesk管理センターで、インテグレーションの場所など、インテグレーションの設定と構成を行ないます。まず、ZendeskのサンドボックスアカウントとSalesforceのサンドボックスアカウントとのインテグレーションをテストしてください。
ZendeskからSalesforceへ接続するには
- 管理センターで、サイドバーの「 アプリおよびインテグレーション」をクリックし、「インテグレーション」>「インテグレーション」を選択します。
- 「インテグレーション」ページで、「Salesforce」をクリックします。
- インテグレーションを設定するSalesforceインスタンスを選択します。「Salesforce本番環境」または「Salesforceサンドボックス」を選択します。メモ:1つのSalesforceアカウントは、1つのZendeskアカウントにしか接続できません。そのため、サンドボックスアカウントでインテグレーションをテストする場合は、インテグレーションの接続をいったん解除し、本番アカウントに再接続する必要があります。
- 「マネージドパッケージのインストール」をクリックします。これにより、Salesforceが新しいWebブラウザのタブに開きます。パッケージは、チケットビュー機能に使用されるLightningコンポーネントとVisualforceコンポーネントをインストールします。まだログインしていない場合は、Salesforceにログインするように求められます。ログインをプライベートWebブラウザウィンドウで行い、Salesforceのセッションが1つだけアクティブになっていることを確認します。メモ:「すべてのユーザーにインストール」を選択することをお勧めします。アクセスが許可されていないユーザーは、SalesforceでZendeskのチケットを閲覧することはできません。
- 「インストール」をクリックします。
- 「完了」をクリックします。
管理センターの「Salesforceインテグレーションの設定」ページに戻ります。
- 「Zendesk作成アプリの利用規約」に同意して、「接続」をクリックします。
- 「アクセスを許可しますか?」画面で「許可」をクリックします。
SalesforceでZendeskのチケットへのユーザーアクセスを設定する
ZendeskとSaleforceの接続を設定したら、Zendeskのチケットの閲覧を許可するSalesforceのユーザープロフィールを定義する必要があります。
Zendeskチケットを表示できるユーザープロフィールを選択するには
- Salesforceで、右上の歯車アイコン()をクリックし、「設定」をクリックします。
- 左側のナビゲーションウィンドウの「プラットフォームツール」で、「アプリケーション」>「接続アプリケーション」>「接続アプリケーションを管理する」の順に選択します。
- 「Salesforce Integration for Zendesk」アプリをクリックします。
- 「ポリシーを編集」をクリックします。
- 「OAuthポリシー」で、「許可されているユーザ」を「管理者が承認したユーザは事前承認済み」に設定し、「保存」をクリックします。この設定は入力必須です。
- 「接続アプリケーションを管理する」ページに戻り、「Salesforce Integration for Zendesk」アプリをクリックします。
- 「プロファイル」で、「プロファイルを管理する」を選択します。
- Zendeskのチケットを表示できるSalesforceのユーザープロファイルを選択します。「システム管理者」プロファイルは必ず選択する必要があります。選択されていないユーザープロフィールは、Zendeskチケットを表示できません。
- 「保存」をクリックします。
以上で設定を完了しました。引き続き、次の設定を行います。
インテグレーションの接続解除と再接続を行う
Zendesk for Salesforceインテグレーションは、管理センターで接続を解除できます。接続を解除しても、再度設定を行う場合は、設定内容は保持されます。インテグレーションを再接続する場合は、同期を有効にして、Salesforceトリガを再度アクティブにする必要があります。
- 管理センターで、サイドバーの「 アプリおよびインテグレーション」をクリックし、「インテグレーション」>「インテグレーション」を選択します。
- 「インテグレーション」ページで、「Salesforce」をクリックします。
- 右上の「切断」をクリックします。切断を確認するメッセージが表示されます。
インテグレーションを再接続するには
- 管理センターで、サイドバーの「 アプリおよびインテグレーション」をクリックし、「インテグレーション」>「インテグレーション」を選択します。
- 「インテグレーション」ページで、「Salesforce」をクリックします。
- 「接続」をクリックします。
- 「Salesforceインテグレーションの設定」で、「接続」をクリックします。
- 次の同期設定を再度有効にします。
- Salesforceトリガを再びアクティブにします。