Suite Professional、Enterprise、およびEnterprise Plus

この記事では、「データセンターの場所」アドオンについて説明します。このアドオンを使用すると、お客様のサービスデータの一部を保管する地域を選択できます。

本記事で使用されているかぎ括弧(「」)付きのすべての用語は、記事内で定義されていないかぎり、Zendeskのメインサービス契約に定める意味を有するものとします。

この記事では、次のトピックについて説明します。

  • 「データセンターの場所」アドオンの概要
  • 「データセンターの場所」の利用資格要件
  • 対象となる機能
  • 利用できるデータホスティングの場所
  • 「データセンターの場所」の確認
  • 「データセンターの場所」アドオンのアクティブ化
  • 「データセンターの場所」アドオンがアクティブになっていない場合
  • アカウントの移動
  • データの処理
  • Zendesk以外の第三者サービス

「データセンターの場所」アドオンの概要

Zendeskにとって、優れたカスタマーエクスペリエンスを提供することには重要な価値があり、データのプライバシー、安全性、セキュリティを維持することも同様です。Zendeskは、企業がデータを特定の国や地域に保管する必要があることを認識しており、その対応策を提供しています。このことは、EUにおける一般データ保護規則(GDPR)、カリフォルニア州の消費者プライバシー法(CCPA)、オーストラリアのプライバシー法(APA)など、地域のデータ保護規制に関連するニーズがある企業にとっては特に重要です。

Zendeskが提供するデータセンターの場所アドオンを利用することで、カスタマーは自社のコンプライアンス要件に合った地域のデータセンターホスティングの場所を選択することができます。

アクティブ化された「データセンターの場所」は、地域データのホスティングポリシーに記載されている一部の例外を除き、契約者が選択した場所でデータをホスティングするオプションを提供します。

「データセンターの場所」の利用資格要件

Zendesk Suite Professional以上のプランでは、「データセンターの場所」アドオンを無料でご利用いただけます。Support Suite EnterpriseやSupport Enterpriseなどの旧バージョンのプランをご利用のお客様は、「データセンターの場所」アドオンを別途ご購入いただくか、これが含まれる最新のZendesk Suite製品に移行することができます。

対象となる機能

「データセンターの場所」機能の対象となるZendeskの機能の全体像および例外については、「地域データのホスティングポリシー」を参照してください。このポリシーに記載されている例外を除き、「データセンターの場所」アドオンとそれに応じたデータホスティング場所に関する約束事項は、Zendesk Support、Chat、Guide、Gather、Explore、Talk、Zendesk WFM (Tymeshift)(以下、総称して「対象となる機能」)に適用されます。

このポリシーには、「データセンターの場所」アドオンに関するZendeskの約束事項についての重要な情報が含まれているため、よくご確認ください。

「データセンターの場所」アドオンを購入し、地域を選択された後は、この記事に記載されている範囲内で、選択した地域以外で「契約者」の「サービスデータ」がホストされる可能性があります。それ以外にも、「サービスデータ」は、「サービス」提供のための正当な必要性がある場合において、または本記事、「Zendeskメインサービス契約」および「プライバシーに関するお知らせ」の記載事項にしたがって、選択した場所以外の国または地域で処理されることがあります。

利用できるデータホスティングの場所

「データセンターの場所」アドオンを使用すると、契約者はデータをホストする場所を次の地域内から選択できます。

  • 米国
  • 欧州経済領域(EEA)
  • 英国(UK)
  • 日本(JP)
  • オーストラリア(AU)

最新の情報は、「Zendeskサービスデータのホスティング先」をご覧ください「対象となる機能」の「サービスデータ」をホストできるのは、一か所のみです。

「データセンターの場所」の確認

「データセンターの場所」は、管理センターのホームページの一番下にあります。詳しくは「管理センターのホームでアカウント情報を見る」を参照してください。

「データセンターの場所」アドオンのアクティブ化

Zendesk Suiteプランをご利用の場合、「データセンターの場所」機能は含まれていますが、自動的にアクティブにはなりません。この機能を有効にし、正しいデータセンターの場所へのアカウントの移行を開始するには、アカウント担当者またはZendeskカスタマーサポートにお問い合わせください。

「データセンターの場所」をアドオンとして直接購入する場合、地域の選択は購入時に行います。

「データセンターの場所」アドオンがアクティブになっていない場合

需要のバランスをとり、パフォーマンスを向上させ、最良のサービスを提供するために、当社は、「データセンターの場所」アドオンをお持ちでない、またはアクティブ化していないお客様のアカウントデータを、予告なく地域間で移動することがあります。「データセンターの場所」アドオンを購入してアクティブ化しているアカウントの場合、地域間の移動は選択した地域内にとどまります。

アカウントの移動

契約者が「データセンターの場所」アドオンの購入日および希望する地域の選択前に「対象となる機能」に関する既存アカウントを所有していた場合、Zendeskは、地域データホスティングポリシーに基づき、その既存のサービスデータを、選択された場所に移行する必要が生じるかもしれません。この移行を実行するために、Zendeskは、関連するすべての「サービスデータ」が、選択された場所に正常に移行されたことを確認する目的で、契約者の「サービスデータ」のコピーを作成します。移行プロセスが完了し確認された後、「Zendeskサービスデータ削除ポリシー」に基づいて、以前の場所にある契約者の「サービスデータ」のコピーの削除が開始されます。 

データの処理

「サービスデータ」(「対象となる機能」内の「サービスデータ」を含む)は、他の地域、国および区域にある「Zendeskグループ」のメンバーまたはその認定を受けたサードパーティのサービスプロバイダによって処理されることがあります。「サービスデータ」の処理は、該当する「サービス」を提供するために必要に応じて実行され、Zendeskグループのすべてのメンバーおよびサードパーティのサービスプロバイダは、その処理の対象となる「サービスデータ」を保護するための厳格な技術的措置および組織的措置を遵守する必要があります。Zendeskグループのメンバーまたはその認定を受けたサードパーティのサービスプロバイダによるサービスデータの処理には、他の地域、国、および地域における一定期間の保管(当該処理の目的に附帯するもの)が含まれる場合があります。

Zendesk以外の第三者サービス

「Zendesk以外の第三者サービス」との統合またはそれらのサービスの有効化を選択した場合、「サービスデータ」は、アプリやその他のインテグレーションを通じて「Zendeskサービス」と統合するサードパーティを含む「Zendesk以外の第三者サービス」と共有される可能性があります。これには、「Zendeskマーケットプレイス」や「Zendeskサービス」の「エージェントインターフェイス」を通じて提供されているアプリも含まれます。このような「Zendesk以外の第三者サービス」によってホストまたは処理される「サービスデータ」は、「データセンターの場所」アドオンの適用範囲外となります。

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