Exploreでは、データはレポートで計算されます。この記事では、レポートとは何か、どのように構成されているか、Exploreでのレポートの操作方法など、レポートについて説明します。また、レポートの操作関連の詳しい情報を提供するリソースも紹介します。
この記事では、次のトピックについて説明します。
レポートとは
レポートとは、Zendeskアカウントに格納されている情報について尋ねる質問のことです。たとえば、「今月のチケットのうち、優先度が緊急のものは何パーセントか?」 あるいは「今月、もっとも多くチケットを解決したエージェントは誰か?」などと質問することができます。
レポートはレポートビルダーで作成します。レポートビルダーの操作について詳しくは、「Exploreインターフェイスの使い方」を参照してください。
レポートはレポートライブラリに保存されます。左側のサイドバーのアイコン()をクリックすることで、いつでもレポートライブラリを開くことができます。
レポートとデータセットとの関係
レポートを作成する前に、レポートするビジネス情報を含むデータソースを定義する必要があります。Exploreでは、これらのデータソースをデータセットと呼びます。これらのデータセットにより、サポートなど他のZendesk製品に関する情報にアクセスすることができます。
レポートを作成するたびに、必要なデータセットを選択するように求められます。通常は、レポートを実行する製品のデータセットをそのまま使用します。熟練したユーザーの場合、テストやカスタマイズの目的でデータセットを新たに作成することがあります。
データセットについて詳しくは、「Exploreデータセットの概要」を参照してください。レポートの構成
一般的なレポートには次の要素が含まれます。
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メトリック:測定したい対象を表す定量的データ。レポートには必ず少なくとも1つのメトリックが含まれている必要があります。例:チケット数、更新回数、コメント数など。
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属性:属性の値によって定義されたグループにメトリックを「スライス」する定性的データ。例:日付、ユーザーグループ、タグなど。
たとえば、「担当者名」という属性は、Zendesk Support担当者の名前を値としてリストします。「チケット」のメトリックと「担当者名」の属性を含んだレポートは、各担当者のチケット数を表示します。
レポートビルダーでは、「メトリック」パネルにメトリックが追加されます。属性は、「列」、「行」、「分解」、「フィルター」の各パネルに追加できます。
メトリックと属性の詳細については、「レポートへのメトリックと属性の追加」を参照してください。既定のExploreレポート
Exploreには、Zendesk製品データのレポートをより迅速に作成できるように、そのまま使えるレポートがいくつか用意されています。初めてExploreを開くと、以下のタイプの既定のレポートがデフォルトのデータセット内に見つかります。
サンプルのレポート
サンプルレポートは、データセットで利用可能なデータを示し、初めてカスタムレポートを作成するときのベースにすることができます。これらのレポートは、必要に応じて編集したり、複製したりできます。
サンプルレポートは、タイトルに付けられた[サンプル]というラベルで見分けることができます。デフォルトのダッシュボードレポート
デフォルトのダッシュボードレポートは、既定のダッシュボードのいずれかが複製されると、システムによって作成されます。複製したダッシュボードをカスタマイズするには、これらのレポートを編集するか、不要になったレポートを削除します。
デフォルトのレポートは、タイトルに付けられた[デフォルト]というラベルで見分けることができます。レポート関連のリソース
レポートに関する基本的な知識を得たところで、次のセクションの記事でさらに詳しく見てみましょう。