チケット、ユーザー、組織、またはカスタムオブジェクト用に新しいドロップダウンフィールドまたはマルチセレクトフィールドを作成する場合、含めるフィールド値が多数になることがあります。たとえば、エージェントがソフトウェアのバージョンや製品の種類を選択できる新しいフィールドには、数百もの選択肢が含まれることがあります。フィールド値を1つずつ手動で追加するのではなく、一括インポートで多数のフィールド値を追加できます。また、カスタムドロップダウンおよびマルチセレクトフィールドと値をエクスポートして、アーカイブしたり、他のアプリケーションで使用することもできます。
値のインポートは、新しいドロップダウンフィールドまたはマルチセレクトフィールドの作成中にのみ可能です。既存のフィールドに値をインポートすることはできません。
フィールド値のCSVファイルを作成する
カスタムドロップダウンフィールドおよびマルチセレクトフィールドに値をインポートするには、まず、追加したい値を含むCSV(カンマ区切り値)ファイルを作成する必要があります。CSVファイルのテンプレートをダウンロードし、独自のフィールド値を追加して使用することもできます。以下の例を参照してください。
フィールド | 説明 |
---|---|
value | (必須)チケット、ユーザー、組織、カスタムオブジェクトのドロップダウンフィールドまたはマルチセレクトフィールドに表示される値。 |
tag | (推奨)フィールド値に関連付けられたタグ。タグはチケットのプロパティとして使用され、トリガや他のビジネスルールでも使用できます。 |
default | (チケットフィールドのみに必須)ドロップダウンフィールドまたはマルチセレクトフィールドのデフォルト値を指定します。trueを使用して、デフォルト値を指定します。それ以外の値には、すべてfalseを使用します。 |
インポートするフィールド値のリストを作成するときには、他のシステムからこの値のリストを生成します。これらのシステムの多くは、データをCSVファイルにエクスポートする機能を備えています。このリストをいちから作成する必要がある場合は、Microsoft ExcelやGoogleシートなどを使用します。
このファイルは、適切なCSV形式であること、UTF-8エンコーディングを使用して保存されていることが必要です。実際にサポートされる値の数はフィールドの種類によって異なりますが、インポートCSVデータファイルには最大3,500行のデータ(ヘッダーが1行、残りがフィールド値)を含めることができます。
フィールド値のCSVファイルを新しいカスタムフィールドにインポートする
CSVファイルを作成したら、これらの値を新しいドロップダウンフィールドまたはマルチセレクトフィールドにインポートできます。既存のドロップダウンフィールドおよびマルチセレクトフィールドにCSVファイルをアップロードすることはできません。
- 管理センターで、以下のように、新しいカスタムドロップダウンフィールドまたはマルチセレクトフィールドを追加する適切な場所に移動します。
- 「フィールドを追加」をクリックし、「ドロップダウン」または「マルチセレクト」を選択します。
- 「フィールドの値」で、「CSVをアップロード」をクリックします。
- 「ファイルを選択」をクリックし、インポートするCSVファイルを開いて、「アップロード」をクリックします。または、インポートしたいファイルをドラッグ&ドロップすることもできます。
- CSVファイルが正常にアップロードされると、フィールドの値が新しいデータで更新されます。
- 新しいフィールドに関する情報の追加を完了したら、変更内容を保存します。
カスタムロップダウンフィールドおよびマルチセレクトフィールドのフィールドと値をエクスポートする
チケット、ユーザー、組織、またはカスタムオブジェクトのカスタムフィールドとフィールド値のリストが拡大するにつれて、カスタムフィールドと値をCSVファイルにエクスポートすると役立つことがあります。たとえば、CSVファイルをチェックリストとして使用して、チケットに最新の製品タイプやソフトウェアバージョンが使用可能かどうかを確認することができます。
- カスタムフィールドのリストに移動します。
- カスタムフィールドのリストからドロップダウンフィールドまたはマルチセレクトフィールドの名前をクリックします。
- チケットの「フィールド値」行の右端にある「CSVをダウンロード」をクリックして、CSV形式の値のリストをエクスポートします。
以下の例を参照してください。
カスタムチケット、ユーザー、組織のフィールドのリストをエクスポートするには
- カスタムフィールドのリストに移動します。
- (オプション)リストをフィルターしたり並べ替えたり、表示する列を変更したりします。これにより、エクスポートされたCSVファイルに含まれる内容が変更されます。
- ページ上部にある「アクション」をクリックし、「CSVをダウンロード」を選択して、チケットフィールドのリストをCSV形式でエクスポートします。
デフォルトでは、エクスポートされたファイルには、各チケットフィールドの表示名、タイプ、フィールドID、更新日、およびタグの情報が含まれます。以下はその例です。
このファイルは、テキストエディターや、Microsoft ExcelやGoogleシートなどのスプレッドシートアプリケーションで開いて、編集することができます。