国や地域によっては、Zendeskも含め、情報をどのように第三者と共有するのかをエンドユーザーに通知することが求められる場合があります。プライバシーポリシーの公開は有用ですが、Zendeskの多くのお客様が追加の通知や同意書を導入しています。Zendeskでは、コンプライアンスの目標を達成できるよう、いくつかのオプションを提供しています。
Webベースの会話ウィジェットであるWeb Widget、Web Widget(従来版)、Sunshine ConversationsのWeb Messengerを設定することで、カスタマーにプライバシーに関する情報を通知することができます。
この記事では、チャットの開始時にカスタマー向けの情報を通知する方法として、以下の方法をご紹介します。
Cookieバナーを追加する
- 「このWebサイトはCookieを使用しています...」
以下も同様の例です。
- 「...当サイトのご利用に関するお客様の情報を、当社のプライバシーポリシーに従って、アナリティクスパートナーと共有します。」
このポップアップバナーにより、カスタマーが同意するまで、ウィジェットを非表示にするように設定できます。
Cookieバナーで、「同意しない」を選択肢として提供したい場合(カスタマーが同意しない限りウィジェットが表示されない)、Cookieの同意機能でこれを実現することができます。
- Web Widgetの場合、詳細については「Web Widget API:Set cookies」を参照してください。
- Web Widget(従来版):詳しくは「Web Widget (Classic) API: Set Cookies」を参照してください。
- Sunshine ConversationsのWeb Messenger:詳しくは「Sunshine Conversations Web Messenger API:Set cookies」を参照してください。
Zendeskのブランド設定を活用する
Zendeskのウィジェットには、デフォルトでZendeskのブランド設定が含まれています。多くのカスタマーが、アカウントで許可されている場合、このロゴを削除してウィジェットを「ホワイトラベル」化することを選択しますが、これをそのままにしておくと、ウィジェットの機能がサードパーティから提供されているという注意がエンドユーザーに送られます。
- Web Widget:詳しくは「ウィジェットフレームの設定」の記事を参照してください。
- Web Widget(従来版):詳しくは「Web Widget(従来版)のコンポーネントの設定」を参照してください。
- Sunshine ConversationsのWeb Messenger:詳しくは「Web Messenger: Business profile」を参照してください。
最初のメッセージに通知を含める
Web Widgetでは、以下のことが可能です。
- デフォルのメッセージ(Web Widgetから送信される最初のメッセージ)を更新して、プライバシーポリシーを説明する。この方法により、ユーザーがチャットを続行しない場合、会話ログは記録されません。
- プリチャットフォームを設定し、すべての訪問者にプライバシーポリシーを通知するメッセージを送信する。
- コンシェルジュまたはチャットバッジを設定し、すべての訪問者にプライバシーポリシーを通知するメッセージを送信する。
- 返信として、プライバシーポリシーについて説明した最初のメッセージを送る。
- プリチャットキャプチャーを含め、メッセージを設定し、すべての訪問者にプライバシーポリシーを通知するメッセージを送信する。
- Cookieボットと接続する。
同意を拒否できる選択肢のあるボットを作成する(Web Widgetのみ)
ボットビルダーを使用して、すべての訪問者にプライバシーポリシー規約を通知する会話ボットを作成することができます。ユーザーの同意が得られない場合、その会話をエージェントに転送しないようにボットビルダーを設定します(その後、会話ログが保存される)。
管理者は、転送ステップの前にメッセージを挿入し、会話がエージェントに転送されることをエンドユーザーに通知し、プライバシーポリシー規約を知らせることができます。